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すぐ近くにクラフトビールのお店があります。
前までやって来ましたが、この日は唯一遅い15時オープンの曜日なので、まだ閉まっていました。
宇陀川を渡ります。
この川を渡った先に宇陀松山会館と言うのがありました。
この辺り、宇陀市松山重要伝統的建造物保護地区になっています。
予習、予備知識ゼロ0️⃣なので、来てから知りましたけどね。
山茱萸(サンシュユ)の黄色の花、玄関のお花たちが素敵ですね~♪
この通りだけでも、細かく見れば○○家住宅など、色々あるみたいです。
さすが保存地区、この街並み、建物などを住まいとして維持して行くのも本当は、なかなか大変だと思いますが、風情があって素敵な街並みですね。
こちらは、当初紀州やと言う屋号でしたが、戦前に料理旅館を始め、昭和30年代にのれんをおろし、昭和40年代に一階を改修して診療所になっていたそうです。
写していませんが、珍しい切妻造りの三階建てになっています。
そして、先ほどの宇陀松山会館に入ってみました。
大宇陀と言えば、又兵衛桜!!
堺に引っ越して来た頃に、私も何度か観に来ましたが、綺麗に咲いている桜に出逢うにはタイミングがなかなか難しいんですよね。
そんな又兵衛桜、有名な人気の桜スポットの一つですから、関西に住んで居る人は、訪れたことがある人も多いと思います。
冬の霧氷の花の咲く又兵衛桜も素敵ですね~♪
一階にはビデオ上映や、保存住宅の一つが縮尺モデルで置いてあったり、瓦のサンプルや当帰茶なども置いてありました。
また、一人の男性が、三名の女性の方にちょうど解説をしておられましたので、私もちょっと混ぜて頂きました。
この町の歴史、宇陀松山城の説明などに、大和当帰(ヤマトトウキ)の話、そして、大和当帰の葉から当帰油と言うかエキスの抽出を、自分たちでやっていると言う部屋も見せてもらいました。
大学の学生実験レベルのちゃんとした装置でした。
薬事法の改正により、当帰の葉が食品扱いになったので可能になったと言われていました。
(根はいわゆる薬扱いなので、簡単に扱えないと言う訳ですね。)
宇陀市のホームページには、
『本市では、現在70名余りの生産者が大和当帰(トウキ)を栽培しており、当帰の葉が2012年1月の薬事法改正で食用化が可能となりました。
トウキの市場性は、今まで根のみを販売していましたが、これにより葉を利用した市場の増加が見込まれると予想されます。
トウキは、冷え性、血行障害、強壮、鎮痛薬などの漢方薬「当帰」として処方され、主に婦人科系疾患に効果があると言われています。
特に効能から女性に特化した商品は付加価値を付け販売する事が可能であると思われ、今後、市内の特産品として薬草を活用した6次産業化を目指し、市民の健康維持や生産者の所得向上を目指していきます。』
とありました。
ところで、話が逸れますが、万葉集で柿本人麻呂が詠んだ「東(ひむがし)の 野に炎(かぎろひ)の 立つ見えて かへり見すれば 月傾きぬ」という歌は、流石に聞いたことが無いと言う人は居ないと思います。
この歌に出てくる「かぎろひ」は、端的に言えば、夜明けの一時間ぐらい前に空が真っ赤になる現象のことですね。
この歌を詠んだ「阿騎野」は現在の大宇陀の辺りと言われています。
そして、毎年、かぎろひを見る会みたいな催しもされているそうです。
また、市の紹介のところには、
「阿騎野」は古来宮廷の狩場として知られていた場所で、推古天皇の時代、薬狩り(薬猟と書いてくすりがりとも)が催されたことが『日本書紀』に記されているそうです。
そして、薬狩りとは宮中行事でもあったとされ、一説には男性は猟で鹿の角を、女性は薬草を摘んだと言われているそうです。
そんな歴史から、こちらの地域には元々薬草に携わった方が多く、宇陀地域からも何人もの製薬企業[ロート製薬、ツムラ(旧津村順天堂)、アステラス製薬(旧藤沢薬品)等]の創設者を輩出し、宇陀松山地区には、日本最古の「森野旧薬園」や薬問屋であった細川家跡の「薬の館」も存在します。
と出ていました。
話を戻して、こちらの建物の地下には、宇陀松山城など、この地区の資料のパネルがありました。
こちらの解説をして下さった方は、故郷を離れて仕事をしていましたが、定年を迎え40年振りにこちらに帰って来られたそうです。
私の勤めていた会社にも、定年後に故郷に戻り、地元自治体で地域振興のお手伝いをしていると言う話を聞くことがありますが、なるほど、こちらのガイドをされている方みたいに、一つにはこんな感じのことをしているのかな?と思いました。
宇陀松山地区の通称をまっちゃまって言うみたいですが、ちなみに、私の故郷愛媛の松山も、通称まっちゃまって言います。
大阪市内のまっちゃまちは松屋町ですけど、どこも同じ様な呼び方をするものですね。
しかし、恥ずかしながら勉強不足で、宇陀松山城と言うのは始めてお聞きしました。
愛媛の松山城に、岡山の備中(びっちゅう)松山城はみんな知っていると思いますが、全国にはトータルで11の松山城があるそうです。
そして、こちらの宇陀松山城は、続日本100名城に選定されているそうです。
奈良県内で選定されているのは、大和郡山城とこちらの宇陀松山城の2城です。
ちなみに、日本100名城には、奈良県だと日本最強の山城とも言われる高取城一つだけが選定されています。
続日本100名城とは日本100名城と同じ基準で101から200城まで選定しているそうで、山で言えば、ちょうど日本二百名山的なニュアンスみたいですね。
吉野葛 黒川重太郎って暖簾に有りますが、黒川本家ってお店、創業は1615年で現在は12代目の黒川重之氏が当主とのこと、もちろん建物も現役ですが、瓦屋根が美しい!!
こちら、陶工房 釉
林家住宅『拾生屋』って出ていました。
タイムトリップした様な素敵な佇まいです~♪
町並みを南へと進むと、まちかどラボ観光案内所と言うのがあり、そこの信号を越えると、その先は酒蔵通りと言われる通りになります。
(ちなみに、宇陀松山城へは、このまちかどラボ観光案内所の中を抜けて登りますが、この日は、別な予定があるので登りません。😆)
酒蔵通りに入ると、さっそく久保本家酒造さん もう、完全に時代劇か、京都の撮影所に来たみたいじゃないですか?
しかも、ここに限らず、どちらの建物も古さを感じさせず、とても美しくて感心させられます。
カフェとお酒の直売所にもなっているみたいですが、お店に入るとお酒を買わずにはいられないヤツなので、この日は、頑張って入りません。
新酒のしるしとも言われる杉玉、5個も吊り下げられて、もの凄いパワーで私を誘って来ますけどね。
お向かいは、十割蕎麦のお店です。
豚角煮やとろろなどにミニ蕎麦のついたまほろばセットが2990円 う~美味しそうですが、ちょっと手が出ません。
でも、こんな素敵な建物でお蕎麦が頂けるのなら、きっと価値がありますね。
またまた綺麗な杉玉 こちらには、芳村酒造さん、さすが酒蔵通りですね。
表向きは伝統的な構えですが、中はいきなり洋間になっているそうで、さらに外にはうだつが二段になっており、この地区では他にない建物だそうです。
さらに、向かいは和菓子のお店 志を乃屋 野口昇栄堂さんです。
お酒は頑張ってパスしたので、ちょっとこちらに寄ってみましょう。
少しだけ購入です。
草餅 芥子(けし)の実が乗って、なかなかのオリジナルなスタイルですが、よもぎの香りもとても良くて、ちょっと荒めのこし餡も良い感じです。
春と言えば桜餅ですね。
ご当地もの、人麿モナカも購入です。
きみごろもと言うのもありましたが、作り始めたのは、別なお店だったので、ちょっとパスしました。
昔、平戸で食べたカスドースを思い出すビジュアルでした。
人麿モナカは、モナカの皮も香ばしく、粒あんにほどほどの大きさに割った栗が入って、美味しかったです。
軽くこちらの保存地区を散策させてもらいましたので、この後、今回の本来の目的地へと向かいます。
結論を言うと、ある花を見に来ましたが、実は、まだ咲いていなかったんですよね。
なので、下見と言うことで一応様子を見て頂こうと思います。
と言うところで、今回はここまででお仕舞いです。
何だかすみませんが🙇お付き合い頂きまして、ありがとうございました。