仮設住宅 そして 被災地訪問 | 2代目設計屋・仕事っぷり

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金型設計屋の2代目の日々、思うこと・気になること

7月1日2日の二日間で、仙台方面に行ってきました。

初日は、地元東北金型工業会様にて、
我らが緑川父さん講演、そして懇親会。


同世代の方々とばっちり交流、がっちり握手。
いい出会いでした。


そして、二日目。
仮設住宅 そして 被災地への訪問。

目的は、
仮設住宅に対して、
我々、製造業の視点で何かお手伝いすることができないか?

訪問することで、
直接、見て、聞いて、お話することで
我々の考えから、具体的な行動に移す。

そのための仮設住宅訪問。

実は、行く前までは、非常に怖かったのです。

『すごく悲壮感に包まれているのでは』とか、
『よそから来た自分たちは
まったく歓迎されないのではないか』とか、
『大勢(10名以上)で押しかけて邪魔じゃないの』とか、
『結局、行くだけ行って無力感に押しつぶされるんじゃ』とか、
『言いだしっぺとして、言ったはいいけど。。。』とか、

自分としては珍しくマイナス思考で、
ちょっと、逃げ出したかった。
というのは、ココだけの話。。。


で、実際、訪問させていただいた。

。。。暖かかった。
笑顔で、拍手で迎えていただきました。

そして、聞きました。
『仮設住宅に住んでいて、
不便なもの、足りないものはなんですか?』

出るわ、出るわ。
これは、マイナス思考になっている暇がないwww
正直、なめてました。

実際、仮設住宅を中まで見せていただいた。
なるほど、不便なところが多々ありました。

もちろん、建設時点では
雨風をしのげることが優先だったり、
避難所からの生活を脱却することが優先だったり、
したわけですから、建設側が悪いわけではなく。
(そもそも、誰が悪いわけではないですけど。。。)

ただ、あれもこれもと言ってくる仮設住宅の方に
『贅沢ばっかり言うんじゃない!!』
と心の中で少しだけ思ったのは、正直なところ。


ただ、そんな感想は、その後の
被災地への訪問ですぐに消えた。。。

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震災前は一面びっしり松が植えられていたそうだ。。。

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現地には、このような片付けられていない車等がまだまだ沢山あった。

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学校の体育館。

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震災前は多くの家屋が建っていた。


言葉が出なかった。






我々が製造業として何ができるか?
なんでもできるわけではない。
お金、仕事に余裕があるわけではない。
たいしたことはできないかもしれない。



それでも、
やれることを精一杯やるだけ。。。
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