数日前
ここで
今回の参院選のポイントは
「ねじらすかねじらさないか」
と書いたが
結果
ねじれた。
これは
民主主義である以上
国民の民意である。
衆議院は民主党他連立他党
参議院は自民党他連立他党
となった。
ねじれ現象は
２００７年から
２００９年の衆院選まで
経験済みで
その時は
衆議院が自民党他連立他党
参議院が民主党他連立他党
と逆の立場だった。
なぜ
改めて
書いているかと言うと
日本人は自分たちが
選択した事を忘れる癖
があるので
今回
ねじれを選択したのだ
という事を
覚えいておく必要がある
からしつこく書いている。
簡単に言えば
参議院は
衆議院の監視役
みたいな存在だ。
しかし
結局は
衆議院の力が強い。
衆議院で成立すれば
参議院が何と言おうが
成立していくケースが多い。
しかし
ねじれると
衆議院で通ろうと
参議院では
ねじれをアピールする為に
まずは反対する。
もしそれが
例え賛成案だとしてもだ。
という事は
様々な法案成立が
遅くなっていく。
これは
この間の
ねじれの時に
散々味わった事で
今回
自民と民主が
入れ替わっても
同じ事が起きるのは
間違いない。
しかし一方で
もし
日本が
本来の民主主義の姿を
二大政党制に置くのであれば
ねじれなど当たり前。
諸外国は
基本ねじれみたいなもので
たかだか
衆参ねじれぐらいで
ガタガタ言ってるようでは
二大政党制など
夢のまた夢である。
そんな事などを
含めて考えたか考えないか
国民はねじれを選んだ。
様々な法案成立など
スピードは遅くなる。
この経済・防衛など
問題山積の中
スピードが遅くなる事を
選択したのだ。
決して
ねじれを選択した事を
攻めているのではない。
ねじれを選んだ事を
忘れてはならない
という事だ。
日本人はすぐ
後でねじれにより
スピードが遅くなったりすると
「どういうことだ！」
みたいに言うが
自分で選んだんだから
仕方がない事を
覚えておく必要がある。
ただ
自民党が民主党と
大連立をしたり
みんなの党や公明党が
民主党と組んだり
もしくは
民主党が二つに割れたり
自民党も二つに割れたり
それがくっついたりしたら
ねじれがすっとぶ場合もある。
しかし
その場合
民意はどこへ行くのだろう。
その頃
国民は誰に投票したか
ねじれに投票したか
忘れてるか。
ていうか
もう忘れているか。
いい加減
日本人は
一回一回の選挙に
覚悟を持つ必要があるのではないか。
今回の参院選は
本当にコンセプトが
見えなかった選挙だった。
だからか
投票所の前の
ポスターの看板の前で
立ちすくんで
誰にするかを考える人を
たくさん見かけた。
僕の東京５人区などで言うと
民主党が二人当選し
みんなの党が一人入り
共産党が一人現役から
落選してしまったという結果だ。
という事は
東京で言うと
民意は何が言いたかったのだろう。
何を選択したのだろう。
今回の選挙を
他党が強かった訳ではなく
民主党が勝手に落ちた選挙
と言われているが
そうも見えない。
このように
政党も何を言いたいのか
わからず
民意も何を言いたいのか
わからない選挙に
なったような気がする。
ただし
全国レベルで総括して
それも
プロデュース目線で
一言で言うのであれば
「菅さんのプロデュースミス」
という事だ。
あの消費税１０％発言の
タイミングの悪さと
腹落ちしない説明が
全てだったのではないか。
プロデュースの一部で
「情報のリリースタイミング」
というものがある。
そして
その情報の説得力と納得性。
これらが
全く欠如していた。
もっと言えば
鳩山政権のまま
選挙していたら
今回の半分に議席数
だったかも知れない。
という事は
あの鳩山辞任は
逆に言えば
タイミングはかなり
良かったと言える。
菅さんは
ずっと何か上のものに
噛み付いているキャラを
自分プロデュースし続けて来た。
しかし
今回一番上の立場になり
噛み付く相手がいなくなった。
そこで
世の中に噛み付くように
消費税１０％を発言してしまったのか。
菅さんは
一番上に立ったという事を踏まえ
キャラ設定を変えなければならない。
たらればは意味ないが
もし１０％発言なく
キャラ変えして
余裕でいたら
どうなっていたのか。
初めて
今回選挙に行った方
選挙はここで
終わりではない。
ここからが
意味があり
ここからが
おもしろい。
自分の投票した党や政治家
だけは
どういう行動をとるか
注目していくといいと思う。
おちまさと
今日
娘を抱いて
『あいたくてあいたくて』
を唄っていたら
娘が初めて
声を出して
笑いました。笑
記念すべき日です。