いろんなスターの

公式サイトや

公式ブログを

読んでいると


よく

タイトルのような

コメントを見掛ける事がある。


「行きたかったけど行けなかったです。」


三つ大きな間違いがあるのでは

ないだろうか。


一つは


行きたかったんだったら行けよ


というのが素直な率直な

感想ではないだろうか。


行きたかった

行けなかった。


いやいやいや。


行きたかったんだったら

本当に行きたかったんだったら

人間って行くからね。


彼氏には会いに行くからね。


どんなことがあろうとも。


だから

こういう時に語られる


行きたかったんだけど


という言葉は


「今度飲み行こうよ」


という社交辞令に近い。


人間

本当に行きたかったんであれば

例え火の中水の中行くはずだ。


行きたかったんだけど

“行け”なかった


はない。


「軽く行こうかなとは

一瞬考えたんだけど

そこまで好きじゃないし


“行か”なかった」


というのが

本当の言葉ではないだろうか。


だったら

わざわざ本人に報告までするのであれば


「行きたかったんだけど行かなかったんです」


と正直に報告するべきである。


わざわざ本人に報告まで

するのであれば

そこまで本当の事を

例え嫌われてもいいから

言うべきである。


ていうか

だからこそ

そんなこと

いちいち本人に報告する必要がない

のだが。


二つ目の間違いは


それを本人に伝えているところである。


なぜ

そんなネガティブな勝手な思いと

行かなかったという現実を

わざわざ本人に伝えるのだろうか。


「行かないと思ってたんですが

結果行きました」


ということを

本人に伝えるならわかる。


「行きたかったんだけど行けなかったです」


これ

そのコンサートなりライブなりをやった

本人に伝える意味

伝えて何かいいことは

お互い果たしてあるだろうか。


誰がメリットを生むのだろうか。


言われて


「そっか。来たかったんだけど

来なかったんだ」


やかましいわ!


そんなこと思う本人は

いないと言い切っても過言ではないだろう。


結果行かなかった

他のことを優先して

行かなかったことを

なぜわざわざ本人に報告するのだろうか。


その時間は存在する。


その時間が消失する訳ではない。


その時間を

他と比べて

他が優先された訳だ。


それを言うかね本人に。


本人に伝えて

何かいい事

メリットがあるのかね。


といつも

そういうコメントを

見掛ける度に思ってしまう。


そんなの

ある種の優越感しかないのでは

なかろうか。


あなたを選ばずに違う方に行った私。


一応報告しておくね。


そんな二股かけて

行かなかった方の彼氏に

いちいち報告する人間

いるだろうか。


行きたかったんだけど行けなかったです


とわざわざ本人に報告するコメントは

これに等しい。


ここは


『コメント力』


という言葉に

繋がって行く。


三つ目は


行きたかった

だけど

行けなかった“です”的な


丁寧語なところ。

または語尾。


確かに

行きたかったんだけど

体調や

交通機関が乱れたや

何かの不可抗力により


行きたかったんだけど

“行けなくなってしまった”


ということは誰にでもあるし


それなら

本人に報告することも

まだわかる。


そうだったんだ。

残念。

次回はどこかで是非!


と本人も思うだろう。


または


行きたかったんだけど

行けなかった。


とさらりと

まだ丁寧語を使わない方が

そこまで気持ちも入らずいい。


行けなかったんだけど


“行けなかったです”


”行けませんでした”


などここで丁寧語を

使うほど


行きたかった


のであれば


全てを優先して行けや


ということを感じさせてしまう。


しかも逆に

何かかなり

上から目線。


行きたかったんだけど

行けなかったです


ということは

不可抗力ではなく

その時間

別の選択肢を判断し

そちらに行ったはずである。


それにも拘らず

それを報告するのは


上でも書いた通り


二股の落選した方に

わざわざ

しかも

丁寧語で

報告することと同じであり


ましてや


公式サイトや

公式ブログのコメントの場合

さらにいかがなものか


ということが

分かっていない。


行きたかったんだけど

行けなかったです


ということを

いちいち報告するということは


「あなたのコンサートより

もっと面白く興味深い

貴重なことがあって

そっちに行ったんですよ私」


とわざわざ報告していることと

同じである。


それが

どこの場所であろうとも。


しかも


そんなコメントに限って


「今度は行きたいです」


みたいな

まだ上から目線。


しかも悪気なし。


悪気がないから

逆にキツイことが多い。


歌手に

「あなたのニューシングル

買いたかったんだけど

買わなかったんです。

次の曲は買いたいです」

などわざわざ言うだろうか。


そこには

「お小遣いが限られているから

あなたのニューシングルより

携帯電話代にあてたんですよ」

と言ってるも同じなのである。


また


本当は今年

海外行きたかったけど行けなかった

という報告とも似ている。


海外なんて

行きたいと思えば今行ける。


別に突然休んでも

会社は何事もなく動いていく

ということをわかっていない。


自己評価が過剰なほど

行きたかったけど行けなかった

に繋がって行くのではないだろうか。


こういう

コメント一つ

社会では重要である。


こういう

コメント一つ

気が利くか気が利かないかで

全てが変わって行く。


おちまさと


ある中華料理に行った時

中国人の店員さんの男の子が

緊張しながら近づいて来て


「あなたのことけっこうすき。

けっこうみてるし

けっこうよんでる」


と直立不動で何度も

言われたことがあった。


けっこうかよ!笑


と思ったが

彼は


けっこう=VERY=とても


という意味だと思っている

ということがすぐわかった。


ニホンゴムズカシイネ。


イキタカッタケド

イケナカッタデス。



マチガッテマス。


おちまさと


日本語の鍛錬は

やはり本を読むしかない

様な気がする。


僕も毎日PCやiPhoneばかりで

漢字などをかなり忘れている。


改めて思い起こせば

自分がどうやって

漢字を覚えたかって

それは子供の頃の

授業でもなく

好きな読書でしかない。


本はいいね。


はい。

どうぞ。


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『フラットに生きる50の指針』

(KKベストセラーズ)


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『25歳からの

ひとりコングロマリットという働き方』

(大和書房)


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『相手に9割しゃべらせる質問術』

(PHP新書)



おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『「気づく」技術』  

(ダイヤモンド社)



おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


20歳のための20年後会議

(NHK出版)



おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『絶望世代に告ぐ

~おちまさとプロデュース ビジネスの教科書~』

(朝日新聞出版)


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


『おちまさとセレクトBUYMAサイト』


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba

『おちまさとのベビーカーマニア』