最終日。

今回行きたかったある場所に
娘と行く為に
ある方との待ち合わせの時間までに
ランチを食べて行こうと
車で娘が好きなカカアコキッチンへ。

しかしオーダー終了した瞬間
突然娘が家に持ち帰って食べたい
と言い出し急遽持ち帰りに切り替え
いったん帰宅。

以前も書いた様に
特に家で食べるのも同じであれば
説得工作に入るよりも
新たなアイデアとして
受け入れて行く方が
育児で自分の首を閉めずに済む。

これは何でもわがままな企画を
全て通して行くのとは違う。

育児はスピーディーな
現場判断力と臨機応変力が試される。

家に帰り食べ始め
実際時間はないが
慌てさせれば余計長引くので
娘にはポーカーフェースで
余裕をかまして一緒に食べる。

食べ終わり
再度家の駐車場へ。

結果何とか間に合い
目的も達成。

今回の旅の目的は
これでほぼ達成された。

そして最後の夜は
こちらも家族で大好きな
やきやき三輪オアフ店。
娘と2人きりで鉄板焼きカウンター。
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ちゃんと自分で食べて偉いね!

この後
パンケーキカフェ「88」を運営する
ジェイグループの
居酒屋「大漁」に寄り

娘と手を繋いで歩いて帰宅しながら
今回の2人旅を振り返る。

そこで思ったのが

「日本中のママを解放せよ」

という事だった。

この5日間の繰り返しを
世界のママは出口なしの
インフィニティに
ループしている訳だ。

これは社会的規模で
ママを解放する施策を
練らなければならない。

放っておけば
少子高齢化は益々
悪いスパイラルとなる。

ママは家で育児だけの時代は
もはや終わり女性も働いている今

時代は変わっているにも拘らず
ママに育児を押し付ける
古き悪しき仕組みだけが
現場レベルでは全く変わらず
今も残っている。

僕は厚生省イクメン推進委員だが
海外にイクメンなどという
言葉はない。

パパによる育児は
海外では当たり前であるが
日本は相変わらず昭和スタイル。

育児までもが
ガラパゴス化。

だからこそ

イクメンとは
あくまでも「ママ主人公型」
と僕個人は考えており

いかにママの時間を作るかという
フォローに徹し
お互いのワークライフバランスを
円滑に進める為の手助け役に過ぎない。

そして
一日も早く
海外同様当たり前になり

イクメンという言葉は
家族サービスという言葉と同時に
一日も早くなくなることが
ベストである。

結局育児は最終的には
やはりママが大変であり
パパはそれを黒子となり
ママがマッサージに行く時間や
ボーッとする時間などを
作る事が重要で

パパがエプロンをつけて
ママが2人になる事がイクメンでは
決してないのではないだろうか。

逆にママの領域を奪い
結果邪魔をして余計な時間を
さらに生んでしまえば
本末転倒である。

さて
帰国の朝。

もう1時間寝ててもらうのが
理想のイメージだったが
早く目覚めたら
それはそれで臨機応変対応が育児。

ホノルル空港に早めに出発。

サクララウンジの
プレイルームで思い切り遊び
できれば飛行機で寝てくれる事を
願いながらできるだけ
娘の果てしない体力を消耗して貰う。
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そんな娘を見ながら
かけがえのない今回の貴重な日々を
振り返る。
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まさに枠からはみ出る
はち切れる笑顔の連続は
稚拙な言葉ながら
一生の想い出ばかり。

しかし
5日間娘と四六時中密着生活の中で
もちろん楽しくて仕方ない時間
だったが
しかし正直5分でいいから
「一人の時間が欲しい」
と思った事もある。

これは多分
世界中のママが日々思う事では
ないだろうか。

しかし本来は単に
永遠の一人が楽しいのではなく
その育児からの解放があるからこそ
「一人が楽しい」のであり

「家族がいるから一人も楽しい」
訳で一人の時間が欲しいという感情はとても贅沢な事でもあるんだなぁ
という事も忘れてはならないのでは
ないだろうかとこの旅で
改めて感じた。

育児があるからこそ
一人の時間の濃さが高まり
何でもない自由さのありがたみを
知るということもあるのでは
と思えば肩の力が抜け
少しは楽になるのではないだろうか。

一方で
「ママの一人の時間を作る事」を
国をあげてマジで考えなければ
ママ達か限界を
迎えてしまい兼ねない気がする。

男女育休含め
働き方の改善だけではなく

「一人の時間」

をいかに作るかという
細やかな話が育児ノイローゼなどの
問題解決にリアルには
繋がりはしないだろうか
などという事も考えた旅だった。

どんなスポーツ競技にも
インターバルやタイムはあり
僕が参加しているフルマラソンも
給水ポイントがある。

しかし
今回の120時間完全密着の様に
ママ達の育児には
インターバルもタイムも
給水ポイントもない。

もちろん待機児童の解決など
大きな問題も重要だが

世の中に

ベイビーファースト

チャイルドファースト

というリアルな現場レベルの
育児環境づくりを
国レベルで仕掛けていかないと

いつまで経っても
育児の給水ポイントは作られず
ハプニング時に
タイムもかけられない。

その海外では当然の環境ができれば
ママ達の一人の時間も自然と
生まれてくるのではないだろうか。

一人の時間と言っても
育児中は10分でも
貴重な給水タイムとなる訳で
何時間も一人の時間が欲しいと
言ってるのではない。

あの娘がお昼寝した
たった45分の間に何をしようかと
全部やれないだろうかとさえ
思ってしまう育児における
空き時間の重要性を
パパもガチ育児で知るべきかも
知れない。

徴兵制ではないが
徴パパ制で三ヶ月間全員育児専念

とかどうだろう。笑

0歳から4歳まで
自分で時期は選べて。

どの時期もそれぞれ
形は違って大変だぞ。

その間
ママは一人暮らしで
自由な時間と共に
寂しさと家族の大切さと
「やっぱ育児したい!」という
「育児欲」を高める。

結果チャイルドファーストの
環境が生まれママの給水ポイントが
自然とできる。

最近
「外イクメン」
という外で
知り合い家族と一緒の時や
世間体だけでイクメンを演じ
家では何もしないタイプが
結果ママを余計苦しめる形に
なっているという話も聞く。

イクメンも第二章に
突入している。

社会や街は昔より複雑化しており
育児に関するツールも激変する中

「育児自体の進化」

もしなけれはならない
のではないだろうか。

フライトの時間だ。

飛行機はスマホが使えないが
娘とサシでいる時は飛行機でなくても
スマホで写真は撮るがSNSなどは
できるだけやらない様にしている。

ハワイの絶景の前でもそうだが
ヴァーチャルな世界より
リアルである娘や絶景を
肉眼に焼き付けたい。

しかし
3歳娘と2人きり旅は
なかなか写真が撮れないね。
特に海とプールは難関。

飛行機の席に座り
最近百面相がマイブームの娘は
変顔でかしこまる姿勢。
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このままずっといてくれたらなぁ。
そんな儚い夢は2時間の睡眠後に
いとも簡単に崩された事は
言うまでもない。

だが帰りも
動き回り歌を唄い踊りパパを困らす
累計2時間はあったが 笑

泣かず叫ばず
他人に迷惑は一度も掛けず。

少しお姉さんになったね。

JALのCAさんは
そんな娘に
こんなリンゴジュースを
持って来てくれた。
photo:08


何と娘の似顔絵を
マジックで描いてくれている。

こういう無言の配慮が
子連れフライトには
マジ助かるんだよなぁ。

娘はこのCAさんのファンに
なってしまった。

JALさん始め
今回の初2人旅でお世話になった方々
ありがとうございました。

今回
貴重な冒険に出してくれた
妻にも感謝。

ブログには一割しか
書き切れない
本当に宝物の様な
人生の1ページができた。

帰りの飛行機が
成田に着く直前
娘に聞いてみた。

「今回どうだった?」

実はちょっと
パパにとっては怖い質問だった。

すると娘は

「たのしかった!」

と即答してくれた。

この一言で全部救われる!

やった!

ありがとう!

パパも超楽しかったよ!

また行こうね!

おちまさと

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