こんな夢を見た。


見た事もない

得体の知れない男が僕に


「今回の震災も

原発の放射線物質問題も・・・


全部実はドッキリ。


だって今日は何の日?


エイプリルフールだよ」


という夢だった。


「そうだよな。そりゃ・・・」


と思った瞬間

夢から覚めた。


2011年4月1日。


エイプリルフールという

嘘のような現実が居座ってる。


これ程までに

その男の言うとおり

全て嘘であってくれたら

どんなにいいかと思うくらい

この大震災に纏わることは

重く圧し掛かる。


それは

僕らなんかより

被災地の方々が

最も感じていることだと思う。


今日で

3週間が経った。


いよいよ

現実のボディーブローが

効き始め


あらゆる意味での本当の

辛さが寄せては返す

腹痛のように

厳しさが増して


CMが放つ数々の言葉は

ますます空虚で

ますます現実とは

乖離していると

感じられているのでは

ないだろうか。


今回は綺麗ごとでは済まない。


ホワイトバンドなどの時とは

訳が違う。


被災地の現場の声を聞くにつけ

CMの言葉たちが水に浮く油のように

見え始め

その表情も

果たしてお葬式のようなものが

正解なのか分からなくなっていく。


本当に

ひとつになることがいいのであろうか

ということにさえ疑問も持たず

突き進んでいく洗脳が

過去の戦争を思い起こさせ

恐ろしくなる気もする。


何だか

今回の震災が

どさくさでいろいろな思惑に

使われて行くような気がして

モヤモヤしてくる。


モヤモヤと言えば


先日

『助っ人総理はありか。』 と書いたが

今頃になって

いよいよ原発問題に

フランスとアメリカの

助っ人が現実味を帯びて来た。


もちろん

フランスもアメリカも

原発推進国なので

その


『優しさの思惑』


もデリケートに

察しなければならない。


しかし

この助っ人の彼らを

果たして日本政府は

マネジメントができるのであろうか。


例えば

瀕死の患者が手術室にいるとして

その症状に対し

「自分は得意だ」

という医師が全世界から

集結した場合


よくある話が


全員がいっちょかみをして

収拾がつかなくなり

最悪の結果をまねいてしまう

ということはありがちなのでは

ないだろうか。


“才能が集まれば

そこには

マネジメントが

必要となって来る。”


どう考えても

今の日本は


『主治医なき名医たちのオペ』


という感じがしてしまう。


今日は薬を撒くと言い

明日は布で覆うと言い

あさってはコンクリートで

包み込むと言う。


素人目から見ても

不安なアイデアが

次から次と報道されていく。


果たして

海外からの支援の方々に

「あなたはこれ!そしてあなたはそれ!」

などと指示が出せるのだろうか。


しかし

それにしても

フランスやアメリカに

救済依頼するにしても

遅すぎやしないのだろうか。


人間ドックでさえも

早期発見こそが

全ての解決法と言われているにも

関わらず


『国家ドック』


はなぜこんなにも発見が遅れ

こんなにも治療が後手に

回ってしまうのであろうか。


「原発は危険はありません」


と言われ続け

結局これだけの危険を伴っていた

のではそのままではないか。


養老さんが

雑誌で


「発電所で電気が起こせないとは

ブラックジョーク」


と言っていたが本当だ。


東電の社長は

高血圧と眩暈があると

現場を撤退されたが

本音を言えば

東京都民だって

全員実は眩暈を起こしながら

撤退せずに経済を回している

のではないだろうか。


そして

最も恐ろしいニュースは

昨日福島第二原発内に

一般の車が侵入したという

事件である。


ただでさえ

福島第一原発の放射線に

少なからず怯えながら

生きているにも関わらず


福島第二原発に

ある車が進入できてしまった


ということは


さらに恐怖の上乗せに

なっていく。


テロリストにとっては

何と簡単に

国を転覆させてしまえる

と思ったことだろう。


しかも

それを

堂々と報道している。


このことこそ

報道規制をひき

海外のテロリストに

伝わらないようにすることこそ

抑止力になるのではないだろうか。


何だか

こういうところが

全て逆行している。


世界に伝えるべきことは伝えず

世界に伝えなくていいことを伝える。


それもこれも

政府のマネジメント力が

試されるところにも関わらず。


『もし菅総理がドラッカーの

「マネジメント」を読んだら』


おちまさと


予想。


子ども手当は

震災手当と切り替わり

廃止。


さらに

消費震災税が成立。


ある日それが

消費税と合体し

20%の消費税となる。


国民が選んだ

国会議員が

法律を決める場所である

国会で新しい法律を作るのは

当然である。


ただ

なし崩しや

震災を隠れ蓑に

次から次と行うのは

間違っているのでは

ないだろうか。


例えば

運送業者の方々が

ガソリンがないから

仕事ができなくなったとする。


しかし

その場合は

企業は仕事が生まれなくても

給料を払わなければならない

という法律があるらしい。


震災→ガソリン買い占め→不足→停止


なのだが

「だったらガソリンを備蓄しておけ」

という理由で

会社は給料を払わなければ

ならない。


そうすれば仕事が生まれない上

給料が生まれる訳だから

企業は逼迫する。


こういうことで

倒産する中小も多くありうるのでは

ないだろうか。


こういう法律は

変える必要はないのであろうか。


大連立にせよ

かつての政権交代選挙時の

マニフェストにはないのだから

いくら震災があろうと

国民とのコンセンサスは必要

となるはずだ。


何気に

相撲協会の理事長トップが

辞任して行ったり


厚生省は

小児用肺炎球菌ワクチンと

ヒブワクチンの摂取再開を

発表している。


ではあの亡くなられた6名の乳児

の原因は一体何だったというので

あろうか。


大震災を抑止力に

突っ込まれやすい発表を

していくのは違う気がするのだが。


しかし

今日やっと

政府は今回の震災の

正式名称を


『東日本大震災』


それも遅いのではないか。


各メディアが

今日までバラバラに報告。


しかし

『東日本大震災』

と言いながら

東京は放射線物質以外の

被災はないのだから

そのニュアンスは残した方が

後々未来の東京都民には


「まだ東京直撃は来ていないんだ」


ということを

認識させることができ

いいのではないだろうか

と思っていたのだが。


これだけ

3週間考えた割には

このネーミングか。


こういう

全体の統一感も

政府のマネジメント能力が

試される時である。


気が付けば

5分前に


4月2日になってしまった。


もう嘘は通用しない。