今日
韓国では
全国民対象の
避難訓練が
行われたようだ。

もちろん
その対象は
北朝鮮からの攻撃
簡単に言えば
戦争対策である。

その避難訓練の
映像が流れることが
北朝鮮への抑止力
にもなるという狙いは
あるだろうが

その映像を
観ていると
国と韓国国民の
連帯感というか
危機意識というか
とにかくすごい。

避難訓練の時間になり
いきなり車を止められて
地下へ誘導されても

みんな小走りに避難訓練に
参加する。

これは
ある種
国民への納得感の
根回しが済んでいる
という感じがする。

ちゃんと
国が国民一人一人に
そういう場合はよろしく
という腹落ちをさせている
ような気がした。

日本でこれをやっても
文句を言いながら
いやいやダラダラ
参加する人間が多い
かもしれない。

日本だったら
国民の納得とか
根回しとかしなそう。

大体この間の
東京オリンピックだって
都民の参加意識無視で
招致立候補しちゃって
落選する感じなんだから。
W杯招致もしかり。

国民無視か。

今日の
韓国の国民規模の

避難訓練を見ていると
その参加意識とともに
その国に生きているということ
その領土で自由を獲得している
ということとその責任も感じ

また国側も
有事の時は
国は国民を守る
という意識も
感じられる。

かつて
イラク戦争の時
入ってはいけない
イラクの地域に
日本人の青年が入り
捕獲され
最後は処刑された。

その時に
当時の総理
小泉首相は
『自己責任』
と言った。
果たして
処刑されるまでの
ことをしただろうか
そして
国は自己責任と
結果
守らなかった。

今日の韓国を
観ていると
国民も国を守り
国もまた国民を守る
という連帯感と危機感が
共存しているような
気がした。

しかし
こんな
ニュースを観ていると
本当に想像もしたくない
第三次世界大戦などという
最悪の言葉が微かに
浮かんでしまう。

本当に
それだけは嫌だ。

ラブ&ピース。

そんな中
日本はどうだ。

政権政党である
民主党内のごたごたとか
何の話をしているのだろうか。

菅さんも
岡田さんも
小沢さんに

会いたいけど会えない

とまさに
西野カナ状態。笑

会いたくて会いたくて
ふるえているのだろうが。

歌は違うが

君って君って
いつでも強いんだね

か。笑

話はそれたが
菅さんも岡田さんも
何だか
あまりに
「話せばわかる」
という筋肉的な発想が
あり過ぎな気がする。

今回の韓国の
国と国民のように
お互いに積み重ねた
ある種の根回しと
その納得感が高くなければ
いきなり
突然
今避難訓練
と言っても
誰もマジ参加はしてくれない
のではないだろうか。

話せばわかるが
通じな時もある。

それが
政治でもある。
それが
外交でもある。

この間
あるオフィスで
打ち合わせしていたら
そのオフィスが
入っているビルの
避難訓練が始まった。

いきなりスピーカーから
アナウンスが放送されて
来たのだが

完全に
あがっている。笑

「避難訓練で、あれ?入ってる?」

そんな感じ。笑

途中で
女性に変わったのだが
その女性がもっと緊張している。

しかも
日本語のあとに
英語で繰り返すのだが

「えーっとあてんしょんぷりーず」

厳しい。笑

避難なのに
余計英語圏の人を
躓かせてたに違いない。

しかも
締めのアナウンスした後
マイクのスイッチを
切り忘れたのか
ずっと

「終わった、いやー、どうだった?」

みたいな感想が
垂れ流されていた。笑

笑い事でなく
これって
現在の日本の縮図
なのではないか
と感じてしまった。

危機意識ゼロ。


日本で
全国民参加の避難訓練
をやっても
ドッキリだと思って
CCDカメラを探す人が
多そうだ。

いきなり
何をやってもダメ。

話せばわかる
というマッチョな考えだけでは
何も進まない。

いい意味の根回し
納得感を作らねば。

そこから始めないと
何も始まらない。

おちまさと

人を介抱していて
いきなり殴られたのにも
関わらずなぜか謹慎。

それが本当なら
どういうことか。

こちらも
話せばわかるが通じない
ということなのか。