映画「思い出のマーニー」を
娘と観て来た。

最高だった。

「グッドウィルハンティング」以来
心が震えた。

主人公杏奈と自分のフィット感は
何年かに一度あるかないかの
ど真ん中中のど真ん中。

例えばTシャツだってデニムだって
完全にしっくり来るサイズはなく
多少は微妙なズレを感じながら
着ていたりして

その中で何年かに一度ズバ抜けた
フィット感と出会うもんだが

「思い出のマーニー」の
杏奈は境遇は全く違えど
性格的にドンズバの自分そのもの。

そして内容も自分の好きな
どストライク作品。

4歳娘はもちろんストーリー全ては
理解できないが
ポップコーンの手を止めさせて
観させるジブリの絵力。

ジブリ
宮崎駿さん引退しても
すげーなー。

ジブリの絵の凄みって
何か運んで来てその一つが
落ちそうになって慌てて手で拾うとか
そういう細やかなカットを
手描きアニメで忘れずにやる御家芸。

何年かぶりに
思わずパンフレットを買った。

その中で
三浦しをんさんが書いていたが
この作品の感動って
懐古でも郷愁でもないんだよね。
そういうレベルでない
ある種の解放かなぁ。

村上春樹作品の
読後感にも似てるかなぁ。

思えば両作一人っ子の共通点。

予告編で使われている
杏奈のナレーション。

「この世には目に見えない魔法の輪がある。輪には内側と外側があって、私は外側の人間。でもそんなのはどうでもいいの。私は、私が嫌い。」

自分は自分が嫌いではないが
いい台詞だなぁ。
自分は自分が好きだし嫌いかな。

今回名台詞大量生産。

好きなジブリ作品
数々あるが
個人的には上位ランキング。

もう一度観たい。

娘は僕が映画を観ながら
嗚咽して泣くのを
知っているので
それっぽいシーンになると小声で
「パパ!泣いちゃダメよ!」
と繰り返す。笑

パパが泣くの
何かやなんだろうねー。

わかる。その気持ち。

全く関係ないシーンでも
「パパ!泣いちゃダメよ!」
だからダメよダメダメと小声で答えると
「やめてー」笑

泣いてないよと目を見開いて
その都度見せていたが

終盤は目の幅でアニメみたいに
泣きながら
「泣いてないよ~」
と目を見開いて見せていた。

娘は他の映画の時に予告編で観て
杏奈と言う名前を知っていたので

「アンナだからエルサのドレスで行く」

となぜかエルサドレス。

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そんな娘も映画終了後
すっかりアナからアンナへ。

そんなもんです。

細かく言えば娘は
エルサからマーニーへ
という感じか。

娘はアナや杏奈ではなく
エルサやマーニーに惹かれるみたい。

ま、単純にドレスかなぁ。

「思い出のマーニー」
無防備に観る事をおすすめする。

次回は一人で観に行こう。

おちまさと

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