しまなみ海道は高速道路でありながら、歩行者や、自転車も通行可能な道路です。

高速道路並列で、自転車も通行可能な道路として、海を横断できるしまなみ海道は日本初なんですよね。

そして、景色が素敵でそれぞれの橋では空中散歩、空中サイクリングも出来て、レンタサイクルや、施設も充実していることもあり、サイクリストの聖地ともなっています。

 

そして、今回、四国側のサイクリングのためのターミナルとなる施設、サンライズ糸山へとやって来ました。

 

そんな今回の会場のエントランスです。

到着時に写真を撮り忘れたので、帰りに写しました。

到着した時は、晴れていましたが、帰りはどんよりでした。😄

 

 

30人まで利用可能な研修室が、何と一時間1100円 何人でも、1100円って良心的過ぎですよ~♪

宿泊も一人部屋で4400円 4人部屋だと一人2750円 モンベル会員は、会員本人限定となりますが、さらに5%OFFになります。

 

食事は別ですが、共同浴場もあるし、タオル、バスタオル、歯ブラシ、浴衣なども付いて快適です。

ポット、冷蔵庫、小っちゃいですがテレビもあるし、クローゼット、トイレ、洗面台も付いています。(無いのは、ひげ剃り、クシ、部屋のシャワールームかな?)

ちなみに、車の駐車料金も無料です。

 

正にサイクリングターミナル、車で来てお手軽にレンタサイクルでしまなみを巡るなんてことも楽しめるし、広島方面からガチに走って来てもリーズナブルに泊まれますね〜🎵😊

 

 

窓からはこんな素敵な景色が望めます。💓

 

 

部屋はこんな感じです。

こちらは4人部屋ですけどね。

サイクリングのための施設ではあるんでしょうが、家族や、仲間で泊まるにも、この値段なのにとても快適で、めっちゃ気に入りました。😄

(大柄な人には、ちょっとベッドがキツイかもですけどね。)

 

 

ロビーからの絶景です~♪😊

 

 

15時にチェックインしましたが、この後、なんと宿泊者限定の無料のサイクリング おもひでサイクリングに参加の予定です。

 

ガイドさんが、ちょうど橋で渡った一つ目の島、馬島までガイドしてくれて、レンタサイクルも、ガイド料金も無料 距離約5kmでおよそ一時間程度だそうです。

 

それが17時スタートなので、それまでちょっとお散歩です。

私の好きな糸山展望台です。

集まったメンバーの内の有志で登りました。

 

展望台からの景色です。

 

 

なかなかの絶景だと思いませんか!!

 

 

こちらの写真の真ん中の小さな島は、来島(くるしま)です。

来島海峡の名前の由来ともなっている、村上水軍の拠点のひとつでもあります。

潮流が複雑で、狂う潮 これがなまって『くるしま』となったとも言われているとか・・・

 

 

話しは変わりますが、私が子供の頃に毎月小学校へ販売に来ていた学研の雑誌、科学、学習の科学の方に、出ていた記憶があります。

潮流を利用した発電とかと、今の瀬戸中央道の様に、本州と、四国を結ぶ橋の話しです。

 

 

かつて今治を代表する国会議員だった越智伊平翁の悲願でもありましたが、夢で無く、実際に実現出来て、開通した時は嬉しくて、全線開通の翌日にはしまなみ海道を渡って、実家まで帰って来ました。

当日は、セレモニーがあったり、色々渋滞するので、翌日ですけどね。😄

 

 

展望台から、段々と右へと視線を移します。

向こうに見える小さな島 海に浮かぶ二つの小さな島 左側が四阪島、右側が比岐島です。

 

 

さらに右へ 正面の山が近見山です。

見えていませんが、遠見山もあります。

それは、今治のお城 吹上城から見て、近い方が近見山、遠い方が遠見山ですが、どうでも良い話しですね。😄

 

 

さらに右へ 造船所が所狭しと並んでいます。

メインは今治造船です。

 

2021年3月にスエズ運河で大きなコンテナ船が荒天で座礁したニュースが流れたのを覚えているでしょうか?

パナマ船籍のエバーギブソンと言う船でしたが、船主はこちら今治の正栄汽船 その親会社は今治造船です。

 

2018年9月に今治造船で建造されている船でもあります。

そして、今治造船は瀬戸内海を中心に10グループの造船所を保有する国内最大手の造船メーカーです。

なんて、ちょっと地元賛美をしてみました。😄

 

まあ、そんなことを言われてもピンと来ないでしょうけどね。

生まれ育ったところだし、地元企業も少ないので機械設計系など知り合いも勤めていました。

また、小学校の写生大会なんかでは、良く造船所を描きました。

工場の中には入れませんので、湾の対岸からですけどね。

 

 

展望台で眺望を楽しんで、サンライズ糸山まで戻り、いよいよサイクリングに出発です。

レンタサイクルも種類が色々ありますが、もうみんな年なので、全員が電動アシスト付き自転車にしました。😄

 

ヘルメットも借りて、ガイドさんに付いて、自転車道へと向かいます。

しかし、何も知りませんでしたが、ルールがあります。

 

高速道路の左右、両方にいわゆる自転車道がありますが、今治から広島方向へ向かって、右側は、125cc以下の原付と言うか、バイク専用になっています。

そして、広島方面へ向かって、左側が、自転車と歩行者の専用道路となっています。

さらに、左側の道路の中では、自転車も、歩行者も左側通行です。

なので帰って来るときは、広島方向に向かって、左側の道路の中の、こちらから見ると、右側、こちらに向かって来るので、左側通行となります。

 

走り出して、一度この辺りで停車し、ガイドさんから橋の説明や、見えている島などの説明がありました。

 

ちょうど、しまなみ海道が開通した翌日、実家までしまなみ海道を通って帰って来て、橋の上を歩けるのが嬉しくて、子供たちを連れて歩いてやって来たのもこの辺りだったと思います。

その頃は、まだ、デジタルより、フィルムカメラだったかと思いますが、記念撮影もしたような気がします。

 

ちなみに、当時は、まだ、一部の島では自動車専用道がつながっていなくて、既設道路を走って帰って来ました。

1999年5月1日に開通したので、もう24年も前の5月2日のことだったんですね。

 

 

 

 

橋の下を大きな船が通れる様に、海から橋桁の下までの高さ 航路高は65mあります。

下を見るとなかなかの高度感です。

ちなみにこちらの主塔の高さは178m

 

今年の3月に放送されたバナナマンのせっかくグルメで日村が登っていたのを見た記憶があります。

塔頂体験のできる第三大橋の8Pと呼ばれる主塔の塔頂部の高さは海上から184mだそうです。

 

下の砂浜は今は流れが無くて静かに見えますが、実際には時間が経つに連れて知らない間に流れの向きが変わり、めっちゃ流されてしまうことになります。

 

今は、遊泳禁止ですが、子供の頃はまだ、この辺りの浜は海水浴場になっていました。

(と言っても、小学校高学年くらいには遊泳禁止になっていました。

我々の世代までは潮の流れも理解して上手に遊んでいたかも知れませんが、その後、事故等で入れなくなりました。

潮の流れは速いし、海の底の岩が複雑な分、潮の動きも複雑で3Dな流れなので、流されると浮かんで来られなくなります。)


今と違って、焚き火も割と自由だったので、焚き火にジャガイモを入れて置いて、泳いで身体が冷えて来るころにはジャガイモも焼けているって寸法です。


海から上がって焚き火にあたりながら、焼けたジャガイモを食べていました。

真夏でも、今ほど気温も、海水温も高くなかったと思います。


まあ、例えれば、今で言うジャガバターですね。

勿論、バターは無くて、海水の塩っけで食べます。😄

 

 

さあ、もう一度、出発です。

 

 

そして、馬島側に到着、エレベーターで地上に降ります。

一度に電動アシスト自転車でも5台くらいはエレベータに乗せることが出来ます。

 

向こうに掲示設備が見えます。

来島海峡を通る船の海上交通の安全のための電光板式潮流信号所と言うそうです。

上矢印は、上げ潮状態=満ちて来る状態だと思っていましたが、本当は、今後、潮流が早くなると言うことを示しています。

下矢印は潮流が遅くなる、そしてバツは潮の流れが止まって、転流する=流れの向きが反対に変わると言うことを示しています。

 

 

Sは潮の流れが南流だと示しています。

 

南風なら、南から北へと風が吹いて行きますが、潮の流れはちょっと勘違いしないようにしないといけませんね。

潮の南流は、北から南へと流れて行くので、まったく逆なんです。😊

Sなら安芸灘から燧灘へと流れています。


さらに数字も出て、潮流が何ノットかの表示がされます。

 

 

馬島に降りて来ました。

降りたところに仮説トイレが何基かあります。

 

 

降りたところはこんな感じです。

子供の頃は、もちろん、渡し船で来ていました。

今も、来島(くるしま)、小島(おしま)、馬島(うましま)と渡し船で結ばれています。

橋で来られるのは、馬島だけですが、その馬島へも渡し船は、今も来ていました。

 

 

みんな揃ったので、再び自転車で出発です。

出発して程なく停車、こちらは慰霊碑です。

しまなみ海道のこちらの区間の工事で、1998年6月10日のお昼頃に、架設桁の解体降下作業中に架設桁と作業台車が約60 mの高さから地上に落下する事故が発生し、作業台車に乗っていた8人のうち男性作業員7名が亡くなったんだそうです。

ちょうどその現場がこの辺りで、その7名の方々を弔う慰霊碑です。

お花もたくさん、綺麗で、今も大切にされているのが分かりますね。

 

ガイドさんが、みんなで手を合せましょうと言います。

もちろん、異論は誰もありませんので、みんなでお祈りをしました。

 

 

ナデシコが綺麗に咲いていました。

いわゆるカワラナデシコですね。

 

 

下から見上げるとなかなかの構造物ですね。

将来を見越して、上下2車線、合計4車線です。

 

 

さらに島内をサイクリングします。

 

 

途中、宿泊施設の前を通って来ました。

グランピング設備も有って、だいぶ高級感がありました。

元々は、地元の人が始めたそうですが、コロナとか色々あったからか、関東資本の会社に経営が移り、お客さんは都会からこちらまでも来るそうで、値段もかなりなものらしいです。

 

なんか素敵なワンピース姿の若いお嬢さんとかが海を眺めながら優雅に過ごしているのを見るとはなく、見てしまいました。

いや、はっきり言ってなかなか良い感じで賑わっていましたよ。😊

 

 

だいぶ夕陽も傾いて来ましたが、夏至も近く、一年で一番昼間が長い時期です。

なので、17時もだいぶ過ぎていますけど、まだ、夕方感はあまりないですね。

 

 

さらに海岸を探検です。😊

 

 

オットセイみたいな岩と、向こうに何か祀っているのが見えます。

 

 

 

 

ガイドさん 知識豊富で、物腰も柔らかく、話しを聞けば直ぐにただものではないことが分かります。

実は、翌日分かりますが、サンライズ糸山の支配人さんでした。

なるほどと、納得しました。😲

 

 

見えている岩穴を潜って向こうに出ます。

ちょうど自転車のヘルメットが役に立ちます。😄


ちょうどこのような岩が波の浸食で削られて、とうとう洞として向こうまで繋がってしまったものを、海蝕洞(かいしょくどう)と言うそうです。

勉強になりますね。

 

その海蝕洞を一つ抜けた先です。

岩から落ちたら助けに行くことが出来ませんって言われると、岩の先に行きたくなりますよね。😄

 

 

岩に登ってパノラマ写真を撮ります。

私め、相変わらずのしょうがないヤツですな。😂

 

 

 

 

さらに岩の間、先ほどよりは、ちょっと大きな海蝕洞を通って向こうへと探検です。

 

 

今は大潮の干潮なので、干上がって平気ですが、潮が満ちているともちろん通ることは出来ません。

良い日、良い時間、良きタイミングに感謝ですね。😊

 

 

海に来て、波の音、そして、潮の薫りがすると、子供の頃を思い出します。

 

 

絵に描いたような穏やかに見える瀬戸内海の景色ですね。

 

 

 まあ、くどい様ですが、実情は流れも早く、複雑で侮れない海なんですけどね。


 

昼に宇和島風鯛めしを頂いた、来島海峡サービスエリアの建物も見えています。

 

 

ぼちぼち戻ります。

干満差が大きいので、満潮になれば、この辺りはみんな海の中に沈みます。

 

 

 

 

今治市内方面です。

いつぞや宿泊した今治のランドスケープ 今治国際ホテルも見えています。

ちなみに、初めに出て来た今治造船の子会社の一つでもあります。

 

ガイドさんに依ると、高知のトップワン四国と言うビルが100mで、当時四国で一番高かったそうです。

それで、それより高い101.7mにして四国一の高さになったんだそうです。

(調べてみると、現在では、四国で4番目の高さだそうです。)

 

 

小柳ルミ子さんの歌が聞こえて来そうですけどね。

 

瀬戸は日暮れて~夕波 小波~♪って感じです・・・😄

 

 

チェーンの自転車もありますが、駆動の伝達がゴムのベルト、リブベルトタイプの自転車もあるんですね。

元のエレベータの入口まで戻って来ました。

 

 

エレベーターで来島海峡大橋の上まで上がって来ました。

左向こうの島は、小島(おしま)です。

明治時代にロシア海軍の進攻に供えて砲台など芸予要塞が築かれました。

和歌山の友ヶ島みたいな要塞の島でもありました。

 

 

ぼちぼち戻りましょう。

 

 

 

 

だいぶ夕暮れ時になって来ましたね。

 

 

こちらは、来島大橋唯一のバス停だそうです。

 

 

そして、糸山のターミナルまで戻って来ました。

とても楽しい、いや、思っていた以上に楽しかったです。

なんだかとても充実した時間が過ごせましたよ~♪😊

 

 

戻って来て、夕食です。

 

 

とりあえずビール~川之江の日本酒の会社 梅錦のビールがあるので、そのピルスナーにします。

 

 

メニューは色々豊富ですが、パエリアにします。

来島鯛のカツカレーもちょっと気になりましたが、島のパエリア 一人前にしました。

他にもイタリアンなメニューも色々ありました。

 

 

梅錦のビール 来ました~♪

なかなか飲み応えのある濃いめ、重めのしっかりとしたビールです。

 

 

そして、島のパエリアです。

 

 

ムール貝やアサリ、パプリカ、スナップエンドウなど、これも、いけますよ~♪

すっきりとした白ワインも欲しくなりますが、この後も予定があるので、またにします。

 

 

夜の帳(とばり)が降りようとする時間になりました。

 

 

この後、研修室で久し振りの会合が開催されます。😊