もうすぐ

三連休が

終わろうとしている。


この三連休は

救いの三連休だったのか

それとも違うのかは

明日からの

それぞれの行動が

証明していくことに

なるだろう。


地震が起きたのが

たまたま金曜日の夕方。


そのまま

土日に突入し

嘘の様な現実を

ネットやテレビで

二日間観る事となった。


今までのパターンで言えば

日本人らしいのは

「さて月曜日から気を取り直して」

と月曜日が

きっかけになりそうなものだが


今回ばかりは

モヤモヤとした

未体験ゾーンへと

突入した。


そのモヤモヤする

原因の円グラフの

大きな面積を占めるのは

前にも書いた


『不謹慎とは何か』


ということと


もう一つは


『原発事故』


ではないだろうか。


『不謹慎とは何か』

と自分の心にあれからも

何度も訊ねているのだが


本来私などは


『不謹慎』な事を

つい考える癖がついているような

『不謹慎極まりない人間』”


だという事にどうしても

たどり着く。


例えば娘と

『おかあさんといっしょ』

を観ていれば

出演している

お兄さんとお姉さんは

帰りに『和民』や『笑笑』で

飲み会をするのだろうか

と考えたり


「あの男の子踊らなかったなぁ」

とか

「もっと『ぱわわぷたいそう』の時

肘を伸ばした方がいいぞ」

とかアドバイスし合ったり

しているのだろうか

と想像をしたり


特に地方収録の時は・・・


など一人勝手な妄想で

ドキドキしたりしている。


これは不謹慎なんだろう。

多分。


大体

高校生の頃は

アイドルだった

小泉今日子さんや

松田聖子さんや

中森明菜さんと

どれだけ頭の中で

デートに行ったものか。


小泉さんと中森さんには

対談して直接それを

話せた。

ある日松田さんにも

話したい。


そんな事を言ったら

小学生の頃から

ピンクレディーだって

キャンディーズだって

生意気に頭の中で

あらゆるところに

出掛けた。


何かの真面目な会見を観れば

それはそれでつい

その人の頭の偽装疑惑を

感じてしまうという


不謹慎極まりない

人間なのだという事ばかりが

浮き彫りになっていく。


しかし

本来人間は

不謹慎極まりないもので

その不謹慎をクリエイティブとして

エンターテイメント化させて

発信する側も

受け取る側も

その溝を埋めるように

楽しんでいるから

ビジネスとして

成立しているのかもしれない。


『モテる』為のビジネス


など全てここに原点は

あるような気がする。


それが

果たして


『不謹慎』なのか


と言えばそれは

それぞれの主観性や

比較対象物によるもので

何とも言えない。


こんな年齢は重ねたものの

未だにその基準が

わからないのだから

未体験のモヤモヤ円グラフの

大きな面積を占めるのも

仕方ないし


ましてや

子供達がその境界線を

わかるはずもない。


だから

子供達には

自由に笑っていいんだよ

と言ってあげたい。


今回の大地震は

被災者の方々と筆頭に

さすがにその他の人間も

疲れ始めている。


それはそうだ。


何が不謹慎かの

UFOキャッチャーに挑戦し

獲れれば不謹慎じゃなく

取れなければ不謹慎という

現実に挑みながら

もう一つの見えない敵と

戦い続けているからだ。


そのもう一つの

大きな面積を占める

『原発事故』


当の東電だって

手探りのように見えるのだから

一般の人間がわからなくて当然

ではなかろうか。


しかし

なぜここまで

『危機管理対策マニュアル』

がないのだろうか。


あるのかも知れないが

M9は想定外過ぎるのだろうか。


放水がそんなに冷却に効果的

だったのであれば

なぜもっと早くやらなかったのか。


など様々な憶測が

疲労をさらに困憊させている

ような気がする。


そんな中

現在の日本を

海外の方がどう見ているか

僕の海外の知り合い関係の声が

集まり始めた。


それは

たまたま僕の範囲だけ

かもしれないが


一言で言えば


「かなり誤解されている」


という事にたどり着く。


今までテレビが

圧倒的に垂れ流して来た

衝撃映像は


「日本には近づくな」


というブランディングには

十分な程の

日本逆プロモーション活動に

なったと言えるのではないだろうか。


日本もそうなように

海外も一般の人はそこまで

放射線について詳しくない。


あの全ての映像は

日本全土で巻き起こり

日本全土がすでに

放射線汚染されているように

感じてしまっているようだ。


断っておくが

決して被災地だけに

被災を押しつけている気は

さらさらない。


今話していることは

海外に対する

日本のブランディングであり

それは日本経済をさらに逼迫させ

結果被災地さえも追い詰める事に

なるから書いているので

論理のすり替えはいらない。


だからか

日本からの輸入品に対し

抵抗を見せる国も

出て来ていると聞く。


実際

日本への渡航が禁止された

国もいくつかあるようだ。


無事に現在も動いている

東北や関東を始めとする

各都市も映し出し

これから日本は

被災地を救済し

何とか経済も立て直し

ここから復活していくんだ


という


『日本“リブランディング”』


をしなければ

本当にマイナスのスパイラルに

入って行ってしまう。


僕はプロデュースが仕事なので

ブランディングには敏感になる。


上昇させるブランディングは

時間が掛かるが

下降させるブランディングは

一秒で済む。


今日

表参道に行ったが

シンボリックな

海外ブランドの路面店は

全てシャッターを降ろしていた。


もちろん

数日もすれば

全ては元の生活に戻っている

という楽観的な見方もある。


しかし

これは

今回の地震や原発だけで

起きている現象ではない。


すでに

D&Gや

ジューシークチュールなど

多くのブランドたちが

先行き不透明な

日本の経済不安により

撤退している。

(ドルチェ&ガッバーナは今まで通り。

今日も開店していた。)


ただでさえ

日本から去って行く

海外企業が

これをきっかけに

さらに去って行くかも知れない。


そこに

『風評被害』という

二次災害で

「日本に近づくな」

では困ってしまう。


それもこれも

誰がそういう風に

海外に向けて

日本を悪いイメージで

今ブランディングしているかと言えば


日本人ではないか。


昨日書いた

価値観の変革

ではないが


もう僕らには

時間がない。


ただでさえ

プロデューサー目線で言えば

日本は未曾有の不景気を中心に

「もう間に合わない」

と感じていた。


だから政治家との対談を増やし

根底からの日本再構築を

いろいろ考えていた。


そこに

さらに止めを刺すように

不幸にも大震災を受けた。


さらに

それを

最悪のプロモーションに

結果使い始めている。


止めるなら今しかない。


一筋の光は


海外からの


「日本はM9の中

防災という心で被害を他国よりは

くい止めている」


という称賛の言葉ではないだろうか。


ここは

できるだけ

日本を再ブランディングし


日本魂


日本の気合い


を見せると同時に

ちゃんと

日本の大地震と原発の

本当の事を全て語り

発信し続けるしか

残された道は

ないのではないだろうか。


おちまさと


今回の大震災の

オフィシャルな名称は


『東北地方太平洋沖地震』

『東北関東大地震』

『東日本大地震』

などメディアによって違う。


そろそろ

一つにまとめては

いけないのだろうか。


それも

ざっくりとした感じで

記憶にとどめるというのも

一つの役割かと思うが


『東北関東大地震』

と言った場合

東京は確かに揺れたが

被災状況も少ないので

東京以外ということも

盛り込んだ方が

後世に誤解を生まないのでは

ないだろうか

などとも思ってしまう。


しかし

今日東京は雨が降り

思い出したのだが

僕が小学生の頃だったか

NHKのドラマで

眉村卓さん原作の

『ねらわれた学園』や

『未来からの挑戦』という

大好きなドラマがあったのだが

そこに登場する

未来から来た少年が

雨が降る度に

血相を変えて

店の軒先に駆け込み

どうしたのか問いかけると


「放射能の雨が降る」


という台詞があった。


僕はノストラダムスは

どこかで信じていたけど

ネガティブな未来像は

面白いは思えど本気にせず

どちらかと言えば

ポジティブな未来像を

信じていたもんだ。


まさか

本当に

もしかしたら放射能の雨

などと考える日が来るとは

微塵も思っていなかった

ような気がする。


三つ子の魂百まで


ではないが

こうした今でも

僕はどこか前向きに

考えている。


だからこそ

今日本人は

日本を世界に向けて

日本の凄味を


リブランディング


して地震前まで

縮こまっていた

経済の背筋を伸ばし

逆に日本って

忘れていたけど

見直した


というところまで

持って行くことが大事だと思うし


持っていけるとはずである。


人間

しゃがんだ分しか跳べない。


今日本はたっぷりしゃがんでいる。


これからは飛ぶ時である。


不謹慎極まりない

僕が言ってるのだから

間違いないかも知れない。


今日

ちょっと季節外れの

UGGのムートンブーツを

買いました。