2023年5月 デュオキャンプ

埼玉県長瀞町 フォレストサンズ長瀞


続きです。


河原でビールを飲んだ後はキャンプ場の散策へ。

受付から道路を挟んだ荒川沿いがテントサイトになるが、結論から言うと上の画像の赤丸No.1〜No.4くらいまでがとても魅力的なサイトだった(山猫夫婦は緑丸の15番)。


荒川の景観を眺めながらキャンプができるし、対岸にはお馴染みの長瀞オートキャンプ場さんのサイトが見える。

夜には対岸のキャンパーさんのランタンや焚火の灯りも眺められるのではないか。


サイトの区切りはやはりロープだけでお隣との距離感は気になるが、この景色ならお釣りが来るだろう。

ぎりぎりNo.4まではこの景色を楽しめそうだが、同じ並びのNo.5〜No.8では川は見えなくなるようだ。

そして余談だが、今回はこの2〜3番サイトがずっと空いたままだった。
事情はよく分からないが「空いてるなら移動させてくれたら良いのに…」と思ったのは山猫夫婦だけではないだろう。

キャンプ場の方も昨今とても迷惑していると話しは聞くが、もし無連絡のキャンセルとかだったのなら、やっぱりかなりイライラする。
「無連絡のキャンセルの場合は規定料金の10倍のご請求となります」とかにするべきだ、うむ。


テントサイトのいちばん奥、ソロ優先サイトも魅力的だった。

ここからは林間サイトの雰囲気となり、空気が変わる。
静かにゆったりキャンプができそうだが、お隣もあるのでお話し好きのソロキャンパーさんに当たってしまったらちょっとアレかも知れない😅




水場はトイレと同じ場所にある。
朝はお皿を洗う人、歯を磨く人、そしてトイレに入る人と、少し気まずい渋滞を不安に思ったが、幸い今回は大丈夫だった。


結局、山猫夫婦が張ったNo.9〜15のサイトはとても密集した場所にロープだけの区画なので、どちらかと言うとグルキャン向けのゾーンのように思える。

このキャンプ場は5歳以上から¥2,500/人(繁忙期¥3,000)で、例えば4人家族のファミキャンでは1区画¥10,000となるようだ(1区画2人以上からの予約)。

とてもいいお値段なのでこれまで山猫ファミリーのキャンプ候補地には挙がらなかった場所であるが、デュオなら通常¥5,000(GWは¥6,000でした)で電源がすべてのサイトについている。

これからは是非また来たいキャンプ場だ。


さらにマップの右下のゾーンに進むと「ブッシュクラフトサイト」のゾーンがある。


こちらはひとり専用で¥3,000。
先着20名で早いもの順でサイトを選べるそうだ。


ただしサイトによっては3×4m程度の小さな場所もあり、テントによっては焚火スペースが無くなることもあるだろう。

またお隣との距離も近いので、
「ソログルとかでなければ10名ほど予約が埋まってたら敬遠かな」というのが山猫の感想。
今回はGW中にも関わらずキャンパーさんは2組だけだった(羨ましい)。

とりあえず、いつか行くリストに登録だ。


サイトに戻って炭火おこし。

暖かくなってきたのでまだ焚火はおこさない(現地気温28℃の夏日)。
久々に火おこし器を使っての炭火だ。

このグリーンライフの火おこし器は火消し壺にもなり、炭の運搬にも使っている。

キャンプの朝も火をおこす山猫には本当に便利な道具で、一度どこかのキャンプ場に置いてきてしまったのだが、どうしてもコレが良くて同じものをまた買った。

山猫の隠れたお気に入りである。

焼鳥からエリンギのアルミホイル包み、ズッキーニのアルミホイル包みと進めていく。


そして山猫の新兵器デビュー。

鹿番長が熱い!


 

先日の山猫の誕生日を記念して妻に買ってもらった。


ずっと使っていたサバイバルナイフはお義父さんに頂いたものでまだまだ使えたが、料理には刃渡りが少し短く、バドニングができる程の厚みもなかった。


という事で「無くてもいいけど貰えたら嬉しい」というキャンプギアを考えると、山猫にとってはナイフになった。

プレゼントとはそういうものだろう(謎)


ユニフレームのブッシュクラフトナイフより少し薄いがその分料理には使いやすそう。

モーラナイフと比べると、やはりフルタングのナイフの方が用途が多いだろう、などという目論見で選択。


鹿番長が熱いのだ(2回目)。



そして今回のキャンプのメインがシュラスコ。

ランプ肉でやろうと思っていたが、立ち寄ったスーパーで牛ブロックは肩ロースしかなかったのでこれで(結果として問題無し おまけにお安かった)。


このナイフで初めにやるのはシュラスコで肉を削ぐ、と決めて来た。

刃厚は3mmあり、バドニングも可と謳われているナイフだが、よほど焚き付けの薪が欲しい時くらいにしかやらないかなぁ…(疲れそうだし笑 それに危ないし😅)

山猫はお手軽着火剤使用派なのである。
自慢ではないがファイアースターターすら持っていない(面倒臭い☺️)。

それはともかく、塩だけを振った肉を炭火で炙り、焼けた箇所をナイフで削ぐ。削いだ箇所にはまた塩を振るという方法で今回は食べた。

クルクル回す道具などは持っていないので炭火の焼き網に載せて焼いたが、ほぼ放置の状態で気が向いたら肉を持ち上げて削ぐという、このゆったりバーベキュースタイルが今回でとても気に入ってしまった。

感想としては、肉にはきっちり焦げ目がつくくらいまで焼いた方が歯ごたえがあって美味かった。
「あったかいビーフジャーキー食べてるみたいでたまらんな〜。これはワインじゃなくてハイボールとかの方が良かったかな」と夫婦で言い合う。

ちなみにこの日のワインはチリのコノスル カベルネ・ソーヴィニヨン。

 

 

世界で最も多く栽培されている品種であり、出回っているお安いワインもほとんどがこのカベルネ・ソーヴィニヨンだろう。


でもフランスの銘醸地ボルドーのシャトーでも熟成に使われるワインは今もこの品種であり、ワインを代表する品種だと山猫は思っている(知らんけど)。


https://conosur.jp/ 


とても多くのボトルが出ているがとりあえずカベルネ・ソーヴィニヨンがどんな味のワインかを味わうにはチリの「コノスル」が旨い(独断です 公式サイトを読むとさらにしびれる コンビニやスーパーでも売っています)。


でも次にシュラスコをやるときは「角」でハイボールかな🤔



「お、ブルーモーメントが来たぞ」と声をかけ、山猫夫婦は食事を中断して散策へ。

ランタンを点灯する黄昏時、今はブルーモーメントと呼ばれているようで、キャンプを始めた頃から山猫の最も好きな時間だ。





管理棟前はライトアップの装備が見えたので、夜には見に行こうとふたりで話していた。

控えめに言って、とても満足だ。

さて、いよいよ夜中からは雨が降る予定。
前回の秩父では親父と雨にやられたリビシェルだが、今回の山猫装備はひと味もふた味も違う(筈だ)。

山猫がそんな事を思いながら、締めの春キャベツとベーコンのパスタを食べ、速攻で眠りに落ちたところで、もう少しつづく…