「雨漏れしているので見に来てもらえませんか?」

ご相談をいただいたのは2026年4月18日でした。

現地に伺うと、築約50年。

鮮やかな青緑色の瓦が印象的な住宅です。

 

 

 

しかし屋根の状態は、屋根瓦が大きく沈下し、

このままでは天井へ落ち込んでもおかしくない状態。

 

 

正直、この状態は一般的には屋根葺き替え工事が王道です。

しかし今回は事情お父様は92歳。

将来的に住む後継者もおらず、売却も視野に入れているとのこと。

こういう相談増えています

 

「なるべく費用を抑えたい」

というご希望がありました。

そこでご提案したのが、既存の瓦を再利用する

 

またしても

『葺き直し工事』です

 

 


■ 雨漏れの原因は棟の崩れ

調査を進めると、今回の漏水原因は棟部分の崩れによるものでした。

 

このときいつも感じます

定期的に点検をしていたら

1/4~1/3程度の修繕費用に押さえられていたのに

 

 

 

【契約までの経緯】

屋根は雨が入る場所だけが悪いとは限りません。

実際には雨水が屋根内部を流れ、離れた場所で雨漏れとして現れることもあります。

調査時には、今回の漏水箇所以外にも今後漏れる可能性が高い部分をご説明しました。

しかし予算との兼ね合いもあり、

 

今回はその半分の範囲で工事を進めることになりました。


 

■ 屋根をめくると見えてきた本当の原因

瓦を撤去すると、当時流行していた6ミリベニヤが下地として施工されていました。

築50年という年月の中で強度が低下し、屋根沈下の原因になっていました。

 

現在の施工基準から見ると少し心配な納まりですが、当時としては珍しい工法ではありません。

傷んだ下地を補強し、新しい構造用合板を施工。

その上から改質アスファルトルーフィングを施工していきます。

オチャむの店は雨漏れ保証をお出しするのは、

 

この防水紙までしっかり施工できた状態です。

瓦は見た目ですが、防水紙こそ屋根の生命線です。

 

 


 

■ ナフサショックでも工事を止めない

ちょうど工事時期はナフサショックの影響で合板の流通が不安定な時期でした。

しかし当社では以前から資材不足を見越して合板を確保していたため、工事を止めることなく進めることができました。

お客様には見えない部分ですが、こうした準備も工事品質の一つだと思っています。

 


■ 古い瓦でも固定はきちんと

既存瓦は一枚一枚状態を確認。

再利用できる瓦と交換が必要な瓦を選別しながら施工しました。

葺き直し工事で大切なのは、

「使用可能な選別の目利き」

も大切ですが

「固定がただしくおこなっているか」

 

も非常に大切にしています。

 

雨漏れ以上に気を付けたいのが瓦の飛散。

雨漏れは住まわれる方への影響ですが、

 

瓦飛散は第三者へ被害を与える可能性があります。

 

そのため古い瓦であっても、一枚一枚適切に固定しながら復旧していきます。

 

 


■ 足場を組んだからこそできた波板交換

また足場設置に伴い、既存波板も干渉するため、

この機会に波板屋根も新しく張り替えさせていただきました。

足場が必要な工事は、

 

関連工事を同時に行うことで結果的に費用を抑えられる場合があります。


 

■ 今回選んだのは「最良」ではなく「最適」

屋根を長期間安心して維持するという観点だけで言えば、

葺き替え工事が最良です。

 

しかし今回は、

・お父様が92歳であること
・後を取る者が決まっていないこと
・将来売却の可能性があること

これらの意見を聞き考えた結果、

葺き直し工事という選択になりました。

 

屋根工事は、新しくすることだけが正解ではありません。

あと何年住むのか。

誰が住むのか。

どこまで費用をかけるのか。

その答えによって最適な工事は変わります。

 

 

 

工事の様子はYouTube動画でもご覧いただけます。

 

https://www.youtube.com/watch?v=8mFlc7L4CqI

同じようなお悩みをお持ちの方は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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