テレビ番組は

川の流れの如く

時間とともに

新たな情報を

リリースしていくという

特性がある。


だからこそ

どういう順番で

情報をリリースしていくか

という

構成がとても重要と

なってくる。


情報のリリースとは

まさに

川に魚をリリースする如く

この時にこの魚

次にはこの魚

と言った具合に

まるで情報というものを

ある種

物体のように

考えるとわかりやすい

かもしれない。


『パルプ・フィクション』

『レザボア・ドッグス』

『キルビル』などの

クェンティン・タランティーノ監督も


『メメント』

『ダークナイト』

『インセプション』などの

クリストファー・ノーラン監督も


以前対談した時に

話していたが


ユーザーが


「今、この情報欲しいでしょ」


という絶妙なタイミングを考えて

脚本を書くと言っていた。


まさにそれは

情報のリリース力である。


彼らは特に

時間軸をバラバラに表現するので

まさにその

情報リリースタイミングの達人

とも言える。


順番と構成は

かなりそれぞれの

威力を倍増させる可能性がある。


例えばだが

僕は海外などに行った場合

帰国すると

体のメンテナンスをするのが

とても好きな作業である。


飛行機や

海外での

疲れは知らず知らず溜まり

やはり体のメンテナンスは

重要である。


そこで

海外にいる時から

様々なメンテナンス方面の

行きつけの場所へ

帰国した翌日などの予約を

取っておくのだが

こういうことも

とても順番と構成が大切であり

こういうことで


順番力と構成力


のトレーニングにもなると

思っている。


例えば

メンテナンスの種類として


・ランニング&トレーニング

・ボディマッサージ

・ヘアカラー&カット

・カイロプラクティック

・歯のクリーニング


・そして夕飯


とあった場合

一体どの順番と構成で

一日で予約を取ればいいか


というクイズがあったら

どういう順番にするだろうか。


それぞれ

やはり特性がある。


例えば

カイロは受けたあと

お酒はそんなに取らない方がいい。


歯のクリーニングは

最後のフッ素加工の後

数十分は水も飲めない。


などいろいろある。


そこで

僕は


まずは

・ランニング&トレーニング

で日常の体内時間を取り戻し

続いて

・歯のクリーニングに行く。

その足で

・カイロプラクティックに

行ってしまい

・その後ボディマッサージへ移動

・最後にヘアカラー&カット


・そこから夕飯


という順番と構成に

辿り着いた。


歯のクリーニングや

カイロなど

その語の飲食と時間をあけた方が

いいものは先に


また

マッサージを受けたあとカイロより

カイロを受けたあとマッサージの方が

個人的にはとても効果的のような

気がしている。


また

最初に

ヘアカラー&カットをしてしまい

そこからランニングなどしてしまい

そこでまたジムのシャワーというのも

無駄がある。


だからと言って

途中でカットというのも

段取りが悪い。


最後にボディマッサージ

という仕上げというのも

なかなかいいかもしれないが


ボディマッサージと

お酒の時間を離した方が

あまりに血行がよくなりすぎて

酔いやすくなるので

インターバルとして

ヘアカラー&カットを入れた方が

いいのではないだろうか。


ましてや

歯をクリーニング直後夕飯も

本末転倒。


そこで


こういう順番

こういう構成


になった。


これがどうだろう。


カットして

マッサージして

カイロして

ランニング&トレーニングして

歯をクリーニングしてから

夕飯


という順番と構成だったら

それぞれの効果は

まさに逆効果となり

メンテナンスにかける時間や予算は

一体何のためだっただったのかと

費用対効果が悪くなる。


ネガティブに言えば

そういうことだが

ポジティブに言えば

この順番と構成で

一気にそれぞれ一つ一つの

パワーと魅力が増すような

気がする。


同じものにも拘らず

まるで違うものとなり

まるで違う効果を齎し

まるで違う魅力を放ち

結果

まるで違う感想を持つ

こととなる。


それもこれも

順番を決める人

構成をつくる人

によってレールは

全く違う方向へポイントされるし


基本的にその順番や構成は

自分自身で決める場合が多い。


だから

あれはダメだった

これはダメだった

という感想の場合

もしかしたら

自分の順番力や構成力が

乏しかったから

そのものの魅力を

壊してしまったということも

あるかもしれないのだ。


「腹が空いてれば何でも美味い」


という言葉じゃないが

・お腹を空かす

そして

・食べる

という順番と構成だからこそ

それぞれが生きてくる。


仕事も同じことが

言えるのではないだろうか。


このプロジェクトの後に

この仕掛けを行い

その後にこの人たちと会って

そしてこのシステムを展開する。


この順番と構成が

ミスすれば

それぞれは

ハイレベルなポテンシャルを

持っていようが

それぞれを潰し合ってしまいかねない。


そして

その順番と構成を決めたのは

自分にも拘らず


「あれダメだよ」


と決めてしまっていないだろうか。


だからこそ

物事にはタイミングがあると思う。


あの人に会ってから

この人に会う


が正しく


この人に会ってから

あの人に会う


は間違い


ということもある。


間違いというか

ボリュームが小さくなる

というべきか。


よく


「おちさん今じゃなかったら

去年でも来年の今日でも

無理だったけど

今だからやれますよ」


と言われることがある。


順番

構成

情報のリリース

タイミング


これらによって

水を得た魚のように

ピチピチ跳ねるものに

なることもあれば

グッタリさせてしまうこともある。


だから

今何を成すべきかだけではなく

俯瞰して順番と構成を練り

それぞれが効果的に作用する

化学反応をするように

できるだけ考えるようにしている。


なぜなら

それは自分にとって

得となるからである。


それは

タイミングを掴む

という作業でもある。


チャンスは貯金できない。


おちまさと


コミュニケーションにおいて

人に質問していくこと

その質問の順番や構成は

それぞれのQ&Aのパワーを

良くも悪くもさせてしまう。


『相手に9割しゃべらせる質問術』(PHP新書)


という本の中に

その質問の構成についても書いた。


おちまさとオフィシャルブログ Powered by Ameba


現在から過去そして今に辿り着き

未来へ。


これはあるページで書いた

大ヒント である。