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昨日のブログにも書いたが
娘の三歳の七五三が無事終了。

今日は
その七五三外伝。

今回自分で家族全員の着物を
デザインしたのだが

着物は生地からデザインして
作るとなると
とても時間が掛かるので

約二年半前に
七五三プロデュースを
やまとさんとプロジェクトスタート。

しかし
家に帰れば当時娘はまだ
一歳にもなっていないので
とても先の事に感じながら

正直どうやって
長期間のモチベーションを
保っていこうかと考えながら
キックオフミーティングをしたのを
覚えている。

プロデュースは意外と
フルマラソンに似ている。

しかし今回
娘の着物だけでなく
自分と妻の着物も作るという難題が
結果二年半が短く感じる事となった。

なぜ難題かと言えば
七五三、親はあくまで黒子であり
娘を主人公にしなければならないが

単に地味な着物であれば
作る必要もなく
そのせめぎ合いとバランスが難しく
特に着物は奥が深い事が
大きな理由である。

それ以前に
娘の着物と被布の色に
一年以上悩んだ。

三歳なので着物を着ても
殆どは被布で覆われてしまうので
被布の色勝負。

とはいえ
着物も重要。

二歳前半頃
娘は紫の服が似合うと思い
当初着物や被布を
紫でまとめていたが
最終的に着物白の被布ピンクに
滑り込んだ。
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実は三週前ぐらいから
娘に七五三の説明を何気に開始。

なぜ三週前かと言うと
あまり早く説明を開始すると
三歳児には逆効果となりかねず
当日に気持ちのピークを
持って来させたい為である。

そこで

「着物を着るんだよ」

と言ったところ

「ピンクが着たい!
ピンクじゃなきゃ着ない!」

と言われた時には
心の中でガッツポーズをした。

あぶねえ。
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話は戻り
その娘の色が決まり
そこからまた半年ぐらい
自分と妻の色も悩んだが

やまと匠チームの
多大なる経験と知識により
家族三人同じモノグラムの色違いで
統一感を出し

自分は黒、妻は紫と色も決まり
僕は袴は履かずに羽織りも
作ることなど

最終デザインが決まり
数ヶ月後に生地が完成し
さらに時を経て
今月完成品が届けられた。
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さて着物はできた。

いよいよ七五三本番を
仕切らなければならない。

しかし
七五三。

誰に聞いても
ネットで見ても
皆漠然としている。

11月15日近辺に
地元の神社でお参りをするのは
間違いない。

そこで
11月10日日曜日に決め
着付けの予約
神社の予約
節目で必ず撮っている
写真スタジオの予約
そして食事の予約
をしていったのだが

三歳は
昼間突然の睡魔
という難敵もいるので
移動時間含め
慎重にタイムスケジュールを
決めなければならない。

また
もしも着物の着付けを嫌がり
時間が掛かったり
逆に早く着れてしまった場合
神社までの時間をもて遊び
着く前に着物を嫌がってしまうかも
などネガティブシミュレーションは
切りが無いほど敵キャラが登場する。

一つズレれば
二年半のプロジェクトも
泡と化す一発勝負。

ただ娘には何かを強要しないのが
モットーで
しかも七五三は娘がハッピーに
いることが優先順位一位なので
そうなったらそれはそれで
ありなのだが

できれば
プロジェクトを完遂したいのが
プロデューサーの性。

考え抜いて
全て予約完了。

果たして
どうなるかと思いつつ
当日を朝からシミュレーション
していたら

肝心な
最大のボスキャラを忘れていた。

それは天気。

流石に
秋晴れな訳だし雨は
と天気予報を見たら
10日日曜日だけ雨。

しかも暴風雨予報。

10日朝
外は強風が吹き荒れていた。

つづく。

おちまさと

三歳の七五三
なかなか手強い。

結果快晴でできたのだが
そのために
僕がとった行動とは。

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