トフラニール減薬迄の道のり−その2− | 10年間の抗鬱剤服薬を断薬

10年間の抗鬱剤服薬を断薬

約10年間に渡り抗鬱剤を服用。
現在減薬中です。
このブログを見た、今現在減薬中の方々と共に頑張って行けたらと思います。

トフラニールを、元の処方の1/10迄減薬したものの…
ここからが長かったです。

ハルシオンの断薬に成功すると共に、酷い離脱症状に悩まされました。

動悸・不整脈・焦燥感・車酔い・ヒステリー球などなどの症状に悩まされ、4ヶ月程、トフラニールの減薬はお休みしていました。

トフラニール減薬開始から約10ヶ月半後、再度減薬を開始しました。

2.5ミリ(10ミリ錠1/4)
昼 5ミリ
夜 5ミリ
へ減薬。
この状態を2週間程続けます。

その後、
朝 2.5ミリ
2.5ミリ(10ミリ錠1/4)
夜 5ミリ
へ減薬。
この状態を2週間程続けます。

減薬開始から約ま11ヶ月半で、元の処方の1/15まで減薬する事に成功しました
この頃から、アカシジアが酷くなってきました。
ただ、当時は寝る前に湿布を貼れば治まる程度だったので、てっきりむずむず脚症候群だと思っていました。

その後、
朝 2.5ミリ
昼 2.5ミリ
2.5ミリ(10ミリ錠1/4)
へ減薬。
この状態を3週間~1ヶ月程続けます。

夜の減薬は出来れば少量ずつ進めたかったのですが、トフラニールの10ミリ錠は小さい上にツルツルとしていて、1/4以上砕く事が難しく、2.5ミリで1ヶ月程様子を見ました。

その後、
朝 2.5ミリ
ナシ!
夜 2.5ミリ
へ減薬。
この状態を2週間程続けます。

トフラニール減薬開始から13ヶ月後、元の処方の1/15迄減薬する事に成功しました。
この減薬からアカシジアが劇的に悪化し、2~3日は悶絶する程苦しかったです。
寝入ったと同時に体の不快感で目が覚めるというのを繰り返し、殆ど寝れませんでした。
この時、アカシジアという物が存在する事は知っていましたが、イマイチネットの文字だけの説明ではどんな症状なのか分からず
「何かおかしい!耐えられない!!」
という気持ちで神経内科を受診し、レグナイトを処方して貰いました。

その後、12時間置き→18時間置きと、服用時間を1週間ごとに6時間ずつ伸ばして行きました。

24時間ごとの服薬にまで減薬した所辺りで、減薬のタイミングと重なって体がムズムズする不快感に襲われる事に気付き、アカシジアだと気付く事が出来ました。

服薬時間を伸ばす度に、2日程はやはりアカシジアで悶絶していましたが、私の場合はレグナイトで有る程度抑える事が出来ました。
レグナイトも脳に作用する薬なので、離脱症状などの報告は無いと言ってもやはり飲まないに越した事は無いと思います。
ただ、私にはあのアカシジアを我慢する事は少し難しかったです…。

その後、10ミリ錠1/4の服薬を1週間単位で6時間ずつ伸ばしていき、トフラニール減薬から約16ヶ月後、10ミリ錠1/4を3日に1回の服薬迄減薬しました。

そして、3日に1回の服薬を1週間続けた後、断薬に踏み切り、成功しました。

私の場合、断薬直前は減薬スケジュールを予め決めて置きました。

3日置きの服薬となると、いつ飲むかを忘れてしまいがちですが、少しでも服薬時間が伸びると、数日後に途端にアカシジアが出てしまうので、予定を組む事で飲み忘れを防ぐ事も出来ました。

そして、
「この日に断薬する!」
と、自分で決める事で、断薬を自分で後押しする事が出来た気がします。

断薬って、やっぱり本当に勇気が要る行動で、中々後一歩が踏み出せないって人は多いと思います。

そこで、自分でスケジュールを組んでしまう事で
「この日に絶対止めるんだ!」
という決心がついたので、この方法は我ながら正解だったなと思います!


ただ。
こんなにアカシジアが酷かったのは、減薬スピードが早かったせいだと思います。

断薬直前の減薬は、時間が許すなら私の倍以上時間を掛けた方がやはり安全だと思います。

減薬中、何度も
「やっぱり私には断薬は無理なのかも」
と感じましたが、こんな私でも断薬する事が出来ました。

向精神薬を止めたくてこのブログに辿り着いた方も、きっと断薬する事が出来ると思います。