東京オリンピック招致が
決まってからと言うもの
なぜかニュースの「乖離」
が気になって仕方ない。

ニュースキャスターが
東京オリンピック招致という偉業を
満面の笑みで浮き足立って
新たな情報を伝える一方で

続いてのニュースです。と
福島第一原発の汚染水漏れの深刻さ
が流れそこでIOCでの安倍総理の
「完全コントロール&ブロック宣言」
の不信感問題が話され

同じニュースとは思えない
光と影の明るさと暗さが
同時にやってくる。

だからキャスターの顔も
半笑状態に固まるのも仕方なく

例えるなら
自分ちの子供が受験合格して
その日の夜にコンビニの
アイスクリームケースに裸で寝て
Facebookにアップした事を
知った時の親ぐらいの複雑な気持ち
ではないだろうか。

それを観ている我々も
気づけば半笑になり

直接携わっている
ニュースキャスターの方々は
原稿読んでて何かバランス
とれなくなってしまいこのままでは
それこそ乖離してしまうのでは
ないだろうか。

果たして
しばらくこの状態を続け
やはりなし崩し的に
東京オリンピックの
ハッピーオーラが
飲み込んでしまうのか

それとも
真実は一体何なんだ!
と骨のある報道マンが突破口を開き
日本乖離列島を再び一つの人格に
もどすのか。

どちらにせよ
同じニュースを
笑顔版と悲哀版
で流し続けるのは
とても混ぜるな危険である。

一人二役やる落語家さんのように
ニュースキャスターも
一つ前のニュースと同じ内容かつ
真逆の内容を
「おい、はっつぁん」
「何だよ熊さん」
と続けていく以上
この国は乖離していくのでは
ないだろうか。

貧富の感覚の乖離
戦争と平和の乖離
安全と危険の乖離

など二つの相反するものが
常に心を惑わしていく。

無論人間は矛盾を抱えて生きて行く
のが人生でもあるのだが

流石に
ニュースキャスターが
矛盾を抱えながら
同じニュースを破顔する笑顔と
苦虫を潰したような顔で
2パターン読んでいる姿は
とても奇妙な光景ではないだろうか。

このままでは
娘に
「ねぇ、どうしてさっきの話しと
違う事言ってるの?」
と聞かれた場合何とも言えないのは
まずい。

このままでは
PTAが子供に観せたくない番組は
ロンハーでもなくめちゃいけでもなく
ニュースに成りかねないような
気がする。

おちまさと

過去に乖離するニュースなど
あったのだろうか。

稀に見る体験かも知れない。

報道が破綻したら危険である
のではないだろうか。

iPhoneからの投稿