チリ落盤事故が

今まさに次々と

生還を果たしている。


地下600メートルより深く

しかも気温約35度

湿度約90%という

過酷な閉鎖空間からの

帰還。


33人の作業員たちが

なぜ今日まで

耐えられたかと言えば

仲間のために

意義のある仕事をしている

という充実感ではないか

と言われている。


11人ずつ当直と

睡眠と休養の3交代シフトを

組んだことが素晴らしく

これにより

閉じこめられた

作業員全員が

「仲間が生き残るために

貢献している」

と感じることができ

それが精神的な支えに

なったのではないかと

報道では語られている。


最近よく『モチベーション』

について語られることが多い。


『モチベーション3.0』

などを代表に

一体何をモチベーションに

仕事をすべきかなどが

再び注目されている。


モチベーションとは


動機づけ


である。


全ての行動には

動機づけがあり

その為に動き働く。


ある人は

大きな家を建てる為に

仕事をしよう思い

ある人は

地球の環境の為に

人生の時間を費やそうと思う。


もっと言えば

健康の為に水を飲もうと思い

服が似合う為に

ダイエットしようと思う。


その


一つ先に動機づけである

モチベーション


をどうやって保ったらいいかが

わからないという人が多いとも

聞く。


落盤事故にあった

作業員たちの

事故にあった瞬間の

精神的苦痛を考えると

計り知れない。


しかし

彼らは

その暗闇の中

究極のモチベーション

究極の生きる動機づけを

自ら生み出したのだろう。


まだ現在も

地下600メートルで

そのモチベーションは

燃え続けている。


あの最初の手紙が

地上で確認されたことが

分かった時は

どんなに

生への光が射した事だろうか。


絶望から希望への

大転換。


そこから

追い詰められた中

自ら作りだした

モチベーション。


今回の事故を

見ていると


「モチベーションとは

与えられるものでなく

やはり自ら生み出すものなのだ」


ということを

考えさせられる。


こういう事故の中で

何かを学ぶことは

多い。


というか

多くを学ばなければ

ならない。


わからないが

今回の救出において

数々の発明も

生まれているのではないか。


あの脱出用の

特殊カプセル。


毎年

人間ドックで

MRIやPETを

受けているが

あの筒状の狭さは

まさにそれ。


ここ数年は

とても環境のいい

MRIとPETなので

何の問題もないが

以前一回だけ

ドックのスタッフの方が

あまりにも

「閉所大丈夫ですか?」

を繰り返すので

今まで大丈夫だったのに

なぜか不安になって

検査を受けれなかったことが

あったのを思い出した。


あの狭いカプセルに入り

地下600メートルから

危険な岩盤の中

吊りあげられる暗闇の時間の

無の不安も考えてしまう。


今回

NASAをはじめとする

世界の最先端技術が集結し

そうした技術的発明も

あったかと思うが


一番注視すべきものは

究極のモチベーション

ではないか。


全員の無事生還を

祈ります。


おちまさと


ハリウッド映画化決定

とか気の早い話も出てるが

どうしてもそうなっていくのが現実。


まだ

あのカプセルに

スポンサーのシールが

ついてなくて

なぜかほっとした。