なんでも楽しきゃいいのだ

 

かれこれ、20年くらい前

ミシンの押し売りが来た。今時、新聞の勧誘だって来ないのに。

そのとき、たまたま俺は暇だった。

 

押し売りに来たオジサンは、そうだなぁ、60代とかだったかな。

もしかしたら、自分が若かったから、オジサンに見えただけで

今の俺くらいだったかもしれないな

 

そのオジサンを家にあげて(今なら 家の中には入れたりしないな)

ミシンのデモンストレーションを見せてもらった。

興味があるわけでもないわけでもない 暇つぶしだった。

 

そのデモンストレーションが B型の俺に刺さった。

オッサンが面白いくらいにミシンを操って 次々といろんな

縫い方をしていく。いとも簡単に。

 

そのミシン、学校で子どもたちにも簡単に使えるという代物だった。

 

いくらだったっけかな。10万ぐらいしたと思う。

 

すっかり 虜になった俺は、買ってしまった。

 

だって、そんなオッサンができるんだから俺にだって

できるに違いないと信じて。

 

ミシンは、女子のものだと思ってたからね。

 

そのミシンが来てから、三日坊主にもならず

今の今まで、定期的に趣味のひとつとしてミシンを使っている。

 

これまで、沢山のものを作ってみたけれど

どれも、これも、我流だから、型紙もほぼなければ、決まりがない。

金をとれるほどの完璧さはもともと持ってないから

どれもこれも、自分が欲しいものや、人にあげるものばかり。

 

こんなのできるかなぁ~と言われたもので、自分の中で

これはできる!と思ったものは、やってのけるけど

服とかは憧れはあるけれど作れない。型紙苦手だからなぁ

 

Tシャツ大好きな俺は、デザインがもったいないから

ボロボロになって着れなくなったものをロゴだけ切り抜いて取っておいた。

それを組み合わせて、ベッドカバーを作った。

世界にひとつの ベッドカバーだ。

 

そして、サーフボードケースも作った。

 

 これは、昔の彼女がサーファーだったから

俺の着れなくなったTシャツと彼女の着れなくなったTシャツを組み合わせて

作った。海に出るたびに、これ、どこで買ったんですか?とやたらに

聞かれたものだ。これも世界にひとつ。

もう 捨てちゃったかな。

 

ミシン男子の俺は、ミシンの使い方を忘れたりしないように

定期的にミシンを操作する目的で、何かを作る。

そして、頼まれてもいないのに、沢山同じものを作って

やたらにあげまくる。友達レベルから、ご近所の仲良しのショップの

お姉ちゃんお兄さん、おばさん、おじさんなどなど・・・・。

特別プロほど 上手いわけじゃないから、下手だねって言われても仕方ない。

そんなのは気にしない。あげるといって いらない っていわれても

傷ついたりしない。だった勝手にあげるんだから。

 

目的は、もらってくれたらラッキー さらに喜んでくれたらラッキー。

そして、一期一会の縁だとしても、この先、あ、これ、あの人にもらったなって

思い出してくれたらhappyじゃんね。

俺が、家にある布を使って、好き勝手に作品を作って ラッピングをして

ちょっとお店で売ってる風に仕上げてばらまくのが楽しい。

 

これまで、皆々様には、コロナ激しいときは、マスクケースをつくって

ばらまき、もろもろの小物をつくったもんだ。

 

今は、メガネケースを大量に作成中。

メガネしてない人は、ペンケースとかでもいいしね。

 

ほしい人に あげたいっす。