「正常性バイアス」
(normalcy bias)

という言葉。

意味を検索すると

社会心理学
災害心理学などで
使用されている心理学用語で

正常化の偏見
正常への偏向
日常性バイアス
ともよばれているそうだ。

正常性バイアスの
「バイアス」は
偏見や先入観といった意味。

つまり
正常性バイアスとは

多少の異常事態が起こっても
それを正常の範囲内としてとらえ

心を平静に保とうとする
働きのことらしい。

この働きは
人間が日々の生活を
送るなかで生じる
さまざまな変化や新しい出来事に

心が過剰に反応し
疲弊しないために
必要な働きであるという。

しかし
この働きの
度が過ぎてしまうと

本当に危険な場合
例えば
警報装置が
鳴っているといった
非常事態の際にも

それを異常と認識せず
避難などの対応が
遅れてしまうといったことに
なりかねないらしい。

実際
避難が必要となった人々や
避難を誘導・先導すべき人達に
正常性バイアスが働いたため

被害が拡大した災害は多いと
指摘する専門家もいるという。

日頃から災害時には
どう対応すべきかを考え

異常が発生した場合には
楽観視せず
冷静に行動することが
大切なようだ。

今の日本は
この状態か
という話がある。

去年の夏
あれだけ叫ばれた節電。

今年はさらなる猛暑なのに
何も話題にならないのはなぜ。

この辺りのスルー感も

正常性バイアスか。

おちまさと

正常性バイアス。

好きな
椎名林檎さんの歌のタイトルに
ありそうな気がしてしまった。
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