1971年10月
僕が5歳の時に
第1シリーズが始まった
ルパン三世。

5月で4歳になる娘に観せてるが
自分も5歳で観てたのか。

好きな理由のひとつとして
意外にアナログな点がある。

もちろん時代背景もあるが

札束や宝石そのものを
いかにして盗み出し

そこには常に
その札束や宝石を運び出す
まさにその重みをどう解決するかが
つきまとっているところが
とてもアナログで
好きな理由のひとつでもあり

毎回ストーリーを盛り上げる
醍醐味でもある。

バキュームカーで宝石店に乗り込み
ホースでジュエリーを吸い込む画が
たまらなく好きだった。
アナログでいいよなぁ。

結局ルパン三世や
これまでのハリウッドにおける
銀行強盗やカジノ強盗を題材にした
映画も多かれ少なかれ
盗み出した後のアナログな
重力との戦いがある。

さらには
侵入するまでの
塀を乗り越える技術や
金庫破りの才能
チームの連携プレイ
赤外線センサーを掻い潜る運動神経
など全て盛り上げる要素は
意外にも全ては
アナログな事ばかりである。

ミッションインポッシブルの
トムクルーズの
ドバイのビル登りもアナログだ。

さて
今話題の電子マネーの件だ。

とはいえ
ルパン三世もコナンと
コラボする時代。

今を取り入れて行くしかない
となった場合

ルパン次元五右衛門峰不二子が
その企業とは遠く離れた
ホテルの一室で
それぞれのPCに向かい
ある電子マネーを扱う企業に
ハッキングし

「よし!400億ゲット!」

などとやっている姿では
脚本家の立場から言えば
7分ぐらいしか尺が持たない。

やはりデジタルな銀行強盗話は
映画やドラマのストーリーとしては
成立しない世界なのである。

強奪される金額は増えても
電子マネー上の話であり
何の醍醐味もない。

ルパン三世
レギュラーテレビシリーズならば30分
スペシャルならば2時間
映画なら2時間ちょっと
相手が電子マネーだと
どちらにせよ作れないねー。

でも今はそんな時代が
来てしまったのかも知れない。

「ルパン三世VS電子マネー」

ま、たまには7分で終わって
残りは過去の名場面も
今っぽくていいかも知れない。

ルパンも効率を考える男だから
電子マネー狙うはず。

オーシャンズ20ぐらいは
コンピュータールームの
静かな話になりそう。

それじゃつまんない。

やはり銀行強盗系は
アナログでないと。

果たして
これからのルパン
これからのオーシャンズ11
これからの
銀行強盗系エンターテイメントは
どこへ行く。

おちまさと

電子マネー的新たな共通硬貨って
必ず何か起きるね。

そっちのノンフィクションは
がっつり尺の行くドキュメント映画に
なりそう。

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