ここのところ皆さんが桜色の妖精 オオミネコザクラの可愛い姿を見に行かれているので、とうとう私も我慢出来なくなりました。
とは言え、双門コースを登るとかは、今の私にはハードルが高過ぎます。
そこで、まだ比較的手軽に登ることの出来る稲村ヶ岳を目指してやって来ました。
この日は、5月11日土曜日です。
朝の5時過ぎに家を出て、まだ店の開いていない黒滝の道の駅など寄りながら、8時前に到着です。😅
当てにしていた母公堂の駐車場ですが、運良く最後の一台のスペースに停めることが出来ました。
役行者の御加護でしょうか?
母公堂は、役行者が母親を案じて建てた様ですが、高野山にある空海が建てた慈尊院と同じ流れですね。
当時は、どちらも女人結界となっていて、母親と言えどもこれ以上は入れなかった地です。
そんな訳で、無事マイカーを駐車させてもらい、料金を納めて、登山口から入ります。
もしも、こちらが空いていなければ、大橋茶屋の駐車場に停めて、山上ヶ岳方面へと登り、山上ヶ岳の女人結界の門の前から、レンゲ辻経由で登ろうかとも思っておりましたが、母公堂に駐車出来て良かったです。
ムロウテンナンショウでしょうか?
ルイヨウボタンが咲いていました。
エンレイソウも咲いていました。
この時期のこれらのお花は、いずれも特異、独特で不思議な魅力が詰まっていますね。
五代松鍾乳洞方面からの道との合流地点で、振り返って見たところです。
熊さんに会うのは、ご遠慮申し上げたいので、気持ちだけかも知れませんが、久し振りに熊鈴を鳴らしながら歩きます。
沢を渡る橋を越えてからは、登山道らしくなって来ました。
ミカエリソウと、ヤマアジサイがたくさんですね。
ジブリに出て来そうな苔むした斜面です。
視線を上げると、新緑に朝の光が綺麗ですね。
ヤマシャクヤクの花にはまだ、早いみたいです。
この蕾二つだけで、後は、みんな葉っぱだけでした。
テンナンショウの仲間が二輪寄り添って、何を語らっているのでしょうか?
東側の斜面に出ると朝の光がとても素敵でした。
そして、法力峠で最初の休憩を取ります。
休憩の後、再び登ります。
鮮やかなヤマツツジの花が綺麗です。
植林帯から、自然林に出ます。
新緑が良い感じですが、足下が不安定なところもあるので、慎重に歩きます。
小さな沢があり、小さなナメ滝みたいになって、苔の緑も綺麗でした。
やって来ました~パオーンの木のところです。
マンモスの木とか、色々言われる様ですが、こんなになっていても、葉が繁って、生きています。
振り返ると、反対側は自然林です。
新緑が目に染みます。
パオーンの木を後から見たところです。
少し歩くと、足下には白くて小さな花・・・
前回、数年前に来て以来ですが、以前はもう少し後の季節だったのでしょうか?
この上の方には、シャクナゲがたくさん咲いていたのを覚えています。
しかし、この日は、一輪だけ咲いているのがやっと見られた感じです。
シックなデザインですね。
新緑に包まれながら・・・
気持ち良く登ります。
そして、この辺りにも先程の小さな白い花が咲いていました~ワチガイソウですね。
ナデシコ科ワチガイソウ属 咲き始めは、アクセントとなる雄しべの黒い葯が目立ちますが、やがて無くなるみたいですね。
こちらの、このクレソンみたいな子はオオバタネツケバナでしょうか?
写真では分かり難いですが、途中10mくらい、足をやっと乗せられる程度の区間があり、高所恐怖症の私には、冷や汗💦ものです。
おっかなびっくり、知らない人が見ると、あのじいさん 随分と怖そうに通るな~って不思議な光景だと思います。
まあ、付近には誰も居ませんけどね。😆
そして、以前から崩落している箇所です。
岩に付いているくさりも、新しく綺麗で、こちらは思ったより随分と歩きやすいですね。
何て言っている内に、稲村ヶ岳の山小屋のところに到着です。
トイレもあるので、嬉しいですね。
小屋は、予約が入っていないのか?土日ですが、人の気配がありません。
少し休憩をして、オオミネコザクラと、頂上を目指して登ります。
木の中にもワチガイソウが咲いていました。
何だかとても雰囲気の良い自然の盆栽って感じですね。
標高を上げると、まだ葉が出ていない木が大半ですが、その中でイタヤカエデでしょうか?新緑が綺麗です。
ブナとかは、まだ葉が出ていないものが多いですね。
大峯のマッターホルン?ゴリラ? 大日山が見えました。
大日山は遠くからも良く分かりますが、近付くと意外にも綺麗にスッキリ見えるところは少ないですね。
そして、この辺り、登山道の上にも、下にも、石楠花の木がたくさん見られますが、花はやはりこれからですね。
まだ、全然咲いていませんでした。
大日トラバースを進みます。
下を見ると若干怖い・・・積雪の有るときは、ハードルが上がって、さらに怖そうですね。
いよいよ頂上に近づいて来ました。
お話は、次回のブログへと続きます。