今日
今年の仕事納め。

関係各位の皆様
今年もありがとうございました。
来年もよろしくお願い致します。

1月4日仕事始めまで
日本の年末年始を満喫します。

仕事納めと言えば
長年我々プロ野球ファンを
楽しませてくれた

松井秀喜さんが
現役を引退された。

巨人時代は
東京ドームで何度も
またNYヤンキーススタジアムでも
その雄姿を生で観た
想い出がある。

あのアメリカ人の観客の中
自然体でバッターボックスに立ち
ライト前にヒットを打つ姿が
とても印象的だった。

どんなスターでも
引退という日が来るのが
アスリートの宿命なんだなぁと
改めて思う。

お疲れ様でした。
沢山の想い出を
ありがとうございました。

先日Twitterにもつぶやいたのだが

この引退された
松井秀喜さんに
長嶋茂雄さんが
コメントを出されているのだが
このコメントが本当に
胸を打つ。

決して上っ面でなく
腹の中から思っている真実
という事が伝わってくる。

お世辞でもなく
綺麗事でもない。

様々な時代の局面で
長嶋茂雄さんは
様々なコメントをされて来ているが
いつもその言葉の選び方
心の襞の言語化に感動していまう。

ここに
松井秀喜さんへの
長嶋茂雄さんのコメント全文を
ネットニュースから
添付させていただく。

 「大好きな野球を続けたいという本心よりも、ファンの抱く松井像を優先した決断だったように思う。最後の2、3年は投手と対戦する前に、ひざの故障と戦う毎日で、本人も辛(つら)かっただろう。2000年の日本シリーズ、09年のワールドシリーズで、チームを優勝に導いた大きなホームランが目に浮かぶ。個人的には、二人きりで毎日続けた素振りの音が耳に残っている。これまでは飛躍を妨げないよう、あえて称賛することを控えてきたつもりだが、ユニホームを脱いだ今は、『現代で最高のホームランバッターだった』という言葉を贈りたい」

僕が最も刺さったのは

「これまでは飛躍を妨げないよう、
あえて称賛することを控えてきた
つもりだが」

という配慮である。

スーパースター同士にしか
わからないこのデリカシーある配慮

それをちゃんと
ユニフォームを脱いだ瞬間に
伝える力。

そこからの

「現代で最高のホームランバッターだった」

という最大の賛辞。

しかし
深いのは

「最高のバッター」ではなく

「最高のホームランバッター」

というところが
一つも盛ることなく
真実を浮き彫りにする。

バッターと言ってしまえば
松井秀喜さんより
安打本数や打率が高い選手は
沢山いるので
多少は気になる人も
いるかも知れない。

しかし

「最高のホームランバッターだった」

は皆腹落ちする。

さらに

その前に

「現代で」

とつける事で

諸先輩の方々への配慮

がされている。

ミスター配慮
ミスターデリカシー。

完璧である。

長嶋さん的に言えば

「いわゆる一つのパーフェクトですね。」

長嶋茂雄さんのコメント力。

毎回リスペクトするばかりである。

おちまさと

言葉だけは
人間の特権。

言葉は世界を変える力がある。

大切に扱いたいもんだ。




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