大相撲は

過去最大の危機を

迎えいてる。


3月春場所中止。

それ以上に

復活があるのかも

今の時点では

わからない。


これまでの

問題とは

次元が違う出来事が

起きてしまっている。


なぜなら

今までは

場所とは関係ない

場所外の

不祥事だったが


今回は

場所内での

直接的な不祥事なので

これまでとは

意味が違うのだ。


これまで

何十年も

囁かれ続け

雑誌などでも

展開されて来たが

裁判で退かれて来た

大相撲八百長疑惑。


しかし

今回は

証拠のメールが

大量に出て来てしまった。


だけど

これまで

散々疑惑があって

全部追求できなかったのに

出てくる時は

あっさりサラッと出て来て

最終章を迎えるのが

とてもリアルだった。


メールの真偽は

慎重に見極めた方が

いいかと思うが


相撲協会はあくまでも


「力士の技量の審査の場」


であり

それ審査の場自体で

勝ち星の売買が

行われていたとしたら

それはそのまま

存続も運営も

続けられる訳がない。


それに

今回のメールの

やりとりを見ていると

かなり

仕組化されたもので

お互いの貸し借りだけでなく

まるで誰かが管理してそうな

星が力士間を巡って行く

周到なシステムが垣間見れる。


しかし

一番問題なのは


今回が本当に

史上初の八百長なのだろうか


というところだ。


何か相撲協会は

今回バレた事に対して

謝罪をしているように見えるが

明るみに出た事が

問題なのではなく


八百長自体が問題であり

それは本当に

今回問題になった力士たちが

この長い相撲史で

初めて思い付き

初めて実践したのか

という点ではないのか。


常習的にあったものが

たまたま今回

出て来てしまったのでは

ないのだろうか。


いつも

そこをぼやかして

解決したという設定で

前に進んでしまうことが

今の相撲界を

作ってしまっているような

気がする。


そして今回の

証拠は

携帯メールである。


それに対し

相撲協会も力士に

携帯の提出をさせると言い

力士達から

「機種変した」

「壊したからない」

と言われたと会見で

発表してたが

昨日全ての膿を出すと

言っていたことが

この事だったのか?


提出したとしても

何かあったなら

全て削除するだろうし

それをチェックするのは

協会の親方たちがやるのか?


「メニュー押してから

どうすんでしたっけ?」


とか言いながら

やるのだろうか。


ちょっと話はそれるが

今回の携帯メールからの

発覚だったり

この間の

尖閣ビデオ流出問題など

何だか

ネットにより

今までグレイにしてきた

物が隠せなくなって

来ているようにさえ見える。


エジプト国民の

怒りのマグマも

もはや

ネットにより

隠しきれずに

表に出て来たのかも

知れない。


昨日の

名古屋トリプル選挙だって

昔だったら

議会のことなど

今一表面化しなかったはず。


こうなって来ると

いろんなことの


『可視化』


が叫ばれているが

今の時点でも

相当な可視化が

進んでいるような気がする。


しかし


『可視化』万歳

とも行かない。


何でもかんでも

可視化せよ

みたいな空気があるが


例えば

政治や外交など

多分

極秘裏に動き

国民の目に見えないところで

解決した方がいいことも

あるのではないだろうか。


見た訳じゃないから

知らないけど。


人間って

そういうのあるはず。


だから

あくまでも

全ては

優先順位なのではないか。


可視化とか

そういう流れになると

初めは国民の為に

だったのが

いつの間にか


可視化することが

プライオリティ第一位に

すり変わってる事が

この国にはよくあるから

注意した方がいい。


子供達のプロフや

ネットのいじめ問題も

どこか

何でもかんでもの

可視化の一つにも見える。


全面ガラス張りは

もしかしたら卑猥に

なりえるかもしれない。


可視化と

隠すところは隠す


このさじ加減が

国民に利益を与える

ような気がする。


だから

このさじ加減が

うまい料理人みたいな人に

国をリードしてもらいたい。


とはいえ

相撲界はさじ加減とも

いかないだろう。


相撲はどうするんだろうか。


僕は

今までも

ここで何度となく

大相撲について書いて来た。


もう誰にも清浄化は

難しいかもしれないから

団体を分け

2団体にして

それぞれの団体力を

競ったらどうかとも書いた。


新団体は

15日間じゃないかもしれないし

今の様なマッチメイク

じゃないかもしれない。

同部屋対決も

あるのかもしれない。


今日初めて

十両の人も

100万円以上の給料を

貰っていると聞いた。


春場所も中止だが

給料は支払われるらしい。


もし今回の八百長問題が

本当ならば

その辺りの

給料の仕組みなどにも

問題がないのだろうか。


おちまさと


昨日の

名古屋トリプル選挙も

そうかもしれないが

何か今

日本全国衣替え状態

というか

ある種の国民一揆

みたいなことが

地方から起き始めて

いるのように見える。


変化を恐れてはいけないし

変化に流されてもいけない。


決して

変化がゴールではなく

変化は術なのだ。


今回の政権交代など

変化した事で

全員が息切れしてしまった

気がする。


変化しなければ

以前の自分たちの

欠点にも気付かない。


変化と気付きは

密接である。


相撲協会は

さすがに

変化するしかない。


理事長交代とか

そういう変化ではない。


変化を恐れず

がらりと今までとは

違う仕組みにしてみてこそ

過去の欠点に気付く。


そこから

もう一度

戻したいなら

戻せばいいではないだろうか。


変化して

失敗したっていい。


ただ

そこで気付き

得るものは大きいはずだ。


変化を

恐れてはいけない

気がする。