やはり

相撲協会は

国技とか伝統とか含めて

どう大目に見ても

やはり理解不能である。


殺人。

大麻。

賭博。


こんな凶悪事件が

立て続けに起きても

目先の名古屋場所の事を

心配している。


普通の組織では

それどころでは

ないと思うが。


相撲協会だけは

治外法権なのか。


日本国とは違う法律

なのか。


この状況を

作りだしている

要因はたくさんある。


何も世の中を知らない

子供の頃から

弟子になり入門


頭角を現すのも

10代や20代前半。


そして

30歳ぐらいでの引退。

親方。


しかも

これらを

大昔からのしきたりの中

上の力士がやることが

常識と考えていくのは

当然。


それが

治外法権的であれば

そこには罪悪感もないだろう。


そういう環境の

問題もあるのだが


その中の要因でも


相撲協会が


公益法人


という事が

やはり大きいのでは

ないだろうか。


そもそも

公益法人とは

伝統などを守るために

できるだけ利益を得ずに

運営していく法人格

だと思う。


しかし

相撲協会は

毎年

物凄い利益を

出している。


しかも

チケットなどから得る

基本的な売り上げは無税。


国技館などの

固定資産是も無税。


いいな。笑


いいなじゃない。

笑いどころでもない。


さらに

多分

公益法人として

視聴率とかも関係なく

当たり前のように

毎場所NHKで放送しているが


この放映権料だって

入っているはず。

これも莫大なのでは。


利益をあげてはいけない

どころか

とんでもない利益を

あげている。


その公益法人である

相撲協会から

各相撲部屋へ予算が

配られる。


この何とも言えない

1920年代とかから続く

閉鎖された組織が

やはり2010年には

もう合わなくなって

来てしまったのでは

ないだろうか。


でも

ここで

当たり前の疑問がうかぶ。


「そんなに儲かるなら

公益法人から株式会社化すれば

いいではないか」


と思うのだが

これが

もし株式会社化したら

無税ではもちろんなくなり

当然となっている

NHKの放送もなくなるかも

知れない。


となると

人気商売の宿命で

いかに人気を持続させ

話題を作り続けていかないと

ならなくなり

ものすごい

自社努力が必要となる。


ここが

実際は

相撲協会にとっては

きついのではないだろうか。


でも

もし株式会社化されたとしたら


運営していく中で

かつての

プロレス界のように

今の政界のように

団体が割れ

新たな

第二相撲協会

が生まれるかも知れない。


新日本相撲協会



全日本相撲協会。


新日本相撲協会を

率いている貴乃花親方は


あくまでも仮に

貴乃花親方が

自分についてくる

力士を連れて

相撲協会を出て

新団体新日本相撲協会

を設立し

武道館とか

場所を借りて

もうひとつの場所を

始める。


この新団体の方が

人気が出たら

元々の相撲協会も

自社努力を始める。


などは絵空事とは言え

こうした

競争などがない事も

現相撲協会の問題点の

一つのような気がする。


もちろん

相撲とは


神への奉納


であり

そのおこぼれを

民衆は見守る。


狂言や能

などと同じ

伝統だから

なかなか難しい。


しかし

いい加減

ガラス張りどころか

モザイクガラスで

次から次と

何が起きても

公益法人というカサに

隠れて

伝統や国技という事を

抑止力にするのも

おかしな話。


もし

ここで

大きく変わるとすれば

株式会社化するぐらいの

大ナタしかないような

気がする。


だって

プロ野球界で

こんな事があったら

全試合停止するのではないか。


プロ野球機構は

公益法人だが

各球団はそれぞれが

運営していて

プロ野球機構からの

お金の流れはないらしい。


これが

2010年当然なのでは

ないだろうか。


そうすれば

各相撲部屋が

各親方が

独自の経営努力をして

いい関取を排出し

プロの人気商売として

客へのサービスも考え


しかも

客はわかっているので

伝統と格式を壊す力士は

自ずと人気が落ち

さらには

レッドカードで

土俵に上がれなくすればいい。


相撲協会の

最も課題となる

一丁目一番地は

伝統を守りながら

21世紀に対応する

両面を作りだす

環境とシステム作り

なのではないだろうか。


そうでもしなければ

まだまだ

相撲協会国の

治外法権は続く。


おちまさと


新日本相撲協会と

全日本相撲協会の

どちらもなかなか

運営がうまくいかず


二団体対抗戦

を国技館でやったら

盛り上がるんだろうなぁ。


でも

睨みあったり

ガッツポーズは禁止か。


そもそも

相撲って

国技って

何なのか

その定義を

改めてハッキリ

作ったらどうか。


ガッツポーズとか

やる気のない取組を

したらすぐ出場停止に

すればいいではないか。


そこが

ハッキリしてないから

あいまいになる。


サッカーなら

手は使っちゃダメだし


野球なら

頭へのデッドボールは

退場だし

殴ったら退場だし


普通は

ハッキリ

決まってる。


ノールール。


ある種

相撲は

バーロ・トゥードか。


しかし

もう一方面から

見れば


相撲界は

これだけ

公のメディアに

ハッキリ叩かれて

まだその点だけは

健全かも。


もしも

メディアが

「相撲界はいじれない」

「相撲界は叩いたらまずい」

とかなってないだけ

ましかもしれない。


ひどいけど。