前回の続きです。
サッとスマホで撮った後に、愛用のカメラを取り出して撮ります。
空が明るくて飛んでいますし、発色もだいぶ違う感じです。
もちろん愛着のある、愛用のカメラなので、水面の色などは美しくて好きなんですが、なんか手軽だし、全体的にはスマホの方が良いんじゃない?なんて思ったりする時もあります。😆
龍王ヶ淵を見て、少し御射鹿池を訪れた時の気持ちを思い出しました。
数年前に長野へ旅した時に、御射鹿池と言う池を訪れたことがあります。
愛妻の好きな東山魁夷の『緑響く』と言う絵が、訪れた御射鹿池にインスピレーションを得て描いたと言われています。
こんなことを言うと叱られそうですが、やはり東山魁夷とか才能のある人となると違う この池から、あの絵を描くことが出来るなんて、やはり凄いと思いました。
もっと神秘的で、よりスピリチュアルなイメージの湧く池だと、勝手に思っていたんですが、ちょうど良い天気でもあり、生まれ育った近所の池に似ているな〜なんて、のどかに思い出してしまいました。😆
そんな訳で、龍王ヶ淵のファーストインプレッションも、御射鹿池の時と同じで、割と普通の池ですやんって言うのが、私の印象でした。😆
この日も、御射鹿池の時の様に、良い天気になりました。
雨だったり、朝靄の立ち込める夜明け前みたいな神秘的な天気、時間帯だと、だいぶ印象も違うと思いますが、晴れた真っ昼間の明るい時間で、何か感じろ〜と言う方が無理なのかも知れません。😄
と、思いましたが、静かに池の水面を見ていると、一緒に良く釣りに行っていた従兄弟のことが頭に想い浮かびました。
もう、20年くらい前に急性の骨髄性白血病におかされ突然亡くなってしまいました。
そんな従兄弟のことが自然と頭に浮かんだのは、まさしく、この池のスピリチュアルなところなのかも知れません。
もう少し、龍王ヶ淵を散策して行きましょう。
足下には、ヤブランが咲いていました。
ゲンノショウコ?
標準ズームしか持って来なかったので、これ以上花に寄ることが出来ません。😄
春先には、水芭蕉や、座禅草が見られるんですね。
可愛らしく描いてくれていますが、私、充分ビビっています。😂
こちらは一般車両進入禁止の神社さんへと続く道です。
良く溝にはまって、抜け出せないニョロニョロさんがいたりしますが、この時は見つかりませんでした。
ちなみに、県道から龍王ヶ淵へと上がって来る割と細い道、こんな片方なら良いんですが、両側に側溝と言うか、蓋の無い溝があって、離合するにはちょっと厳しいところが多かったです。😅
ただ、実際に前から車が何台か来ましたが、来たところは、たまたま離合できる良いところばかりだったので、この日はなんとかクリアは出来ました。
しかし、旬のシーズンの時は運任せかも?って思いました。
堀越神社さんです。
龍(竜)は日本では水の神さまと言う位置付けだと思いますので、雨乞いなどされていたようですね。
『堀越神社は龍王ヶ渕の西側にあり、豊玉姫命を祀り、本殿内の御神体は桶の中に収めた石で旱魃の時には向渕の農民をはじめ、近村からも祈雨の願いを込めてお詣りし、今でも雨乞いをする時には龍王ヶ渕周囲をたいまつを持って「雨ヲタマワレ→タマワレ→タンブリ、タンブリ」といって回ります。』と出ていました。
上下方向の全体像はこんな感じです。
拝殿は割と最近になって、建替えられている感じで、綺麗ですよね。
釣りをしろ!!と言わんばかりに桟橋みたいなものが出ていますが、神社さんの聖域ですし、もちろん釣りは禁止です。😂
桟橋の先からの景色です。
堺市民としては、この景色、古墳にしか見えませんよね。😄
パノラマで見るとこんな感じになっています。
菱の花が咲いていました。
そんな遊歩道の脇には、ハグロソウ
キク類シソ目キツネノマゴ科ハグロソウ属のハグロソウが咲いていました。
こちらでは、花を撮る機会があるなんて考えていなかったため、この日は標準ズームしか持ち合わせがありません。
ちょっとトリミングしてこんな感じです。
なんだか残念・・・どうせ車なので、持って来れば良かったと後悔しきりです。
この辺りが座禅草の花が見られるところの様です。
さらに奥へと進みます。
そんなに良い天気予報ではなかったと思いますが、綺麗な青空が広がって来ました~♪
心地よいそよ風がずっと吹いているおかげで、ちょっと涼しく感じますが、その分、水面にはずっとさざ波が立っています。
この時期、早朝とかには実際に結構いてることがあるんでしょうね。
割とあちこちに先程と同じ、こちらの看板が立っています。
東屋からみて、池の反対側、一番奥に近いところに来ました。
龍王ヶ淵へ来ようと思うきっかけとなったカレンダーは、秋に、この辺りから、この写真の右の部分を望遠でズームアップして撮ったみたいですね。
杉の木ばかりの中、ちょうど紅葉する木が綺麗に見えるのは、この辺りだけの様に思います。
選球眼と言うか、良い構図で被写体を見付けるプロの眼は、凄いですね。
さらに、一番奥まったところは、杉の木に囲まれ、ちょうど風の吹きにくい条件が揃っているみたいで、割と良い感じに水面が静かになっています。
どうしても草が入ってしまいますが、まあまあの水鏡的な風景が見られました。
撮影に適した時期としては、草が茂っていないゴールデンウイークくらいまでの、冬から、春の時期。
また、時間としては早朝メイン、太陽が出ると、地面が温まるに連れて温度差が生じて風が出始めるし、シチュエーションとしても、夜明け前くらいの早朝から、陽が出て、風が出始めるまでの僅かな時間がベストだと言われているみたいです。
そこを敢えて秋の紅葉の写真を狙うという発想のカレンダーの写真家はどなたなんでしょう?
地元の方で、一年中通っていたりする方かも?ですけどね。
赤とんぼが来ました。
ジッとしているので・・・
だいぶ近付いてみましたが、次の瞬間、飛んで行きました。😄
このまま龍王ヶ淵を一周しようかとも思いましたが、この先はぬかるんでいるそうだし、(真っ昼間からMさんがそんなにいるとは思えませんが)Mさん注意の看板もあちこちで目に入って、気持ちが萎えて来たこともあり、この辺りで戻ることにしました。
ミンミンゼミさんがお見送りをしてくれます。😄
その前に、ちょっと堀越神社さんへお参りです。
拝殿から中を見るとご本殿が鎮座しています。
新潟の米所とかでも雨が少なくて困っていると聞くので、適度な降雨と、世界の平和、家族の健康をお祈りさせて頂きました。😊
来た時の駐車場まで戻ってから見た東屋です。
なんか気になる看板 堺市の南宗寺の天井絵 八方睨みの龍みたい?じゃないですか!!
宇陀消防署って、消防署の消防士さんでも描いたんでしょうかね?
山火事の願いのこもったなかなかの力作です。😊
しかし、しかしですよ~!
この看板の目の前の駐車場に焚き火? それとも、ここまで来て、何か証拠隠滅でも図ったんでしょうかね?
いや、こんなところまで来て、火を燃やすのは、理由はどうであれ、ダメだと思いませんか?
そろそろ家に帰ろうと車に戻ると、駐車場の脇にこんな花が咲いています。
キツネノマゴ キク類シソ目キツネノマゴ科キツネノマゴ属キツネノマゴです。
先ほどのハグロソウと近縁種でもあるみたいですが、どちらも、あまり注目はされていない花みたいな気がします。
良く見ると、案外と可愛い花なんですけどね。
くどい様ですが、標準ズームなので、このくらいが限界です。😂
帰り道の途中で、道の駅かつらぎに寄り、直売の野菜など買って帰りました。
こちらには、あの鴨鍋セットの出汁だけ売っていたりします。
大和葛城山のロープウェイの下の売店では、鴨肉も付いたセットがありますもんね。
でも、いつの日にか葛城高原ロッジに泊まって、大和葛城山の頂上からの大阪の夜景をのんびり眺めて、鴨鍋を食べて見たいものです。😊
ところで、今回の龍王ヶ淵についてですが、日々通える範囲くらい、言ってみれば、家から車で数十分くらいのところなら、何度も通って素敵な写真が撮れそうな気がします。
しかし、気軽に何度も通うには、ちょっと現実的には少し遠い感じでした。
なので、また、良い季節の良い機会を狙って訪れてみることにしましょう。
今回の龍王ヶ淵 下見調査は、話しがあちこち飛びまくりですが、これにてお仕舞いです。
最後までお付き合い頂きましてありがとうございました。😊