橋下さんにも
大阪都構想にも注目して来た。


一つには保守的な高齢者の
反対は強いとは思っていたが
やはり60代以上の反対が多かった。

この状況はこれから
イノベーションを起こそうとする
地方再生にはつきまとう結果
かも知れない。

もう自分の人生
これから余計な事は変えたくない
という高齢者が投票率の多くを占める
となるとこれからの世代は
どうなるものか。

期日前投票が多かった時から
期日前投票にはなかなか
若者は行かないから
高い投票率は高齢者では
とも感じていた。

橋下さんは
この7年半の政治家人生
流石なプロデュースだったのは

「仮想敵の設定」

だった事に尽きるのでは
ないだろうか。

これは小泉元総理にも通ずる
常な何かをぶっ壊すという
仮想敵に向かう姿を国民に
見せる事により
世論を味方につけていく
天才的手法。

実はタレント弁護士時代から
隣の弁護士や生放送など
常に仮想敵国を作り
そこに噛み付いていく姿を見せるのが
上手だった。

それが最後の最後に
橋下さんが最も得意とする
「世に問う」形に持ち込んだ
にも拘らず負けた。

様々な角度から
大阪都構想や今回の接戦は
語られていくだろうが

プロデューサー目線で見た
橋下さん唯一のミスを
書き残しておきたい。

僕から見た橋下さんの敗因は

「負けたら引退」

を選挙中に公言した事である
と感じている。

「負けたら引退」

のフレーズを聞いた日から
気になっていたのは

日本人は2択に迫られた時
負ける姿を選ぶ習性が
あるのではないだろうか
という事だ。

昔テレビの生放送で
テレゴングという手法があり

例えばバラエティ番組生放送で
芸人の頭の上に熱湯や粉が入った
バケツがあり

視聴者にこの罰ゲーム
やるか?やらないか?
と問い電話で2択に答えるのが
テレゴングだったのだが

橋下さん流に言えば
2万%おとしめられる結果を
選択するんだなぁという事を
当時経験していた。

なので
「負けたら引退」
と言ってしまうと
負けた姿が見たいという
選択に寄ってしまうのでは
ないだろうかと感じていた。

多分橋下さんとしては
「負けたら引退」
と言うと橋下さんを
負けさせられないと言う
大阪市民が味方につくと
予想した演出だったのでは
ないだろうか。

2択は必ずネガな事を選ぶ

という特性は働いた気がする。

熱湯や粉を自分の力で
被らせなかったぞと思うより
自分の力も加味して
熱湯や粉を被らせた!という
ヴィジュアルを見たいと思わせる
事が強いせいかも知れない。

真っ二つの中の僅差の戦い。
「負けたら引退」を言わず
やっていたらどうだったのだろうか。

とりあえず
橋下さんの大阪都構想は
一旦終焉を見た。

橋下さんは任期を全うしたら
政界引退を発表。

お疲れ様でした。

昨日Twitterにも書いたが

僕は橋下さん
フジテレビ「グッディ」などの
ニュースショーの司会を観てみたい。

さらに橋下さん司会で堀江さんが
あえてフジテレビでコメンテイター
はどうだろうか。
今のフジテレビを救う
結果になりそうな気がするのだが…。

おちまさと

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