今日
世田谷のスタジオ収録に
19時入りする為
ついいつもの調子で
18時に六本木でタクシーに
乗ったところ
いきなりの大渋滞。

タクシーの運転手さんさえ

「電車に切り替えられた方が」

という状況。

急遽iPhoneで
秘書や番組のスタッフの方に
路線をレクチャーしてもらいながら

表参道まで何とか裏道で切り抜け
タクシーを降り

千代田線で代々木上原

そして小田急線に乗り換えて
無事成城学園前に
たどり着いた。

昨日の
成田第二空港からの
2日連続の緊張感ある
電車危機回避。

さらに今日は
激混み満員電車。

満員電車に乗るのが
ヘタクソなので
バッグが当たってしまったのか
足を踏んでしまったのか

何人かに

「痛い」
「いて」
「痛いんですけど」

などと囁かれ
その度に声がする方に
とにかく頭を下げながら

必死にドア上の
広告が入っている5ミリぐらいの
金属に爪の先をかけて
何とかバランスを保つ。

しかし
完全に足の踏み場と
顔の位置は
古いマジックショーの
胴体切りの様に
右と左にグニャリと曲がり

結果
前に立つ恰幅のいい男性が
クッションの役目を果たす。

ありがとうございます。

満員電車は満員電車の
テクニックがあり
何気に周りを見渡せば
みな涼しげな顔でスマホを操作。

自分だけが
曇った眼鏡も斜めになりながら
もはや爪先立ちしか
自分の土地を守り切れず
相変わらず
上半身と下半身が
別人の様にポジショニングされ
一人だけ様子がおかしい。

代々木上原で千代田線を
降りた瞬間
アナウンスしている
駅員さんに

「成城学園前はどこですか!」

と泣きそうな顔で聞く姿は
もはや
「はじめてのおつかい」

小田急線に乗り
頭上の路線図を凝視。

何度見ても
成城学園前に止まると書いてある。

小田急線に乗り換えようとも
ブレイクダンスの途中の様に
やはり上半身と下半身は
別の場所に位置している。

するとアナウンスで

「この電車は下北沢に停車した後
経堂には止まりません」

???

何今の謎めいたメッセージ。

下北沢でまるでトコロテンの様に
ホームに押し出された瞬間
またアナウンスしている駅員さんに

「成城学園に行きたいです!」

ともはや言葉としては
受験生の様な発言をする始末。

「今乗って来た電車は
成城学園に行けるから大丈夫」

と20代の駅員さんに
優しい近所の塾講師に諭される様に
言われ

素直に電車に再搭乗。

「次は成城学園前」

という何でもないアナウンスが
神の啓示に聞こえる。

しかし

「降り口は左側です」

完全に右にいる。

何度か
右ってどっちだっけ
など確認しても
やはり答えは変わらず。

これ誰も降りなかったら
絶対降りられんぞ。

しかも経堂は止まらないとか
なんか言ってたぞ。

さっきアナウンスで
降りる時は譲り合い
そして
お声掛けしあってと言ってたぞ。

成城学園前のホームに
電車が滑り込む。

その瞬間
つい自分でも驚くぐらい
大きな声で

「すいません!降ります!」

と宣言。

たくさんの白目の視線を
感じながらも
少々の達成感にほくそ笑む。

しかしドアが空いたら
殆どの人が降り
再びトコロテン状態。

あの高らかな宣言の無意味さと
白目の視線の理由に気づく。

番組が迎えのバスを
急遽成城学園前まで出してくれて
それに乗り込み

壇蜜さんと
スタジオまで同乗という

18時から
かなり独自なアトラクション体験の中

無事19時入りできた。

昨日今日と
ユニバーサルスタジオの
トランスフォーマーの
アトラクションのように
ドキドキ電車タイムだった。

おちまさと

そう言えば
ユニバーサルスタジオシンガポールで

トランスフォーマーアトラクション
待ち時間なしで繰り返し乗った。
この件はまた。

明日は流石に
首都高大丈夫だろうな。

東京は脆弱だよなぁ。

お前もな。

と自分にも言う。

たまたま
左足首の筋を
なぜか痛めてたんだよなぁ。

こんな時に限って。




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