NEWSが

東西南北の

北東西南の

頭文字という事は

どれだけ

知られているのだろうか。


東西南北

あらゆるところから来る

出来事が

まさに

ニュース

であり


本来は

その多角的な情報を

目にし耳にしながら

本質を見極める

ということなのだと思うが


最近は

そのニュースの

情報自体が

偏っているので

相当

個人としては

ファイティングポーズで

臨まないと

洗脳されてしまう。


話は変わるが


今日だけでも

いろいろな

ニュースがあった。


最近では

テレビも新聞も

読まず

ネットニュースだけで

賄っているが

今日ジムに置いてあった

日経新聞を

読んだ。


日経新聞は

昨日までに

ネットで見たニュースの

答え合わせとして

時々読んでいる。


その中で二つ

気になるNEWSがあった。


一日の新聞で

二つも気になるニュースが

あること自体

ちょっとビックリだが。


一つは

ある痛風の薬が

日本解禁されるらしい。


一日一回飲めば

尿酸値が下がる

というものらしい。


日本国内にいる

1000万人を越える

痛風患者には

衝撃的ニュースだろう。


もう一つは

イギリスBBC放送の

クイズ番組で

広島と長崎の

二重被ばくをした方を

『世界で最も運の悪い人』

と話し笑い

それを在英邦人が

日本大使館から

BBCに抗議して

BBCが謝罪したらしい

というニュース。


よく読むと

BBCも

元々はそんなつもりはなく

長崎の人が

広島で原爆を被爆し

鉄道で長崎に帰った

というところを

フィーチャリングし


「そんな

原爆を落とされているにも

関わらず

鉄道が動いているところが

日本はすごい。

イギリスだったら

絶対鉄道は停まってしまう」


という自虐的なことを

やりたかったみたいだが


出演者の誰かが


「ところでその人は

長崎で入院したのか」


というコメントで

観客がクスクスし始め


さらに

長崎に帰って

もう一度

被爆したことに触れ


「世界で最も運の悪い人」


とコメントし

観客が大爆笑したらしい。


だから

BBCは

本意ではないと

謝ったらしいが


その放送された

細かなことはさておき


やっぱり

イギリス人なんて

どこかで

日本をバカにしてるんだ

ということは

明らかになったことは

わかる気がする。


そんな気がないところが

最もこちらとしては傷つく。


二回被爆したということは

世界で最も運が悪い人

というコメントで

プッと吹き出してしまう感情が

やっぱりあるのだ。


こちらとしては

二重被爆など

一度の被爆でも

いろいろな感情があるのに

二度もとなると

相当な重みで

受け止めてしまうが


イギリスでは

運が悪いで

片付けられてしまう。


イギリス人

感性鈍っ。


やはり

どこか

黄色人種的な

蔑み方をする癖

が有吉くん的に言葉を選べば

「白金髪青目野郎」達には

あるのだろう。


この全く関係ない

二つのNEWSは

関係ないが


どちらも


『命』


という問題では

繋がっている。


僕らは

こうして

世界中

東西南北から

ある種

無作為に

誰かのセレクトで

何かのフィルターを通した

出来事を


さらにセレクトし


さらに自分フィルターに通して


濾過して

共通項を探し求め


二つ以上の

出来事のリンクされる

キーワードを

見付けなければならない。


「NEWSは連鎖する。」


世界

東西南北は

繋がっていないようで

どこかで

連鎖している。


僕は

たまたま

ジムにあった

日経新聞から

この二つの記事を

抽出し

自分の濾過装置で

濾過して

リンクさせた。


逆に言えば

それ以外の大量な

NEWSは捨てた。


というか

拾いもしなかった。


「全てを拾うことは

全てを捨てることである。」


と僕は思っている。


「全てを記憶する事は

全てを覚えないと等しい。」


とも思っている。


東西南北

日々いろんなことが起きる。


この痛風の薬は

日本で開発され

イギリスなどでは

もう使われている。


そのイギリスでは

被爆をどこかで

笑っている。


しかし

そんな日本が開発した

痛風の薬で

多くのイギリス人も

助けられているのだろう。


だけど

本能的に

世界で最も運が悪い人

という事で

思わず笑えることも

共存している。


違うと言われても

それはどこかであるのだろう。


そんな矛盾した事が

今日の


NEWS


だけでも

知ることができた。


おちまさと


東西南北


NEWSの

あらゆる窓から

多角的に一つの事象を

見ることで

一つのテーマが

浮き彫りになる。


それは

あらゆる方向から

見ることで

コーヒーカップが

コーヒーカップと

わかるように。


それは

一方向からしか

見なければ

永遠に長方形か

永遠に円にしか見えない。


多角的に見て

多角的に情報を得るから


「あれはコーヒーカップだ」


と分かるのだ。


それはまるで

湊かなえさんの小説にようだ。


一つの事件を

多角的な証言で

浮き彫りにしていくことで

その本質に迫って行く。


ハワイで読んだ

『夜行観覧車』

『往復書簡』

も面白かったなぁ。


NEWSとは

本来

日々試されている

『多角的クイズ』

なのかも知れない。


だから

偏った報道を

捨てる運動神経を

つけなければならないのだ。