今年は閏年、オリンピックイヤーで、今日は2月29日 四年に一度の肉の日とか?ちょっとだけ特別な日なんですね。
そして、やっと山登りへ 2月24日土曜日 三連休なか日の話です。
改めて、綿向山 言うまでもないかとは思いますが、『わたむきやま』と呼びます。
標高は1110mです。
鈴鹿山脈の中では一番滋賀県側の山で、住まいからも比較的近い、また、今年の4月から令和8年末までの約3年間近く(2年と9ヶ月ですかね?)、工事のため登山道が封鎖されるので、その間入山出来なくなるそうです。
そんなこともあって、しかも、ノーマルタイヤでも行ける今の内に登っておこう、正に、今!でしょう‼️と言う訳です。
そして、現地にはこんな懐かしい感じもするガイドマップが置いてありました。
ちなみに、霧氷と言えば、私の住まいの方からは、地理的に高見山か三峰山(みうねやま)を目指すことが多い、そのため、方向の違う鈴鹿方面にある綿向山へ登るのは始めてとなります。
今回は愛妻と一緒に登ります。
最近はいつも金剛山ばかりでいい加減飽きたとも言っていたところでしたし、新しいもの好きの愛妻にとりましても、初めてのお山なので、やはりワクワクです。
こちらのお山には、綿向山を愛する会などもあり、地元でも愛されている山なんですね。
その会のサイトに駐車場案内などが出ていました。
スマホのアプリ、ヤフーカーナビでは駐車場名でも、住所を入れてみても、なぜか頂上の位置しか示されません。😆
ここはやはりGoogle先生に聞いてみましょう。
すると、さすがに、ちゃんと駐車場が表示されます。
分かり易く航空写真にして見ました。
初めてなので、自家用車のナビにこの場所をセットします。
登った後、帰ってから再度確認のために見てみると、トイレも、駐車場も2箇所表示されて、当然ながらまあまあ合っていました。
そんな三連休のなか日ですが、考えることは同じみたいで、三男坊も同じ日のほぼ同じ時間帯で福島県の安達太良山に登って、さらにほぼ同じ時間に下山して来ていました。
しかし、さすがに関西の山と違って、何だかホワイトアウト気味じゃないかい?
頂上もさすがに冬山っぽく凍てついて、こんな感じだったそうです。
話しが逸れてしまいましたが、いよいよ綿向山へと向かいます。
ところで登山口にはトイレがありますが、途中も、頂上にもトイレがありません。
と、言うか、金剛山は、登山口にも、頂上にも、ちはや園地にも、キャンプ場のところにもトイレがありますが、これが普通だと思ってはいけません。
トイレが無い方が普通かもですよね。
なので、綿向山は、登り始めるが最後、下山して来るまでトイレが無いと言うことになります。
ちなみに、私、トイレが近い・・・最近は色々トレーニングしてだいぶマシではありますが、対策として、とりあえず朝の珈琲は我慢して出発します。
かと言って水分を控えるのはダメなので、途中、運転しながらも水分補給はしておき、登山口のトイレで出して😆途中でトイレに用事がない様にしておきます。
こんな時、愛妻は全く心配がありません。
羨ましい限りです。😳
まあ、先に言っておきますが、日帰りの短いルートだし、寒いからそんなに水分もいらないし、対策も功を奏したのか?全然問題はありませんでした。
何てトイレ問題を考えながら走っていると、こんなところに居ましたね~♪
ペンキが剥がれたり、割れたり、傷んだものや、今風の可愛いデザインや、女の子のものなど色々ありますが、一番有名な、基本の飛び出し坊や、その名もとび太くんです。
新しいものなのか、とても綺麗な子です。
封切りしてすぐに観た映画、翔んで埼玉2 琵琶湖より愛をこめて~でも出て来たこともあり、滋賀県に入ってから気にして見ていると、あちこちに、本当にいっぱいありますね。
とか言っている内に、駐車場へと到着です。
ここへの入り口には、案内通りトイレもあって、トイレの前には冬期用の駐車場がありましたが、取りあえずここの一番メインらしい御幸橋駐車場の第一駐車場と呼ばれるところまでやって来てみました。
案の定、満車でしたが、しばらくすると早くから登っていたと思われる、何人かが降りて来られて、スルスル~と3台ほど出ていきました。
そんな訳で、『少し待っていれば停まれるよ~!』と聞いていた通り何とか駐車することが出来ました。
準備をして、9時5分の出発です。
看板の綿向山憲章 わ た む き や ま に掛けて、とても良いですね~♪
こちらが聞いていた登山道の封鎖のお知らせです。
しばらく車道を歩きます。
登山あるあるですが、登る山の上には雲が掛かっています。
道路も余裕があるのでどうってことはありませんが路駐もあります。
こちらには第二駐車場がありましたが、結構ドロドロの箇所があるので、中に入るのを嫌って路駐したんでしょうね。
夫婦松は、相方が枯れて朽ちています~心なしか寂しそう・・・
さらに第三駐車場もありました。
厳冬期はスタッドレスでも厳しいとありましたが、キャパとしてはなかなか充実していると言えますね。
(ただ、雪山ハイシーズンには、どっと車が押し寄せて、地元でも困っているとの話もありました。)
そして、ここから階段を登り、上の林道に入ります。
そして、しばらく林道歩きをします。
この辺り、綿向山麓の接触変質地帯なんだそうです。
そして、国指定の天然記念物でもあります。
接触変質地帯とは、高熱のマグマの貫入による加熱によって、元来あった岩石に起きる変性作用のひとつであるが、今日では「接触変成帯」と呼ぶことが多いそうです。
高熱の花崗岩質マグマが、石灰岩を貫入することにより、その膨大な熱エネルギーによる変質(変性)作用で、石灰岩が大理石へと変性したと言うことみたいですね。
そして、一部に大理石と同様に変性にて生じた珪灰岩(は、スカルン化作用?によるそうです。)、ベスーブ岩、ヘンデルベルク輝石、石榴石(ガーネット)などの接触鉱物が混じって見られると出ていました。(滋賀県総合教育センターのサイトより要約)
しかし、天然記念物に指定された昭和17年って、第二次世界大戦が開戦した翌年の、かなり微妙な時期かと思われます。
日本では、まだまだ軍部も上向きで大東亜共栄圏の建設などに向かっていた時代、一方、アメリカではマンハッタン計画で原子爆弾の開発を始めたりと、何か分かりませんが、そんな時代だったと考えると複雑な気持ちになります。
そんなこの辺りの岩石は、ジュラ紀に堆積したものなんですね。
福井の恐竜博物館で見た様に、ジュラ紀の後半では大型恐竜が繁栄して来る時代、気の遠くなる様な昔ですが、膨大なスケールの中で地球は生きていることを実感させてくれます。
この岩にもその特徴が出ていたのではないかと思いますが、苔むして良く分かりませんでした。
これは関係ないみたいですね。
片付けられていますが、めっちゃ落石の残骸が道路の端っこにあります。
上を見上げると、まあまあヤバイ感じもします。
なんて、あちこち観察?しながら歩くので、全然進みません。😆
ほどなくヒミズ谷出合小屋に到着です。
ヒミズ谷は沢登り愛好者向けみたいですね。
また、ここから登る水無山北尾根コースは、冬期は滑落等の危険があり、おすすめしないそうです。
記念撮影スポットですね。
こちらのヒミズ谷出合小屋が登山届記入所にもなっていました。
私は、事前にコンパス🧭にて電子申請済みです。
中はこんな感じです。
冬期は一番ポピュラーな表山道登山道で登ります。
いよいよ登山開始ですよ~!
人数制限がある橋です。
橋を渡ると杉の樹林帯の中に登山道が現れます。
始まりましたね。
上からもどんどんと言う程ではありませんが、早朝から登った方々が、まあまあ降りて来られます。
標高基準だからなんだと思いますが、一合目までの道のりが長く感じました。
登山道はそれほど広くはなく、片面が急傾斜で切れ落ちている道が続くこともあり、自転車も、トレランも難しいと思います。
まあ、私なんかだと、下を見ると怖いのでそんな人たちが来ると、そもそも除けられません。
良い感じの杉林ですが、こんな急斜面のところまで植林をしたことを考えると、いつもながら感心してしまいます。
二合目までもなかなか長い気がしました。
山の斜面は急ですが、登山道自体の傾斜は緩やかです。
ジグザグに切り返しながらどんどん登って行きます。
少しずつ雪が見られる様になって来ます。
シースルー?な東屋がありました。
大したことはありませんが、四合目からところどころツルッと滑るようになって来たので、安全のためチェーンスパイクを装着しました。
少し通行の邪魔になるので、下の東屋で履いて置けば良かったかもです。
つららの登場です。
地面はとうとう雪景色になりましたね~♪
お洒落な五合目小屋に到着、まるで恋人の聖地に有る様な鐘があるので、鳴らしておきましょう。
クマさん?
小屋の入り口の上にある鐘です~♪
夢咲の鐘と名前が付いていましたが、教会の鐘みたいな良い音色ですね。
小屋の中、半分は土間になっていますが、半分は板間で、なかなか味わい深い座卓がありました。
気温が上がりつつあるので、つららからどんどん水が落ちて来ています。
こんな感じです。