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家で使うハンドソープ採用基準の
プライオリティは
当然の如く
帰宅した際や手が汚れた度に
手を綺麗に洗い流してくれる事だ。

ただし
そこには
それを忘れずに
洗面所で誘発してもらう
存在感も含まれている。

冒頭の写真は
先日アンパンマンミュージアムの
お土産で買ったハンドソープ。

まさに娘が誘発され思わず押して
手を洗いたくなる優れものだ。

アンパンマンの顔だけという
デザインもかわいい。

石鹸としてのクオリティは
もちろんだが
そこよりも
もはや2歳児にとっては
まずは自主的に手洗いをしたい
と思わせる事が最重要課題。

その意味では
このアンパンマンハンドソープは
かなりハンドソープとしての使命を
全うしていると言えるのでは
ないだろうか。

さらに
ハンドソープの
手洗いを誘発する存在感を
求めるとしたら

その液体としての効能を感じる

ブランドとしての安定感

ではないだろうか。
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こちらイソジンのハンドソープ。

このイソジンのハンドソープが放つ
安定感は一体何なのだろうか。

洗わざる者、損をする

というような
何も語らないボトルが
無言で語る脅迫感。

ワンクラス上の本気の手洗いの
ニュアンス。

日本人誰もが通る
幼少時のうがい=イソジン
という原体験が齎すものなのか。

だから
イソジンのハンドソープは
うがい薬と似た
赤茶色した泡が出て来るほど
さらにその安定感を増して行くのか。

そして
本当に手洗いを忘れずに誘発。

洗った感や

実際は知らんが
消毒的な領域まで
やれちゃったのでは感

がイソジンハンドソープには
あったりするのは気のせいか。

だからと言って
上のアンパンマンから
赤茶色のイソジンの泡が
出て来ればもっといいという
訳ではないのが
ハンドソープ採用基準の
難しいところ。

このボトルの
あえてイソジンのうがい薬を
連想させるカラーは確信犯的。

ターゲットの購買層は大人か。

アンパンマンハンドソープは
アンパンマンハンドソープの使命を

イソジンハンドソープは
イソジンハンドソープの使命を
果たして行く。

しかし
ブランディングを考える上では
イソジンの安定感を放ちながら
アンパンマンのかわいいオーラを
醸し出すことは重要と言える。

だが
アンパンマンからイソジンの泡が
出ればいいと言う訳ではない
という事は

その知恵の輪を外すアイデアが
さらなるイノベーションの鍵となる。

さてそれは何か。

それを考え
行動し
ビジネスにする

それが
プロデュースという仕事の
第一歩である。

その作業が
めちゃめちゃ楽しい。

おちまさと

アンパンマンで
うがい薬マン
手洗い仮面
ってキャラいないよな。

いたらいいのにな。



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