帰宅難民。


3月11日の

経験は殆ど

生かされることなく

帰宅難民再び

である。


今回

震災の時と違うのは

台風は予報され

大体通り過ぎる時刻まで

わかっていた。


にも拘らず


例えあの

激しい暴風雨の中でも

あの時間内に

どうしても帰宅したい

という強烈な欲望。


これは

震災の時にも

書いたが

例えば

あの時間

震災の時とは違い

通り過ぎる時間の検討が

ついているのだから


会社にいるとか

混んでるかとは思うが

居酒屋にいるとか


その想定外の時間を

別のことに使ってみよう


ということは

選択肢にないのだろうか。


どうしても帰りたいから

自転車を買って

あの暴風雨の中

帰った人がいるという。


どうしても

家に帰らなければならない理由

がある人がいると思う。


しかし

あれ程までの人数が

あの時刻内に

家にいなければならない

絶対的な理由が

本当にあるのだろうか。


逆に

本当にどうしても

家に帰らなければならない事情

がある人たちの妨げに

なっていることは

ないのだろうか。


この辺のことも

震災後にも書いた。


あの3月11日の

経験値というのは

昨日は発揮されるべきだった

のではないだろうか。


同じ映像が

再放送のように

繰り返されたが

果たして

経験は生かされていたのだろうか。


年に2回

帰宅難民になった人の率は

高いのではないだろうか。


しかし

震災でも

台風でも


兎にも角にも


日本人の多くは

何があろうと

いつもと同じ時刻に

家にいたいという

欲望があるということは

これで流石にわかった。


誰か

専門家が

この思考の理由を

分析する必要はないのだろうか。


例えば

仕事で徹夜して朝になって

それでも一度家に帰って

家のシャワーを浴び

家にタッチするようだが

それでも一回家に帰りたい

というのはわかる。


この

どうしても家に帰りたいとは

違う気がする。


な徹底分析を

今の内にしておいた方が

いいと思うかと言えば


日本は1000兆円も借金があり

国債は年金や

国民の預金で対処する中


復興財源として

10兆円を生み出すだけでも

これだけの大騒ぎをしている

ということは

1000兆円って

本当にとんでもない金額なのだ

ということがわかる皮肉なこと

になっている。


どう考えても

まずい展開なのは

誰にもでもわかる。


それがもし歯止めが利かずに

悪い方向に行った時


わかりやすく

まずは役所が経費削減で

週3日ぐらいしか稼働しなくなって

例えば

ゴミ収集回数が減ったり

下水処理も減ったり

救急車の台数が極端に

減らされたり

まさに

日常当たり前のことが

ある日突然

音を立てて崩れていった時


この何があろうと

同じ時間に帰りたいという

多くの人たちは

こういうハプニングやパニックに対し

どう動くのだろうか

ということを知っておくべき

ではないだろうか。


だからこそ

この心理状態を

今からリサーチしておくべき

なのではないだろうか

と思ったのだ。


すでに2回分も

調査対象があるのだから。


ここから

「みんなで臨機応変にしよう運動」

とかやっても

難しいんじゃないかなぁ。


臨機応変力ってブログも前に

書いたが


昨日の現象を観て

そうそうその根っこの部分が

突然変わるとも思えない。


だったら

敵を知るならまず味方から

じゃないが

そういう性質を持っていて

それはこういう

ハプニングの時は

こう動くということを

ケースバイケースで

即対応できるようにする方に

力を入れるしかないのでは

ないだろうか。


そうは言っても

これまた何も変わらないか。


また天災があった時

同じ現象が起き

「なぜだろう」

と言ってるんだろうか。


でも一筋の光明を

あげるのであれば

ゴールデンウィークの渋滞

とか多少以前よりは

それぞれ時間をずらして

緩和されているような

気がする。


こういうことはできるが

想定になかった

ハプニングやパニックには

通用しないのだろうか。


おちまさと


人間

自分で

自分を

意外とわかっていないように


日本人は

日本人を

意外とわかっていないのでは

ないだろうか。


一度

2012版の日本人意識調査を

ざっくりとか上っ面じゃなく

リアルなところで

やるべきじゃないだろうか。


どこか民間が

徹底的にやった方が

本当のところが

出てきそうな気がするが。