内閣府が19日の

雇用戦略対話で示した推計は

若年雇用の厳しい実態を

裏付けた。


就職難の背景には

企業が新人教育の余裕を失い

「即戦力」重視になっていることや

学生の就職希望が大企業に集中し

人手不足の中堅・中小企業に

人材が集まらない


雇用の「ミスマッチ(食い違い)」


がある。


若者が満足に仕事に就けず

経験を重ねられない現場は

日本経済の

新たな不安定要因となりつつある

と毎日新聞は報じている。


予定の定員に達しなくても

希望するレベルの

学生がいなければ

採用を打ち切る


『厳選採用』


がここ数年、強まっているとも

報じている。


さらに

新卒者の雇用環境が

悪化したのは

企業に人材育成の

余裕がなくなっているのに加え


海外進出が進んだ大企業が


外国人採用


を加速させているためらしい。


大手機械メーカーの

コスト競争が激しくなり

簡単な作業の外注が増えた結果

新人にふさわしい作業が減った

という指摘もあるという。


他社で経験を積んだ

人材を採用する方が

「安上がり」のため

企業は新卒採用を抑制し

中途採用を増やす傾向があるという

ことも書かれていた。


さらに早期の離職率も年々高まり

就職しても事前の希望にそぐわず

不満があったり

管理職が多忙で

若手社員の面倒を

見きれなくなっていることが

早期離職に拍車をかけている


というこの毎日新聞の記事は

相当腹落ちできた。

日本経済は


衰退途上国


である。


これは以前

東国原元知事との共著

『20歳の為の20年後会議』

でも書いている。


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20歳のための20年後会議

(NHK出版)


もう企業も

かつてのような余裕はない。


だからこそ

時間の掛かる新卒よりも

即戦力を雇う。


経済不安が増せば

どうしても新卒は

その中でもまだ安心と思いがちな

大企業をより希望する。


しかし

枠はあるが

大企業は枠よりも

厳選採用をする。


さらに

日本企業は国内だけでは

厳しくその目線は海外に向けられ

日本人雇用には限らず

外国人採用をするようになる。


ますます

新卒にとっては

ライバルが世界となり

厳しくなるということだ。


そして

入ったはいいが

お互い


「こんなはずじゃなかった」


と離職してしまう率も

高まるという負のスパイラル。


さらに

もう一声


この負のスパイラルは


古川元久国家戦略

経済財政担当相によれば

「若者が安定した職につけないと

結婚して家庭を持つことが難しくなり


少子化も進む。


蓄えを持てずに高齢期を

迎えることになる」と指摘している。


今年6月にまとめる日本再生戦略に

雇用対策を盛り込む方針らしい。

しかし従来通りの政策で

効果を上げるのは難しく

さらに

年金の支給開始年齢引き上げ

に合わせて65歳までの

再雇用義務付けを進めるなど

若年層と高齢層両にらみの

雇用政策を迫られていることも

対策を難しくしている


とこの毎日新聞はしめている。


この記事小さい記事ながら

まるで皿を舐めたくなるような

メニュウように

隅から隅まで一言も

無駄がなく堪能させていただいた。


そうなのだ。


全ては


連鎖


している。


新卒と企業の

雇用のミスマッチは

少子化対策

年金対策

にまで脈々と繋がって行くのだ。


ここまでが

今回の枕である。


長いが。


だけど

枕の方が長いから

御安心を。


そこでだ。


僕は

年齢崩壊を

常に謳い


それこそ

今初めて会った幼稚園の子供と

ゴーカイジャーの話をする時だって

明治生まれの経営者に

立身出世の話を聞く時だって

年齢など関係なく接するが


今日は

敢えて


若者と呼ぼう。


新卒の問題も絡むからだ。


そこで

まず


若者よ


そんなに

中小はダメか。


この雇用ミスマッチの原因の一つは

蜜に集る蟻の如く

大企業に群がっていること

も一つの要因ではないだろうか。


気持ちはわかる。


何か安心そうだ。


立派なビルディングに

毎日通うのは素敵そうだ。


社食も美味そうだ。


それに


名刺を出した時

何かモテそうだ。


僕も

大企業と実際

仕事をたくさんしている。


もちろん

どの仕事だって

大変なことはある。


だけど

やはり大企業の人は

余裕がどこかにあるのも確か。


だから

それを狙いたい

新卒の気持ちもわかる。


だけどどうだろう。


中小で大暴れして

早期に活躍して

名を馳せ


転職しながら

ステップアップして


結果近年

大企業に辿り着くという

プロデュースは

ないだろうか。


勤めたことがないから

そんなことが言えるとかは

言わせない。


25年

バブル末期から

大中小全ての企業と

今現在も仕事を実際にしながら

かなり奥深く内部まで把握し


さらに


20世紀

21世紀


そして

311後


という時代を見ながら

書いている。


もちろん

こんなブログなんて

戯言なので

何の説得力もないことも

分かっている。


だが

未来の不安を買うために

というだけで

大企業に入っては

それこそ離職率をアップする

ことに貢献するだけとなり


木を見て森を見ず

というよりも


森を見て木を見ず状態


とは言えないだろうか。


大企業は素晴らしい。


可能性は高い。


が、しかし。


この現状を打破するには

中小も面白いぞ。


もちろん

そんな中小こそ

雇用に手厳しい。


それこそ

厳選採用フル回転


である。


だから


「中小なんて」


と思っていると

そんな中小の方が入れない。


クラスや学校や合コンで

「あいつと付き合うぐらいなら」

「あの男と付き合うぐらいなら」

と勝手に決めておきながら

そいつにふられることもある。


あの

これ

中小がそういう相手って喩では

決してないので。


だから

逆に言えば

厳しいことを言えば

新卒には本来

選ぶ立場などない時代に突入した

ということとも言えるのではないだろうか。


一度

言えるのだ!

と書いたあと

言えるのではないだろうか

と書き換えた辺りを

汲んでほしい。


そしてもう一つ。


若者よ、世界はどうだ。


上で書いた通り

まさにそれこそ中小までも

いや中小こそ

今海外拠点を

日々作っている。


僕はどうも

あまりに躍起になり過ぎ

猫も杓子もと言ったら

怒られそうだが

時代に流され

右へ倣えで

目的も薄く海外拠点を作るのは

いかがなものかという

もう一つの側面もあると思っているが


とにかく

全企業360度包囲型

世界照準となっている。


楽天も

ユニクロも

社内公用語が英語に

なっただけでなく

フラットに世界から

優秀な人間を雇う今


ライバルは

日本国内だけではない。


世界だ。


グローバル化する社会

というが

グローバル化などという

優しい言葉ではない。


敵は世界だ。


時間があったら

ソフトバンク六本木店に行けばいい。


入り口の案内から

インドの青年が流暢な日本語で

説明してくれ

窓口では中国の女性社員が

あの今や百科事典のような

厚みとなったサービス案内を

空で話せる。


あれを見れば

一秒でもう

日本人だけで何かをする

などという時代が終わったことを

痛感するだろう。


だからだ。


これから

世界から

世界の才能は

日本に注入されて来る。


そこでだ。


日本人の就職先を


世界の企業に向けたら

どうだろうか。


海外の企業に

海外に行って

就職する


いや

就職なんて

決まりきった儀式は

もはやどうでもいい。時代。


海外にチャンスを見つけ

海外で働く。


海外で働くっていうと

すぐ援助隊に入るとか

そういうことを発想する人も

いるかもだが

それもいいが

もっといろいろ


考えるのだ。


そして

ステップアップして

結果近道として


大企業と向き合う。


とてもステレオタイプな

言葉なので

書かないでおこうと

ここまで思ったが


大企業だって

今はどうなるか

わからない時代


なのだ。


そこに固執して

時間ばかりが過ぎていく


ならば


国内を就職先の舞台と考えず


世界を就職先の舞台と考える


こともありな時代

なのではないだろうか。


いやいやいや。


そんなの

逆に経済的じゃないし

そんな元手も軍資金も

自分にかける投資額もない

というのもわかる。


それは

一つは

がむしゃらに

効率のいい関係ない仕事で

稼いで貯めればいい。


もう一つは


我慢か。笑


僕が

オーディションに合格し

最初にテリー伊藤さんから

いただいた


月給は


16000円。


16万じゃないよ。


1万6千円。


おちまさと初月給1万6千円。



是非

アメーバニュースにして欲しい。笑


しかも


それで

当時21歳。


電車で通うので

帰りに定期を一ヶ月買ったら


ちょうど


1万6千円だった。


俺は通うためだけか。笑


と自分を突っ込んで

笑いに変えるしかなかった。笑


運がいいことに

最初の年に僕はすぐこの苦境を

乗り越えることができたのだが

あれがなければ


今現在

大中小あらゆる企業と向き合い

仕事をさせていただくことは

できなかったし

東京とハワイの家を往来することも

できなかったかもしれない。


だから

わからないのだ。


だからこそ


今の時代は

バブル期よりも

何期よりも

混沌としているからこそ


チャンスがある。


そして


チャンスは貯金できない。


10年後には海外でやるぞ!


もう10年後にそんな土台もないかも

知れないではないか。


素敵に言えば


グローバル化である。


新卒雇用ミスマッチ


の報道を見て


書こうと思った。


敢えて言おう。


若者よ、世界はどうだ。


おちまさと


だからっていって


これ読んで

羽田や成田に飛んでくのも違う。


それは

当時僕も構成の一人だった

猿岩石観てすぐ海外に

ヒッチハイク行っちゃうのと同じだ。


考えるのだ。


あらゆる

シミュレーションをする。


そのシミュレーションと

プロデュースのスピードが速く

密度が高い人は

成田に向かいながら

思い付くかもしれないので

それでいいが。


誰が言ってることが

正しいか

2万人ぐらいの

意見を読み

フラットに自分流で

考えるのだ。


それしかない。


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