先月の4月23日の話です。

 

ここのところちょっとした事情により😅外出があまり出来ず、当然金剛山にも登ることが出来ません。

まあ、コロナも5類移行後は、『政府として一律に外出自粛要請はしない』と言うことなので、本当は自由で良い訳ですけどね。 


横になってゴロゴロしているとどうってことは無いのに、いつもの公園へ散歩にでも〜と歩いて行くと、何だか気の所為かも知れないが、呼吸器系がイマイチで、何だか喉もむず痒い感じになります。滝汗


そんな訳で新しい話題がないため、まだ、ブログに綴っていなかった少し前の話を取り上げてみましょう。ニコニコ

 

晴れを望んでいると雨ばかりの私ですが、雨を望むと、今度はなぜか晴れの日ばかりが続きます。😆
そんなこの日は、望んでいた雨、それもちょうど気持ち良い感じの霧雨が降りましたので、ついに六甲山へとやって来ました~♪爆笑
ただ、この日は、渋滞が発生しているとカーナビがなぜか芦有(ろゆう)ドライブウエイへと誘います~しかし、来てみると有料道路やないかい!!びっくり
しかも、無人のゲートでクレジットカードが使えるのにETCはアカんのやって!!
しかも、全然視界がきかない。滝汗



などとボヤきながらも、途中の駐車スペースで気を鎮めて、やがて六甲高山植物園へと到着しました。

まあ、ちゃんと到着出来れば何でも良い訳ですけどね。ニコニコ


雨の日を狙って来たのは、ズバリ サンカヨウの花がクリスタルになるからなんですが、今日までブログに載せなかったのは、先にお断りして起きますと、あまり綺麗とは言い難い状態だったからなんです。ショボーン

 

到着と同時に11時からの無料ガイドに合わせ、入り口に入ったところで皆さんが待機していました。

これ幸いにと私もそのままガイドさんに付いて説明を受けました。

30分あまりのガイドツアーが終わったところで、自由に散策を開始すると、上の山小屋風のレストラン エーデルワイスの方向から、雉のケーン!ケーン!と言う、甲高いながらもややハスキーなボイスが聞こえて来ます。


富山に住んでいた頃は、春から夏にかけてのシーズンになると朝早くから雉が鳴いていたので、すぐ雉の声だと分かります。

そんなに郊外でもなかったと言うか、むしろ割と町に近いところでしたが、良く鳴いていました。ニコニコ

 

早速、声のする方へと向かうと、お~居てますやん。

雉のカップルです。

 

 

雌はジッとしていました。

 

 

雄は、段々と茂みの中へと入って行き、とうとう姿が見えなくなってしまいました。

ありゃ~? もしかして、私、お邪魔虫だったかしらん?爆笑

ごめんね!🙏

 

 

この後も雌はのんびりと寛いでいました。

 

 

ここからは、ある程度、先ほどのガイドさんに教わった植物を復習しながら巡ってみます。

と、言いながら、説明にはなかったものもだいぶ巡ってしまいました。

 

こちらには、真っ白いユキモチソウですね。ラブ

 

 

サンインネコノメソウです。

すぐ近くに、サンインシロカネソウもありましたが、シロカネソウの花は見られませんでした。

 

 

オオサクラソウが咲いていました。

 

 

さらにイワザクラでしょうか?

 

 

個人的に大好きなハクサンコザクラにも似た可愛い花が咲いていました。

 

 

霧の中の幻想的な六甲高山植物園になっています。

 

 

今年もヒカゲツツジが咲いていました。

 

 

マイヅルソウはこれからがシーズンですね。

一株だけ咲いていました。

鶴が舞っていますかね?

名前の由来は、葉の模様が家紋の舞鶴紋に似ているからと言うものと、ちょうどこちらの写真のように、ハート型の2枚の葉を翼、白い花茎を鶴の首と見立て、羽ばたき舞う鶴の姿に喩えたと言う説などがあるそうです。

花言葉は、『純粋な少女の面影』なんだとか。ニコニコ

 

 

ギリギリ花が残っていました~いつだったか秋田駒ヶ岳で葉っぱだけたくさん残っていたオオバキスミレです。

滋賀県では、割と咲くところもあるそうなので、また、いつか綺麗に咲いているところを見てみたいものです。

 

 

チングルマだと思っていましたが、違いますね・・・不明です。

 

 

こちらは、イワヤツデの花です。

中国、遼寧省から朝鮮半島の中北部あたりに分布しているユキノシタ科の植物です。

 

 

こちらは、見るからにサクラソウ科ですね。

やはりサイズは小さいです。

 

 

ネパール、ブータンに分布しているツルハナガタです。

 

 

 

 

花の中に雨水がコロンと丸く溜っていますね。

 

 

こちらは、昨年から移植したのでしょうか?それとも何株かあるのでしょうか?昨年と全然違う場所だと思いますが、ヒマラヤの石楠花 ロードデンドロン・アルボレウムです。

ネパールの国花です。

表示には、ネパール王国と記載されていました。

現在のネパール、2008年5月まで王国だったんですね。

そして、1958年、1962年に大阪市立大学、大阪府立大学、今の大阪公立大学のブータン、西北及び東北ネパール各探検隊の中尾隊長、西岡副隊長から寄贈して頂いた種子、その種子から育てたシャクナゲなんですね。

 

 

苔の水滴が良い感じ~♪



こちらは新潟の山古志村の八重桜 ヤエヤマコシと言う桜です。

雪深い冬が終わって咲く桜は、また、格別の感慨があるのかも知れないと、しばし物思いに耽ります。ニコニコ

 

 

ミツバツツジもちょうど咲いています。

 

 

そして、少し遅かったのですが、この個体だけ、花が残ってくれていました。

昨年の朝ドラでも騒動の渦中にあったトガクシソウです。

 

 

今年も、イカリソウの仲間が色々咲いていました。

小さなバイカイカリソウ(梅花錨草)も咲いています。

 

 

良く見るイカリソウも、名前の通り錨の形ですね。

 

 

 

 

こちらには、身体がとても小さなシラネアオイが咲いています。

 

 

こちらのシラネアオイは、普通サイズですが、雨に打たれて花が綺麗に開いていることが出来ないみたいです。

 

 

エンレイソウもありました。

 

 

さらに、オオバナノエンレイソウです。

 

 

そして、今回のメインイベントです。お願い

雨でクリスタルになったサンカヨウの花を求めてやって来たと言う訳です。

 

 

雨がなかなか降ら無かったので、花が待ちきれず、もう散り始めていました。

シーズンも終わりですね。

 

 

咲いている花がほとんど残っていなくて、精一杯頑張って見ましたが、こんな感じです。

 

 

 

 

 

 

ドウダンツツジも蕾が多めですが咲いて来ています。

あまり見たことがないくらい背が高いですね。

 

 

 

 

 

 

水滴が付いています。お願い

 

 

オオカメノキ

 

 

 

 

 

 

ピンク色のものも咲いていましたが、こちらも白いバイカイカリソウです。

 

 

マンサク科のトサミズキです。

 

 

 

 

ユキノシタ科のペルティフィルム・ペルタツムの花です。

アメリカは、カルフォルニア州からオレゴン州南部に分布しているんだとか。

 

 

北海道には自生しているオオバナノエンレイソウです。

 

 

エンレイソウと違って、大きくて白い花が咲きます。

金剛山もちはや園地で、園芸種でしょうけど見られますね。

 

 

中には、ちょっとシックなピンクっぽい色の花も見られました。

 

 

アルプス、ドロミテに分布しているバラ科の花 ポティンティラ・アルバ

先ほど、チングルマかと思いましたが、不明って言った花は、きっとこちらですね。

 

 

水玉がいっぱいのこちらは、エーデルワイスの仲間です。

 

 

 

 

 

 

 

 

こちらは中国に分布するバラ科ヤナギザクラ属のウメザキウツギです。

 

 

ウツギですが、一見、梅の様と言う訳ですかね?

何だかリキュウバイみたいじゃない?

 

 

知りませんでした~これはやはり私がリキュウバイ(利休梅)として覚えている花でした。

別名が、ウメザキウツギ、バイカシモツケ、マルバヤナギザクラとも言うんですね。

いや、もう覚えきれません。

 

 

プルサティラ・ブルガリス

キンポウゲ科でアルプス、イギリス、スカンジナビアに分布している植物です。

和名はセイヨウオキナグサ そう言われなくてもオキナグサに似ています。ニコニコ


八ヶ岳の横岳付近で黄色い花の咲くツクモグサとも遠からずで、似ていますね。

ツクモグサは今くらいから咲きますが、横岳、赤岳、阿弥陀岳辺りを登るとなると、今の私にはちょっとハードルが高めです。チュー

 

 

 

 

 

 

サボテンみたいな多肉質の葉を持つベンケイソウ科のヒダカミセバヤ

北海道の日高山脈や十勝地方の海岸沿いに分布します。

ヒダカは、そのまま地名で、ミセバヤは、君に見せばや=この美しい花を見せてあげたいと言う意味なんですってね。

ユニークな命名ですが、ちょっとロマンチックなストーリーがありそうです。

まだ、花は咲いていませんが、赤い色調の小さな花がたくさん集まって優美に咲きます。

 

この日は、雨なので、自然に水滴があっちこっちにコロンって、撥水性の有る感じですね。小さいので、余計に可愛くも不思議に見えます。



ミヤマクワガタも咲き始めていました。

 

 

水滴の付いた錨草が可愛くてあちこちで撮りまくりです。

 

 

この花が、典型的なバイカイカリソウ(梅花錨草)

梅の花っぽいですね。お願い

 

 

錨草と言えば、葉もハート型で可愛い🩷

こちらの葉は、色と模様が付いていました。ニコニコ



ツクバネソウも咲いています。

 

 

ユリ目シュロソウ科ツクバネソウ属

ユリ目シュロソウ科まではエンレイソウとも共通なので、葉の枚数が違うが、何となく似ているような・・・似ていない様な・・・

花なのか?花で無いのか?って花ですが、実も、またユニークなんですよね。

 

 

センターの前には、水芭蕉が咲いています。

 

 

 

 

白いのは仏炎苞で、中のガマの穂みたいなのが、黄色い小さな花の集まった様な花穂、いわゆる花なのは、ご存知の通りです。

 

 
黄色い仏炎苞が出ようとしているこちらは、コガネミズバショウとか、アメリカミズバショウとも言われるリシキトン・アメリカヌムです。
サトイモ科で、北米、カナダに分布しています。

ミズバショウは、世界でも、白い水芭蕉と、こちらの黄色の水芭蕉の2種のみしか無いそうです。
そして、この黄色の水芭蕉は、1984年4月に日本ではこちら、六甲高山植物園が初めて開花に成功したそうです。お願い

 

 

ミツガシワも咲き初めていました。

 

 

何だかカラスウリの花にも似たモジャモジャが見られますが、氷河期の生き残り、ミツガシワ科ミツガシワ属の一属一種なんですって。

 

 

そして、ジイさんには見えていないハズモードに入っているこちらの水鳥は、誰?

私にもしっかり見えていますけどね。爆笑

 

 

模様からすると、どうもカルガモみたいです。

 

 

しっとりとして、霧の日も悪くないですね。

 

 

こちらにも、とても大きくて立派なミツバツツジです。

ちなみに、アケボノツツジは終わったところでした。


 

こちらにも幾つかユキモチソウが咲いていました。

 

 

何か美味しそうに見えて来ます。ラブ


 

雨粒なんですけどね〜甘い蜜なんじゃないかと思うのは、私だけでしょうか?

(いやいや、そりゃお前だけやな滝汗)

 

 

キノコ🍄‍🟫みたいにも見えて来ます。爆笑

 

 

 

 

ショップと展示室も覗いて見ます。

牧野富太郎博士 奇遇ですな!こんにちは!爆笑

 

 

雨の降る平日のお昼時、お店の方以外は、どなたも居ませんでした。

 

 

子供の頃の夏休みの宿題に、植物やら、海藻やら、まあ、昆虫やら、私もこんなんいっぱい作っていましたなあ。お願い

 

 

ユキワリソウですね。

流石に抜群の描写力です。

一番下の表記は、ユキワリサウになっているのが気になります。ニコニコ


母も時々こんな文章書いていましたね。

◯◯してちょうだいが、◯◯しててふだいみたいな。

旧仮名遣いと習いましたが、今は歴史的仮名遣いと呼ぶのでしょうか?

母たちも、戦前の教育を受けていましたから。

 

 

ショップを見ていると、ついつい手に取ってしまいました。

これは、今のではなく、だいぶ昔に立山で買った、中身はいわゆる花の図鑑です。

 

 

こちらも、随分と前の伊吹山で買ったものです。

 

 

そして、今回のはこちらです。

こんな図鑑とかはとても好きなんですよね。爆笑

 

 

そんな訳でそろそろ帰りましょう。

雨が上がり、少し下ると、霧も晴れていました。

 

 

大阪湾の向こうに、住まいの方から和歌山へと伸びて行く紀泉山脈の姿が見えていました。

 

 

目的のサンカヨウは期待通りとは行きませんでしたが、六甲高山植物園はいつ来ても楽しめますね。

まず盗掘の心配をせずブログに写真があげられるのもノーストレスですし、凝縮されたエリアにたくさんの植物が見られて、しかも大抵ネームプレートがあるので、花の名前もアレコレ悩まず一発回答です。爆笑

そんな訳で、今回のお話はこれにてお仕舞いです。

お付き合い頂きましてありがとうございました。ニコニコ