2020.2月 ソロキャンプ
茨城県茨城町 広浦公園キャンプ場


ぽっかりと予定の空いた週末、隙を逃さず行ってきました。




今月はキャンプには行けないかも知れないな、と思っていた2月。
これ以上ないくらいに仕事の段取りもうまく行き、急に土日の休みがとれる目処がついた。

すかさず「次はここ」と決めていたキャンプ場受付に電話してみると、
「その日は一組だけしか入ってませんから大丈夫ですよ。お待ちしています」と言ってくれた。

これはどうやら、呼ばれているな

と山猫は思う。
物事が思惑以上にうまく進む時、人は流れに乗っている、と言う。



訪問したのは茨城県の涸沼沿いにある「広浦公園キャンプ場」さん。

昨年末に友人たちと行った、同じ涸沼沿いの親沢公園のキャンプがあまりにも気持ち良かったので、今回はどうしてもこちらに来てみたかったのである。


ここは町営だが、現地の受付は「広浦屋」さんという釣宿が窓口になっている。

「あら〜。こんなに寒い日なのにひとりなの?。そしたらおばちゃんの気持ちでは¥1,000にしてあげたいところなんだけど、町から言われちゃってるから。テント1張り¥2,000なのよ」と話す、とても気のいいおばちゃんが迎えてくれた。

「全然構わないです。むしろ有難いお値段です」と山猫は料金を支払った。



駐車場からザックを背負い、サイトに入ると涸沼を前に敷地が拡がり、いくつかのバンガローが並んでいる。




キャンプブームで普通の週末のソロはもう無理かなと思っていたのだけれど、こんなロケーションで静かにキャンプができる場所がまだあった。

¥2,000は安い。





水戸八景に選ばれている公園らしく、場内にはなぜか鳥居もある。

釣宿が何件も軒を並べているだけあって、釣りの名所でもあるようだ。

「湖畔はね、釣りする人が来るから少し離れてテント張った方がいいよ。テーブルとかもあるから好きに使ってね」とおばちゃんが教えてくれた。




ゆっくりと設営完了。
場内にはたくさん松ぼっくりも落ちているので焚火の準備も万端だ。

親沢公園よりも敷地は広く、ロケーションも全然引けを取らない。

これは明らかに、来て良かったというやつだ。




さて、今回はツーリングドームSTで初めて、キャノピーを張ってみた(写ってないけど)。

使い始めて8年目になるソロの相棒STだが、これまでほとんどのキャンプでタープを張っていたので、キャノピーを使用したことがなかったのだ。



まずはキャノピーの下に座ってみたが、多少の日除けにはなる。

この時間は風が強く、おそらく気温一桁の環境で体感温度はかなり低かった。


なのでテントの中へ移動。


前室を利用し、お気に入りの厚揚げを頬張りながら、508A+遠赤アタッチメントで暖をとった。

テントのサイドフラップの内側、つまり前室では風の影響もほとんど感じない。


素晴らしい♥


帰宅してから色々な方の動画も見てみたが、雨の日でもタープを張らないツーリングキャンパーの方や軍幕を使う方たちも少なくないようだ。

そしてキャノピーは、タープの代わりにはもちろんならないけれど、前室への雨の吹込みをある程度防いでくれるだろう。

ザックに入る軽量で小さなソロ用タープも検討していたのだが、強い雨の時にどれ程の効果があるのか今ひとつ不安があった。


それなら、このキャノピーでいいじゃないか


山猫はとりあえず、そう結論を出した。

ただひとつ山猫に課題があるとすれば、このとっ散らかったサイトをもう少し整理整頓する事だろうか(^_^;)




そのキャノピーの下でシュラフを枕にして寝転がる。

たまに釣人やカメラマンの方が湖畔を歩いて行く。
その度に、やはりちらちらと見られているのではないかという思いは拭えない。

週末にひとり切りでキャンプに来て、キャノピーの下に寝転がり、ビールの空缶に囲まれたいい歳をしたおっさんを見て、通りすがりの方たちはいったい何を思うのだろう。


きっと、
最高に気持ち良さそうだな、あれ
と思ってくれているに違いないw




雨の日のキャノピーキャンプ、いつかやって見ようと思う。

その際はやはり焚火は諦めなくてはならないだろう。でも小さなグリルで炭火があれば、キャノピーの下で煮炊きはできるような気がする…

寒ければ、山猫には相棒の508Aもある…
それなら早速ST用のキャノピーポールを買わなければ…
コールマンはSTに確か145cmを推奨していたな…
軽量でコンパクトになるポールならやはりモンベルだろうか…

ムニャムニャムニャ…


そんな、キャンパーにとってはヨダレの出るような楽しい妄想をしながら夕焼けを待つ間に、山猫はキャノピーの下で寝落ちしていた。

そしてキャノピー、キャノピーと連呼するこのブログをここまで読んでくれた方は、既に「キャノピー」という単語が頭の中を埋め尽くしているのではないかと僭越ながら推察しているw


つづく…