12月3日、
舞台「キミとボクとの壊れた世界」
無事に千秋楽を終えることが出来ました。
誰も大きな怪我など無く、
お客様にも予想以上に楽しんで頂けた様子で、
今はとにかくホッとしております…。
幕が上がるまで役柄などシークレットだったのですが、
私は、
階級制度のある世界を変えたい…と独り闘う、
「ダナー」という反逆者を演じさせて頂きました。
ダナーは、
その世界で全てを諦めて生きている者たちに、
「お前に問う、お前はどうしたい?」
と問い続けました。
不器用なダナーは、
口悪いし、問うときすぐ銃突きつけちゃうし、
素手で男2人倒しちゃうし、、、
と、
人々を動かすために極端な手段を取ることしか出来ませんでしたが、
その内には、誰よりも、
“人の尊厳を守りたい” という強い意志がありました。
ずっと独りで闘って来たし、
劇中誰にも名前すら名乗ってないし、、、
そんな彼女だけど、
本当は普通の1人の女の子なんだ。
演じる私だけはそのことを解っていてあげなきゃいけないと思いました。
最後に撃たれる瞬間、
「こんな世界、壊れてしまえばいい!!!」
と潔くロックに叫びながらも、
ダナーは本当は怖くて怖くて呼吸がおかしくなってた。
稽古場ではそんなこと無かったのに、
本番では彼女のリアルな恐怖が乗り移った。
これだから舞台は凄いんだな。
舞台の魔法だな。
初めてのアクションも、
毎終演後に嬉しいご感想を頂いたことで自信になりました。
(もちろんもっともっとかっこよくやりたかった思いもあるので、これからも鍛え続けたいと思います!)
ダナーとはお別れになってしまいますが、
彼女の意志を引き継ぐとしたら、
“どうか世界から差別が無くなりますように”
作品を通して、世界の平和に繋がるメッセージを届けていける演者になれるよう、
これからも頑張ります!
MOE
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