娘はとにかく
事あるごとに

「これをこう持って。
そうそうそう。できるねー。
パパできるねー」

昭和のディレクターの様に
今一腹落ちしない一方的な褒め方
と共に教えて来る。笑

何が言いたいかと言うと
娘を見ていて気づいたのは

子供は教えられるも好きだが
誰かに何かを教える事も
相当好きだなという事だった。

そんな中
先日Yahoo!ニュースで見たのだが
九州大の研究チームが実験により
1歳半の時点で子供は
相手の認識を推し量る能力を備え
自発的に情報を提供している事を
初めて解明したという。

要は1歳半から
子供は「教えたがり」という事だ。

この研究結果が
何をもたらすかと言うと
従来子供は教えられたがりという
概念だけで教育が語られて来たが

教えたがりという側面が
あるのであれば
その力を使った新たな教育法も
生まれるかも知れない。

「新しい子ども観を示すことで
教育活動にも影響を与えるだろう」

と九州大研究チームは
コメントしている。

教えたがりのパワーを
合気道の様に押されるままに使い
教えられるシチュエーションを
作りながら
実は子供に教育をしている
という事は今でも多い。

娘と2人で飛行機に乗り
娘が「シートベルト締めた?」
みたいに教えて来た時は
いつもチャンス!と思う。

どうやんだっけ?

とアホなフリをすると

「だーかーら、パパ、飛行機はね

と教えて来る。

これをやる事で
今度は着陸態勢に入った時
パパの席から離れなかったりした時

さっき教えてくれたの何だっけ?

というとさっき自分が教えた手前
自分の席に着きベルトをする。

多分飛行機はベルトをするんだ
と教えられる事も時には
嫌いではないだろうが

教えたがり力を
上手く使う事で今までの倍
親子や先生と生徒など
お互い効率良くなるかも知れない。

子供の教えたがりという力。

使わない事はないのでは
ないだろうか。

おちまさと

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