健康保険料や介護保険料、
それらは前年度の所得に応じて毎年賦課されます。
その重い負担は国民の義務ですが、
生活困窮者には減免(負担軽減)の制度があります。
減免の適用を受けるには一定の要件を満たさねばなりません。
当然、「減免されるか or されないか」には境界線がありますが
もちろんそれが「生活が困窮しているか or していないか」を示すものではありません。
いくら生活苦を訴えられても
要件を満たさなければ減免申請は承認しません。
AさんはBさんより年金額がたった100円多かったために減免されなかったということがあります。
この場合、ほとんどの人はAさんが損をしたように感じるようです。
保険料が減免されないことは損をすることでしょうか?
また減免が適用される条件を満たしていてもその制度を知らずに
手続きをしなかった人(できなかった人)は
「損害を受けた」と言います。
賦課されたとおりに保険料を納めることはあたりまえのことなのに
いったい何と比べて損なのでしょうか。
自分をほかの人と比べて損得を言い募る人は
自分のことを「弱者」だと言います。
そして、普通の保険料が払えない自分の貧しさについても
人や時代のせいにしています。
役所や制度は弱いものを切り捨てる、とよく糾弾されますが
弱いものの本質を見極めなければ
今後の福祉は成り立って行かないでしょう。
でも、
福祉っていったいなんなんだ?

