女子フィギュアが終わり
祭りのあとの
侘しさの様な静けさが
気のせいか漂っている。

しかし
長年に渡る
闘いが終わった御両人
浅田真央選手とキム・ヨナ選手の
インタビューを観ていると
2人からは逆に重圧から解き放たれた
同様な清々しさを感じる。

頂点を極める為
自分の全ての時間と心と
トレーニングを
努力と才能で
コントロールし続けた日々からの
まさに尾崎豊流に言えば
闘いからの卒業。

キム・ヨナ選手も言っていたが
過去これ程ライバルとして
注目された2人はなかなかいない。

その世界からの視線や
メディアからの解放感は
想像を絶する。

報道のどなたか
2人のこれまでのストーリーを
尾崎豊に乗せて
作ってくれないかなぁ。

たまたま
世界的アスリートで
同い年で
同じ生まれ月で
同じ競技。

浅田真央選手には
キム・ヨナ選手しかわからない
キム・ヨナ選手には
浅田真央選手しかわからない
細かい心情

女子フィギュア天才あるある

が沢山あるのではないだろうか。

決してRGには歌って欲しくないなぁ。
でもRGあるある実は好きなんだよぁ。

話は戻るが
大きなお世話だが
浅田真央選手キム・ヨナ選手
さし飲みさせてあげれんかね。

「トリプルアクセルでさ」
「だよねー、わかるー」
みたいな。
超高レベル共感トーク。

これも一ファンの勝手な想いだが
ある日2人の対談観たいねー。

もう演技の事について感想を書くのは
野暮な感じさえしてしまう程の
まさに言葉にできない領域で

素人が一文字書いたらその分
汚してしまいそうな程
凄い演技だった。

2日間オンタイムで観て
時に昼間は朦朧としながらも
不思議なハイテンションで
仕事も乗り越えた。

関係ないが
そんな最中
ある出来事があり
忘れられない2日間になった。

今このエアーポケットの様な
祭りのあと。

浅田真央選手もキム・ヨナ選手も
インタビューを観ていると
もはや次なる自分の目標を
描いている。

浅田真央選手は
3月の世界選手権出場を明言。

キム・ヨナ選手は
すでに引退してからやりたいことが
あるがまずはゆっくりしたい
と語っていた。

そして浅田真央選手の最後の涙に
キム・ヨナ選手も万感の想いが
胸に迫ったと言う。

そして
2人のインタビューに
共通しているのは

後悔のないところだ。

自分を出し切った人のみが語れる
反省はしても後悔はしない。

後悔などしても

あと祭り。

祭りのあと。あとの祭り。

この似た様で全く違う言葉。

祭りのあとに酔う訳でもなく
あとの祭りに縛られる訳でもなく

あの歴史的闘いを終えた後でさえも
ただただ前進する23歳。

フラットだ。

勝手ファンながら
今まで本当にありがとうございました
お疲れ様でしたと言いたい。

浅田真央選手は
気が向いたら
また出て楽しんで欲しい。

次回は一人で海外武者修行編は
どう?

ってまたファンはこう勝手な事
ばっかり言うからダメなんだよなぁ。

でも
どう?

おちまさと

演技が終わる。
コーチとハグ。
点数を待つ。

この瞬間
両日観続けての気づきだが
海外コーチは
演技が失敗しようが
全員ポジティブに
「大丈夫!大丈夫!」
と選手を受け入れていた。

彼らは

あとの祭り

の意味を分かっているのでは
ないだろうか。

フィギュアという種目
演技が終わった瞬間
失敗した選手を
その場で凹ませてどうする。

ただでさえブルーになっている
選手にネガティブな空気を
与えてはならない様な気がする。

競技は
コーチの為にやるのでも
コーチが怖いからやるのでもない。

コーチは選手の未来は保証できない。

偶然か必然か
羽生選手はキム・ヨナ選手を
育てたカナダコーチ陣。

海外のコーチは
みんな笑顔で
時に必要以上な笑顔で
選手のモチベーションや
そもそもあるポテンシャルを
引きずり出す演出が観れた。

コーチ含めチームとして
選手も例え失敗しても
楽しそうだった。

祭りのあと
そんな
あとの祭り
について考える。


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