日ハムの大谷さん。
野球に興味のない人には
ピンと来ないかも知れないが
簡単に言えば
プロ野球ではあり得なかった
ピッチャーもバッターもやる二刀流。

一般人的に言えば
理系かつ文系みたいな。

医者もやり絵も天才という
ダ・ヴィンチや手塚治虫か。

高校野球までは
ピッチャーでホームランバッターは
多いがプロ野球ともなると
どちらかを選び集中する
というのが常識とされて来た。

しかし大谷さんは
その既成概念をぶち壊した。
少なくとも今年は。

なぜピッチャーに専念した方がいい
という常識になったかと言えば
ピッチャーが
バッターにも集中すれば
怪我の可能性が高くなる
という事もある。

それはとてもよくわかる。

だからこそ
皆どちらかを選び
多くの人は大谷さんに
どちらかを選んだ方がいいという。

メジャーもマネーボールとしては
データ上同じ事を言うのだろう。

そして大谷さんもメジャーに
行く時はどちらかを選ぶのかも
知れない。

しかし
今年ピッチャーで10勝
バッターでホームラン10本を打ち
さらには
クライマックスシリーズでも勝った。

パラダイムシフトという言葉がある。

その時代や分野において
当然のことと
考えられていた認識や思想
社会全体の価値観などが
革命的にもしくは劇的に変化すること
である。

これは物理学や化学などで
起きる事が多い。

大谷さんはまさに
Mr.パラダイムシフトである。

もしかしたら
野球の概念を変えるかも知れない。

10年後のプロ野球を
イメージしてみよう。

どの球団もピッチャーは
クリーンアップを打つバッターも務め
コンパクトな少人数の野球に
なっているかも知れない。

大谷さんが変わってるのではなく
プロ野球の仕組み自体を
変えてしまう可能性はゼロではない。

ピッチャーは翌日はライトを守り
基本9人でその中の4人のピッチャーが
中4日5日で回していく。

もしくは
全員が投げて打つタイプ。

だから
試合は基本いつも同じメンバー。

だって他のスポーツは
基本同じメンバーではないか。

そうすれば
球団経営側もコストカットになり
今よりも低予算で費用対効果を
上げる事ができる。

SMAPは同じメンバーで
東京ドームを連日埋める。

プロ野球も基本同じメンバーで
東京ドームを埋める世界に変貌する。
なんて日が来たら
それはそれでおもしろそうだ。

そういうスポーツになればなったで
今の楽しみとは変わるかもだが
全球団同じ条件なので
戦いの拮抗や興奮度は
高まるかも知れない。

果たして10年後
プロ野球は一体
どうなっているのか。

大谷さんのパラダイムシフトは
少なからず未来のプロ野球に
影響を与えるのではないだろうか。

今やイノベーションの時代。

この間までmixiと言い
気づけばLINEを使ってるように
時代変化はアグレッシブに起きる。

投げて打つ。

日ハム大谷さんがやってしまった
パラダイムシフトは
そういうプロ野球の未来を
がらりとイノベーションしてしまう
かも知れない偉業なのである。

おちまさと

僕は打って投げて凄いのが
ゴロゴロいる少数精鋭プロ野球も
未来形であり嫌いじゃない。

大谷さんには
メジャーでも貫いていただき
メジャーのベースボールの概念までも
変えて欲しいとか勝手な夢。

パラダイムシフトは
どの世界でも突如起きて
その変化に乗れる人間だけが
生き残れる。

しかし
相撲の逸ノ城ってのも
もっと凄くなりそうだが
未来、進撃の巨人みたいなのが
現れたら永遠に全勝優勝で
そうなったらルール変えるだろう。

そういう枠外の人が現れたら
やっぱり人間仕組みを
変えるんだから
変えないって訳ではないはず。

まぁ進撃の巨人は
勝った後相手力士
食っちゃうからなぁ。

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