ジェームズ・キャメロン監督

『タイタニック』以来

12年ぶりの作品

『アバター』


ずっと観たいと思っていて

やっと昨日観れた。


『ターミネーター』

『ターミネーター2』

『エイリアン2』

『トゥルーライズ』

など

10割打者のように

大ヒットを続け

『タイタニック』で

その才能さらにを極め


一体

次は何をしでかすのか


と全世界が

待ち続けた中での

新作である。


こんなに

ハードルを上げられている

クリエイターも

いないかも知れない。笑


当てて当然

しかも名作

『タイタニック』越えが

期待される中

そのプレッシャーを

はねのける精神力は

計り知れない。


しかし

今回

それを

やってのけている。


とても

おもしろかった。


しかも

何がすごいって

『タイタニック』の

成功を忘れ去り

全く違った

誰も予想しない方向

からのアプローチで

成功しているところだ。


ユニクロの

柳井社長の著書

『成功は一日で捨て去れ』

のように

キャメロンも

過去の栄光など

一瞬で捨て去れる人

なのだろう。


だからこそ

成功が持続する。


内容は

あまり語れないが


キャメロン監督

という人は

映画好きなんだなぁ

という事が

すごくよく分かる。


今回は

ヒップホップの

サンプリングじゃないが

たくさんの映画が

見え隠れする。


そのまんまだと

もやもやするが

ちゃんとキャメロン色に

変えられている。


具体的な映画や

監督名も

書きたいところだが

まだ観てない方に

先入観を与えてしまうのは

よくないと思うので

今は辞めておこうと

思う。


しかし

CGの技術は

とんでもない所まで

来ているんだと

改めて気付かされた。

しかも

そのテクニックは

他の作品とは

やはり

一線を画している。


特に”アバター”自体の

映像部分。


どこからが特殊メイクで

どこからがCGなのか


さっぱりわからない。


全部CGなのか。


その『タイタニック』からも

進化している技術の使い方も

素晴らしい。


宝の持ち腐れをしていない

というか

キャメロン監督に

使われる最新CG技術は

本望だろう。笑


キャメロン監督は

CG技術はアイテム

としか思っていないのでは

ないだろうか。


あくまでも

自分が描きたい

世界観とストーリーありきで

それを具現化する為に

CGを使っていて

ついつい

技術を見せる事が上に

なってしまったりする所を

本末転倒せずに

プライオリティを

徹底して守っている

気がする。


とても

分かりやすく

振り幅も大きく

ある種

ハリウッドの伝統的な

ストーリーでは

あるのだが


よく

こういうSFに

ありがちな

ストーリーの破たんや

難しすぎる事もなく


もしかしたら

あえて

難しくないのが

いいのかも知れない。


思い返せば

キャメロン監督の

ストーリーは

予告などでは

一見

難しそうに見せながら

実際は

分かりやすい。


それを

その時代の

最先端の映像で

観せてくれるから

そこも魅力の一つなのかも

知れない。


『アバター』

でキャメロン監督に

はまった世代は

『ターミネーター』とか

『トゥルーライズ』

とか観ると

楽しいと思う。


『エイリアン2』を

観ると

今回『アバター』にも

出演している

シガニー・ウィバーが

さらに輝くかも知れない。


関係ないが

シガニー・ウィバーと言えば

キャメロンじゃないが

『ギャラクシー・クエスト』

という作品も最高。


『アバター』

きっかけで

洋画人気が

復活するといいな。


おちまさと


こんなに大きな世界観を

思い付いても

表現できる技術力が

なければできないし

技術力があっても

発想力と

それを破たんしないで

一本のストーリーに

まとめる設計力がなければ

できない。


キャメロン監督は

両方同時に持っている。


これからは特に

一方向だけでは

足りないのかも知れない。