急ぎながらも慎重に降りて行きます。
植林帯を歩くと、先人たちはこんな険しい斜面の下にも、上にも植林をして、凄いな~と思いますが、この時期の自然林に入ると、今度は対照的に穏やかな雰囲気にとても癒やされます。
気持ちが良いですね~♪
登りでも見たヤマツツジの朱に近い、鮮やかな色の花が陽に透けて綺麗です。
この時期の楽しみのひとつでもあります~♪
今まで左側が片斜面で切れ落ちていましたが、法力峠を過ぎると、斜面が右側に変わります。
五代松鍾乳洞からの道との分岐点を経て、母公堂の駐車場へと戻ります。
五代松鍾乳洞は、現在の稲村ヶ岳の山小屋オーナーの祖父にあたる赤井五代松氏が発見、整備、また、稲村ヶ岳への登山道である五代松新道を開いたのも赤井五代松氏ですね。
朝のルイヨウボタンなどを見ながら降りて母公堂の駐車場に到着したら、宮司さんで良いのでしょうか?(母公堂っていわゆるお堂みたいですが、お寺?朱色なので神社?)
母公堂の方が出て来られて、皆さんに珈琲をお出ししているので、飲んでいって下さいと勧められました。
もう既に淹れてくれているみたいでしたので、珈琲を愛妻と二人で頂きました。
すぐ脇の湧き水で淹れてあるからでしょう、ストレート珈琲ですが、とても雑味のない美味しい珈琲でした。
珈琲を頂きながら少しお話をさせて頂きました。
ありがとうございました。
オオミネコザクラにも逢えたし、珈琲も頂いて、とうとう最後の〆へとやって来ました。
洞川温泉です・・・ところが、あれ?閉まっていますやん!!😳
しかし、思い出しました~何かリニューアルオープンしたとか・・・
既設の建屋から奥へともう一段上がった裏側の方に出来ていました。
リニューアルオープンと言うから、改装したのかと思っていましたが、総工費約6億7千万円をかけて新築しておりました~!!
まだ、建設途中みたいにも見えてしまいますが、凄く良い感じですね~♪
この後、旧館は取り壊して駐車場を広げるそうです。
この暖簾のマーク、男湯には斧(おの)、女湯には水瓶(すいびょう)だそうで、修験道の開祖・役行者(えんのぎょうじゃ)の従者で、夫婦でもあるそれぞれ前鬼(ぜんき)・後鬼(ごき)の持ち物だとのことです。
大峰山で厳しい修行を積む修験者の癒やしの場だった洞川温泉を象徴しているんだとか。
つい先日、4月25日に「洞川温泉ビジターセンター」としてオープンしたそうです。
泉質は弱アルカリ性単純泉、柔らかくて一番気持ちの良い温泉です。
入浴料は中学生以上800円、3歳~小学生200円。営業時間は午前11時~午後8時。原則水曜定休となっていました。
建物に入ると、木の香りが漂ってとても良い感じです。
まだ本格運用には入っていないような・・・色々スペースが余っている感じもして、この後、色々始まるのかな~って期待も高まります。
入り口の自動券売機でチケットを購入し、カウンターで駐車券の90分無料の処理もしてもらいます。
そして、いざ温泉へと向かいます。
以前の温泉は、吉野杉の趣のある湯船だった様な記憶がありますが、新しい温泉の湯船はシックなダークグレー基調、滑らない素材でスタイリッシュな今風のものになっていました。
清潔感の有る洗い場のある内湯と、外には露天風呂があります。
割と設備はシンプルで、ジャグジーやサウナ、打たせ湯などはありません。
温度は熱くもなく、ぬるくもありませんが、細かく言えば長湯向きの少しぬるめって感じで、個人的には好みの温度です。
弱アルカリ性単純泉ですが、ヌルッとしたり、ツルッとする感じよりは、サラリとしてとても気持ちの良い温泉でした。
ここで個人的な好みを叶えてもらえるなら、脱衣場の部屋をもう少し広く、ロッカー周りも広く、そしてロッカーの数がもう少し多いと嬉しいかもです。
建物全体は広いので、もう少しスペースを取っても良かったのにね〜なんて思います。
それと、湯船の深さですが、内湯も露天も子供にも優しい感じの割と浅い湯船になっていました。
ただ、肩までしっかりと浸かりたい私には、かなり斜めに寝そべるくらいにならないと全身が浸かれません。
それが残念で、湯船が部分的にでも、もう少し深いところがあると嬉しいかもですね。
なんて、歳を取ると何か文句を付けたくなるみたいで、ダメですな。
新しいピカピカの温泉で、気持ち良〜く汗も流して、さっぱり爽やかになりました。
休憩室からは、広々と川が眺められる様になっています。
出入り口付近には、地元物産の販売コーナーや、体験ツアーなどの拠点にもなると言う観光案内所もあります。
休憩室から川を良く見ると、渓流釣りをされて居る人がいました。
ここからはオマケです。
何だかんだと言いながら、新しい温泉に入って山登りの汗を流し、清々しい気持ちになったところで、天川村を後にしました。
そして、金剛山、大和葛城山が近くに迫って来る御所市まで戻って来ると、まあまあのペースでしたが、18時20分になっていました。
シロヤシオの時期には、また行こうと思っている大台ヶ原よりは、思っていたより近いみたいですね。
ここで、いつも気になっていたうなぎのお店に寄ってみました。
昔からある洋食のお店、わだきんの近くです。
娘はお友達と難波で夕食を食べて帰るというので、夫婦二人分テイクアウトして、家でのんびり食べようと思っているのに・・・そんなことある?
お店は、18時まででした。
いやいや、食べ物のお店なら、混むのは、これからじゃないですか?・・・なので全くの想定外で、営業時間も調べていませんでした。
ちなみに、お店はこちら・・・
そんな訳で、また宿題を残してしまうことになりましたが、ほぼ向いにあるこちらのお店も気になっていたので、気持ちを切り替え、お寿司の好きな私は有る意味これ幸いと覗いて見ます。
海の無い奈良県なのに?だからこそ?いつも繁盛している感じの回転寿司のお店です。
むむ、クレジットは不可、現金、それとペイペイはOKなんですね。
寄ったのは、こちらのお店です・・・
こちらは、22時までで、奥にいっぱい待っている人たちがいました。
真ん中に寿司を握る職人さんたちが6~7人くらい?割とたくさん居ます。
お寿司が回ってもいますが、オーダーすると、回転レーンの中の職人(板前)さんが、握って手渡ししてくれるお店なんですね。
何か活気があって良いですが、ここで長く待つのは、ちょっとしんどいです。
が、レジで聞いてみるとテイクアウト、お持ち帰りも出来るとのこと、それも、10分くらいでOKとのことでした。
好きなネタにチェックを入れて、好きなだけ握ってもらうのも可能ですが、いくつかの持ち帰りメニューもありました。
こちらは持ち帰りメニューの中の一つ、上にぎり二人前+鉄火巻き一本付きにしました。
ちなみに税込み3780円でしたが、海無し県の奈良県なのに(何度もごめんなさいね🙇)ネタもなかなか良くて大きい、そして、とても美味しかったです。😋
持ち帰って、お家でのんびりと頂きました。
向いのうなぎのお店もまだ気になりますが、何かの折には、お寿司のお店、また利用しても良いなと思いました。
最後は相変わらず食べ物で終わりましたが、今回の桜色の妖精 オオミネコザクラも可愛く咲いているのが見られて、新緑も綺麗、下山後の温泉も楽しめる稲村ヶ岳の旅は、これにてお仕舞いです。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。