【子供にあげたいのはものより経験 4年前の種まきが思わぬ形で花咲いた時】 | 「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

「キッチンから未来を変える」
自然派ずぼら料理教室/ホリスティックライフコーチマーシャン祥子です。
自然体で自分らしい 心も体も楽になる家族のライフスタイルを提案します
食も暮らしも「みんな違ってみんないい」新しい時代の生き方を見つけよう!

・はじめましての方へ
オーストラリアの海辺発 食・子育てからライフワークまで、ママの生き方をホリスティックにサポート。
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフが、障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」フードコーチ・ライフワークコーチに!?ハマるの確実。まずはここからスタート→10年間のholisticfoodjourney

 

 

 4年前のクリスマス
 


時は遡って4年前。

それは息子が5歳のクリスマスでした。

1歳になる前からやたらと楽器が好きだったので、クリスマスはいつも新しい楽器をあげていたんです。

 

でもその年サンタクロースが届けたのは1枚の紙。

そこには、ディジュリドゥというアボリジニの楽器を「作る体験」をプレゼントと書かれていました。

 

そうなんです。

買ってあげるなら、作るところからやらせてあげようという旦那の発案で、プライベートのワークショップを予約したんです。

 

1ヶ月後アボリジニの匠の元へ車を2時間走らせて、いざワークショップ。

 

まずはシロアリが食べて中が空洞になっているユーカリの木を選ぶところから始まり、

トンカチで穴を大きくしたり、やすりをかけたり

5歳ながらも大人がする作業を全行程やっていました。

 

当時、そのワークショップの様子をブログにしています。

↓↓↓

自分の本当に好きなものを知っているということ

 



 

世界にたった一つのディジュリドゥは息子の宝物のひとつで

 

路上演奏でも使ったりしています。

 

 

 それから4年後の作文
 


話は変わって先週のこと。

 

学校に子供達を迎えに行ったら、友達に息子の作文が学校のニュースレターに載ってるよと言われました。

 

もちろん、そういうの全然読まないので(笑)初耳だった私は

 

メールボックスに届いていたニュースレターを開いてみました。

 

すると、息子の名前と共に作文のタイトルが出てきました。

 

The Birth of a Didgeridoo

 

てっきり、アボリジニやディジュリドゥの歴史をまとめた作文なのかなと思って読み始めてびっくり。

 

なんと4年前の経験を元に、ディジュリドゥの立場になってその気持ちを描いた創作文だったんです。

 

文章がうますぎて、どこかからコピーしてきたんじゃないかと親なのに一瞬疑ったけど(笑

 

4年前あのワークショップを経験をした息子だからこそ書ける内容。

 



 

 

いつの間にか私が全然追いつかないほど、英語の文章力がついていたことにも驚いたし

 

5歳のあの頃の経験がこんなにも息子の中に深く根付いていたことにもとても感動しました。

 

言葉の選び方や表現の仕方がとても個性的なので、英文はそのまま載せますが、文章のタッチを残したまま意訳してみました。

 

ちょっと嬉しいこの親子のコラボ感、和訳は文末からどうぞ。

 

 The Birth of a Didgeridoo(ディジュリドゥの誕生)
 


 

As the ferocious termites inside me yearn for more wood, I can only wait for my stomach ache to stop. 

They were crawling about and my stomach roared like a lion. I waited and waited, when finally they all went away, gone forever. Suddenly, after I waited for a few more hours, a mad aborigine charged at me with an axe like a maniacal bull! In my opinion, I thought I would be crushed like a packet of chips that had been falling from the sky for seven hours! When the aborigine arrived in front of me, he tapped me on my aching stomach like I was a wooden door. The next second he pulled out his stone axe and there it was, thrashing through the air. My sap bursting out of me and dripping down my body. A shriek of pain came out of my unseen mouth. He grabbed me tightly to be made into a didgeridoo.

 


The old man took me under his arm. He walked slowly towards the old, dusty shack, which looked like it hadn’t been used for thousands of years. He placed me onto a wooden bench and took out large saw-shaped tool and sat next to me. I looked at the sharp blade. My body trembled with fear. He took his tool and held the blade above my tight stomach, the next second I could feel the cold blade scraping off my beautiful bark. My cries echoed throughout the old, ancient bush. I could remember hearing all my other eucalyptus friends screaming their heads off when this happened, but after the screaming they would always shout out how beautiful they looked. So I kept that in mind. The scraping went on for another ten minutes. Finally it was finished.

 


My friends were right, I did look majestic. I felt relaxed like a sleeping hippopotamus sleeping in the sun. But as soon as I felt relaxed I got moved to a small table. The man took out a strange sanding machine. I thought it would be soft and smooth but I soon found out that it was very rough. In my opinion, I thought I would be cut in half instead of becoming smooth! But somehow I didn’t feel a thing. Strange. Next was the tickling (AKA painting and varnishing). My friends had told me that the paintbrush looked more like a whip that had folded for more than a lifetime! And it did! After probably eight hours of laughing my head off, I really thought my head fell off!

 


In the crowded market there I was in the middle of nowhere ready to get sold. After waiting several hours, an old man came to my shop and looked straight at me and asked the person who made me, how much I was. The old aborigine, who had tortured me, answered calmly that I was only fifty dollars. “WHAT!” I exclaimed. Even if I was broken I would still be at least one hundred dollars. I was fuming as the old man took me to his car. Having to stay with him was a pain. This is the list of things he did to me: left me on the floor (which was very cold), spat into me instead of playing me, and finally, the worst thing, he dropped me on concrete! I couldn’t stand anymore. I had quit! I did not sing my deep sound. I had to mute myself. At first the man grumbled as he spat into me. He tried again and again. And on each blow I could almost see the smoke coming out of his ears. In the end he had quit too, and he even told me. I was as happy as a man getting a gold medal.

With my new un-careless owner I was already singing my joyful deep tunes. Touching his smooth beard made me sing louder and louder.

 


 子育てに種まきを
 


ものより思い出というと、もはや陳腐な感じがしてしまうけど、

 

経験に勝ることはないと改めて確信したできごとでした。

 

買い与える方が時にずっと簡単だけど

 

子供が経験を通じて考え、感じ、学ぶものって大人が思うよりはるかに大きいのかもしれません。

 

子育てって未来への種まきなんじゃないかな。

 

どんな風に芽が出て、どんな花が咲いて、どんな実がなるのかはその時はわからないけど

 

せっせと撒いておくと、忘れた時にこんな形で素敵な花を見せてくれる。

 

手がかからなくなってくるとちょっと寂しさも感じたりするけど

 

これからはこんな風に花を愛で、実りを収穫する楽しみが待ってるのかと思うと

 

うーんやっぱり子育てって最高♡

 

せっせと一緒に、種を撒きましょう。

 

 

++++++和訳++++++

 

お腹の中で気の荒いシロアリ達が木にむさぼりつく間、僕はお腹の痛みが止まるのを待つしかなかった。やつらが這い回ると、僕のお腹はライオンのように吠えた。僕はただひたすら待ち、やっとやつらはいなくなった。永遠に。
数時間待った後、突然、怖い顔をしたアボリジニが斧を持ってまるで狂ったの雄牛のように突進してきた。僕はその時思ったんだ。空から7時間かけて落ちてきポテトチップの袋がぐちゃぐちゃに潰れちゃうみたいにされちゃうんじゃないかと。彼は僕の目の前にくると、まるで木のドアでも叩くかのように、僕の痛いお腹を叩いた。次の瞬間彼は石の斧を取り出し、、、空高くかざしてぶん殴ってきたんだ。僕の樹液が吹き出して、そして僕の体に垂れていった。目に見えない僕の口から痛みの悲鳴が出た。彼は僕をしっかりとつかみ、そしてディジュリドゥにした。

その老人は僕を脇に抱えた。そして古くて埃っぽい、もう何千年も使われていないかのような小屋に向かってゆっくり歩いて行った。彼は僕を木製のベンチに置き、大きなのこぎりの形の道具を取り出して僕の隣に座った。僕は鋭い刃を見てしまった。そして恐怖に震えた。彼は道具を掴むと、刃を僕の固いお腹の上に持ってきた。次の瞬間、冷たい刃が僕の美しい樹皮を削り取るのを感じた。僕の叫び声は、古い、古代の茂みに響き渡った。他のユーカリの友人達もこうされると頭をブンブン振りながら叫んでいたけど、皆その後どれほど美しくなったか喜んでいたのを思い出した。だから僕はそのことだけを考えていた。樹皮を削る作業はさらに10分間続いた。そして、ついに完成したんだ。

 

友人達は正しかった。僕はこの上なく美しくなった。そして僕は太陽の下で眠っているカバのようにホッとした。しかし、ホッとするのもつかの間、すぐに小さなテーブルに移された。老人は奇妙な研磨機を取り出した。柔らかくて滑らかだと思っていたけど、すぐにとてもごつごつしてることに気づいた。僕は思ったんだ。滑らかにするのではなく、半分にカットされちゃうんじゃないかと!しかし、どういうわけか僕は何も感じなかった。奇妙だけど。その次にきたのがこちょこちょ。(塗装とニス塗りのことね)。友達が言ってたんだ、塗装のブラシが永遠に終わらない鞭のように見えたって。そしたら本当にそうだった!おそらく8時間くらい、頭をブンブン振って笑い転げて、僕は本当に頭が落ちたかと思った!

 

混雑した市場の辺鄙な場所で僕は売られることになった。数時間待つと、一人の老人が店に来て、僕をまっすぐ見た後いくらか?と尋ねた。僕を散々苦しめたあのアボリジニは、僕がたったの50ドルだと静かに答えた。 思わず「何!?」と叫んだ。たとえ壊れていたとしても、僕は少なくとも100ドルはする。でもその老人が僕を車に連れて行ったので、僕は怒りで噴火しそうだった。彼と一緒にいることは苦痛だった。彼は僕にこんなことをしたんだ:僕を床に置いた(すごく寒かった)、僕を演奏する代わりに僕に唾を飛ばした、そして最後に、最悪のことなんだけど、彼は僕をコンクリートに落としたんだ!もう我慢できなかった!やめてやった!僕はあの深い音を出さなかった。沈黙を守るしかなかったんだ。彼は僕に唾を吐きながら、最初は不平を言った。そして何度もなんども試みた。彼が僕を吹くたびに、彼の耳から今にも煙が出そうだった。結局彼は諦め、僕にもそう言った。僕は金メダルを獲得するのと同じくらい嬉しかった。

新しい僕の持ち主は僕を大切にしてくれて、僕はもう喜びに満ちた深い音色を奏でている。彼の滑らかな髭を触るともっともっと大きな声で歌いたくなるんだ。

 

 

 

 

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