2024.5 ソロキャンプ
秋田県湯沢市 とことん山
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5年4ヶ月振りに妻の郷里へ。
コロナや仕事や車の故障などのせいで随分と年月が経ってしまった。
妻はひとりで帰省したりしていたが、山猫もいい加減不義理を重ねる訳にはいかなかった。
到着の夜、両親の状況をじっくりと聴く。
幸いにふたりとも、当面はゆっくりと回復を目指していく時期のようで、身体は辛そうながらも山猫を温かく出迎えてくれた。
20年以上前にこのテーブルで、
「娘さんと結婚させてください」と挨拶したのだ。
思ったよりもお元気で本当に良かった。
という事で翌日からキャンプへ笑
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秋田県のキャンプでよく見かけていたとことん山に向かう。
ウッドチップが敷き詰められたAサイト。
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このゾーンには入り放題の温泉施設が隣接する。
とことん山の代金¥1,800/人で追加料金なし。
このキャンプ場の魅力のひとつだろう。
ただしシャンプーやリンスなどは設置されていないので、忘れた人は売店で買わないといけない。
高台で空を眺めるCサイト。
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ゴールデンウィーク谷間の平日で、この日は6割程度の入り。
完ソロが続いていたので少しホッとする笑
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受付は女の子がひとりで対応してくれたがテキパキとスムーズに手続きをしてくれた。
「熊とかは大丈夫そうですか?」と聞いてみる。
「熊ですか?ん〜最近は見ないですね~。でも大丈夫って言って出てきたら申し訳ないので一応気をつけてください」と女の子は説明してくれた。
秋田と言えば近年、市街地まで熊が出没したとニュースで見ていた。
ずっと行きたかった長野の上高地も近年の熊出没の話しを聞いて断念している。
そんな事で準備をして来た山猫だが、実際に現地で鈴を鳴らしながら歩いていたのは山猫だけだった(チリンチリン♪)。
「食べ物はいくらでもある。足りないとひもじいだろうからたっぷり持って行きな」と言ってくれて、今回の食材はすべて持参。
日中は25℃前後の暑さ予報だったが、夜から朝方には5℃前後まで下がる見込みだったので、お義父さんから起毛のウインドブレーカーまでお借りして来た。
とことん山のブルーモーメント。
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気温はどんどん下がっていき、もはやビールではまったく酔えない。
実際には10℃を切った程度なのだろうがとにかく日中からの変化が激し過ぎるのだ。
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早々に焼酎お湯割りに切り替えるが結局この日、いつものほろ酔いの夜は戻って来なかった。
パラフィンオイルに替えたデイツ。
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煤はほとんど付かなくなったが、なぜかこの日、芯がすぐに焦げて灰になり、炎は二股に別れて小さくしか点灯してくれなかった。
焚火より暗い光量で、もはやランタンの役目を果たしているとは到底言えないレベルだった。
仕方なく就寝準備をしてシュラフの中で調べると、
「芯は出し過ぎない 先端を台形にカットしてあげる パラフィンオイルは灯油より粘度があるので芯は長めに」などと書いてあった。
手間がかかるなぁ…笑
山猫がデイツと心を通わせるには、どうやらもう少し時間が必要のようだった…
※後で調べると芯が5cmしか残っていませんでした😅
無事に朝を迎える。
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ひと晩中、熊が怖かった😅
※山猫がひとりで怖がっていただけで、秋田のキャンプ場に熊が出た話しは聞いていません。
※ただ食べ物とゴミの管理は念入りにして(寝る時は車に入れるなど)、皆様も楽しいキャンプをお続けください。
【山猫調べ】
熊の被害のほとんどは春の山菜採りなどでばったり鉢合わせした時に起こるようだ。
熊は警戒心の強い動物で基本的に人の気配を感じると去っていく(鈴はその為のもの)。
ただし臆病なのではなく、実際に海外では狼とさえ恐れずに闘う。
食べ物への執着は強く、餌があると学ぶと何度も現れる。
その為、有効と言われる鈴や鉄砲の音さえも、そこに食べ物があると学んだ熊は逆に寄ってくる。
子供を連れている母熊は外敵排除の本能からとても凶暴になる。
「うちでは食べ物の管理だけは徹底するようにお願いしています」と受付の女の子が言っていた。
きっと彼女はプロフェッショナルなのだ。
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ご飯を炊いてシシャモを焼き、昨晩食べきれなかったレトルトハンバーグも食べ、シジミのインスタント味噌汁まで飲む。
冷えた身体に、今回の優勝はこのシジミの味噌汁だ。
あまりに朝飯を食べ過ぎて満腹だったので温泉はスルー(朝は寒かったし…😅)。
チェックアウト後、お腹減らしを兼ねて、すぐ近くの小安峡大噴湯へ観光に向かう。
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およそ30分の観光だったが、これは見ておいて良かったというやつだ。
20代の頃に4年も秋田県に住んでいたのに、なぜ来なかったのだろう。
まったくもったいない話しだ。
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ただし噂の階段は評判通り、いや評判以上にキツく、翌日山猫はお尻がツルほどの筋肉痛になったのは言うまでもない。
50代のうちに来れて良かった(笑)
ここは宮城県との境に近いのでかなり距離もある。
帰路で横手焼きそばを食べようと思っていたが、横手市内のお店はどこも行列ができていた。
この日からGW後半が始まり、観光客も増えて来たのだ。
こうして温泉と横手焼きそばは諦めたものの、山猫の帰省キャンプ第1弾が終了した。
そんなこんなで第2弾につづく…