あえて

男性ではなく

今日は男と呼ぼう。


こんなことを

それこそあえて

書かなくても

男は男と表現しても

誰も何も文句を言わない。


しかし

女という言葉は

一昨日のブログ

冒頭のように

断らないと

少し抵抗感があるのは

なぜだろうか。


一昨日は

女はとあえて一括りで書いたが

ツイッターなどの反応で

さらに気が付いたのは


女は女ということで

カテゴライズされたくない

と思っている

という生態に気づき


さらに

女は「私は違う」ということを

言いたいという生態にも

気づいた。


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今日は

男の謎

男の生態である。


僕は

『百萬男』

というフジテレビの番組を

企画・演出・プロデュース

していた。


どういう番組かと言えば

街でいきなり男に

100万円を渡し

5時間で使え

というだけの企画である。


ただし

使いきれなければ

全額返金。


また

ギャンブルや借金返済

などは禁止で

一度物に変わらなければ

ならないのがルール。


その突然

言い渡された男の

不思議な5時間を

離れたところから

カメラで観察する。


ここで男たちの生態を

たっぷり見ることができた。


結果

男たちは

突然渡された

百万円をどうしたかと言えば

判で押したように

まずはビックカメラなどに行き

欲しい電気製品を買う。笑


しかし

欲しいものを買っても

まだ70万円ぐらい残っている。


ここからが

なかなか使えない苦しみを

味わう。


最後は5時間の

制限時間が迫り


慌てて

かけそばを5杯食べたり


家近くの自販で

コーラを死ぬほど買ったり


まぬけなお金の使い方で

終わっていった。笑


典型的な

お金を使うのではなく

お金に使われるという状態。


これが

男の生態である。


この番組について

「なぜ『百萬女』はやらないのか」

ということを取材されたことがある。


それはなぜか。


女は躊躇なく

一瞬で使えるので

番組にならないからである。笑


また

ここで

女はとカテゴライズすると

私は違うという意見も

あるかと思うが


『百萬男』

という番組は

30分番組で

5時間の制限時間の

右往左往する男の姿を撮影し

それを編集して放送するのだが


もしも

『百萬女』をやっても

その百万円をどこかのお店一軒で

使われても30分番組にならないのだ。


男たちは

「百万円欲しいなぁ」

といつも言ってるにも拘らず

いざ突然渡されて

5時間で使えと言われると

アワアワしてしまう。


100万円を使っていい

と言われて

本来楽しいはずの時間を

男がアワアワするという


このアワアワが

おもしろいのだ。


また

この企画意図のひとつは

テレビはクイズやゲームで

達成した人に100万円を

渡すということがあるが


その100万円を渡した

あとの世界を描いた番組が

なかったので

その姿を観たかったのと


クイズやゲームに成功したらな

その見返りとしての100万円は

あったとしても


何の苦労もなく

いきなり渡された100万円を

どう使うかを観てみたかった

ということもある。


よく男たちが

居酒屋で言っている

「100万円欲しいなぁ」

は何のリスクもなく

いきなり渡されたい

という意味である

に違いない。


ならば

そうしてあげようと

実際やったところ

右往左往。


これぞ

男の謎である。


一方

女は子供の頃から

プレゼントをもらうとか

何かをもらうことに

慣れているのだろうか。


殆どの人は

もしいきなり渡されたとしても

それがテレビ番組ならば

そこまで右往左往することなく

使っちゃうのではないだろうか。


制限時間も5時間だし

細かく使う必要もないのだから。


こうして

男は

女は

と書いている時

男はと書くときは

何の抵抗感もないのに対し

女はと書いている時

少々の息苦しさがあるのは

なぜなのだろうか。


僕が男だから

というだけでない

ちょっとドキドキする空気感がある。


おちまさと


明日は

平日だが

早朝から

長距離を走ることに。


こちらもドキドキである。