《無添加・天日干しのおばあちゃんの梅干し 海外暮らしで梅がないなら杏で梅干しを作ろう!》 | 「自然体で自分らしい」心も体も楽になる家族の食と暮らしのヒントをお届け

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「キッチンから未来を変える」
自然派ずぼら料理教室/ホリスティックライフコーチマーシャン祥子です。
自然体で自分らしい 心も体も楽になる家族のライフスタイルを提案します
食も暮らしも「みんな違ってみんないい」新しい時代の生き方を見つけよう!

はじめましての方へ  
世界を飛び回っていた管理栄養士×シェフであるマーシャン祥子が障害児子育てをきっかけに「キッチンから未来を変える」ママのためのフードコーチになるまでの道のりを是非読んでください。・10年間のholisticfoodjourney

   

昨日のライブ料理教室、とっても楽しかったです。50名近い方が購入されてます。

 

録画配信しますので是非どうぞ。魚上手なママになるライブ料理教室

 

家庭の事情もありなかなか各地で料理教室、など企画できないので、これがいいじゃーんと心底思います♡ もちろん生でやる機会があったら是非お越しください。

 

実は年末から、梅干しを漬けています。とは言っても梅がないので杏を使っています。フランスにいた時に梅干しが無性に食べたくなり、だけど超高級品だったので、買いませんでした。その時に梅干しのことばかり考えていたら、杏でもできるという情報を目にして、よし!やってみよう!って思ったんです。

 

年末においしそうな杏が店頭に出ていたので、1キロ程度仕込んでみることにしました。

 

 

私の梅干しとの関係はとても深く、長い歴史があります。小さい頃から梅干しが大好きで、お菓子を食べるより梅干しが好きだったんです。

 

塩分が高いので、1個までよと言われていたので、1日1個大切に大切に食べていたのです。

 

市販の梅干しは、当時ではグルタミン酸、今ではアミノ酸と表記されているいわゆる味の素の成分が入っているものが多く、小さな頃からそこには敏感でした。


小さい頃から3つ上の兄と、この梅干しはグルタミン酸入ってるからだめだね、とかいっちょまえなことを言っていました。甘い梅干しも嫌い。塩だけで漬けてあって、天日干しのが好きなんです。

 

 (今の娘くらいの年頃の私)

私が大好きだったのが、母方のおばあちゃんの作る梅干し。文字通りほどよい塩梅で、しわ加減も最高。そして何より、塩しか入っていないんです。


おばあちゃんが来るたびに、そしておばあちゃんちに行くたびに、この梅干しをたくさんもらうのが楽しみにで仕方ありませんでした。おばあちゃん=梅干しくらいに思っていました。


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(麗しい若きおばあちゃん、今の兄にそっくりな若い頃の父、貫禄のベイビー祥子)

 

おばあちゃんは数年前に93歳でなくなってしまったんだけど、その数年前まで梅干しを漬けてたそうです。


三味線の師匠さんでもあり、80歳を超えても、電車で1時間以上かかるところまで三味線を教えに行ったり、梅干し作ったり、庭仕事したりしてたなー。遊びに行ってもだいたい庭で梅干しやら植物やらいじってて家の中にいなかったんですね。

 

 

海外暮らしでなかなかおばあちゃんにも会いに行けなかったんだけど、最後におばあちゃんに会った時、梅干しの作り方を教えてもらったんです。

漬けるところまではできそうなんだけど、

 

「毎日天日干しにして丁寧にひっくり返し、夜は家の中に入れるのよ」

 

というくだりがずぼらな私に引っかかり。。。想像の中で挫折(笑)

 

結局それから5年くらいやっていませんでした。

 

大好きなおばあちゃんの梅干しを食べられなくなり、海外で梅干しが貴重品となり、さらにフランスで拍車をかけるように高い梅干しに触発され、そして杏でもできることを知って、ピタッとパズルのピースがはまったかのように杏干し作りが始まりました。

 

作り方は本当に簡単なんです。

 

杏をよく洗い、へたをとります。

焼酎はないので、ウォッカを少々ボウルに入れて、そで杏を消毒。

同じようにウォッカで容器も消毒して。

そして、杏の分量の16%の塩と杏が交互になるように容器に入れていきます。

杏に塩がかかっている状態を保ち、たまに上下ひっくり返したりしながら、3週間寝かせます。

 

 

ここで、庭で育てている赤紫蘇を少々取ってきて、よく洗ってから紫蘇の16%の重量の塩でよく揉み水分がでたら、よく絞って杏の中へ。

 

さらに2週間寝かせるとこんな感じ。

 

干すのが面倒なので、このまま食べちゃおうと思ったんです。

実際、小梅みたいに硬いだけで、味は梅干し!

 

 

でもね、その時おばあちゃんの話を思い出したんですね。


おばあちゃんの中では、あの梅をひっくり返したり、干したり家に入れたりっていうところがハイライトだったんです。


あの丁寧な作業があるから、おばあちゃんの梅干しはおばあちゃんの梅干しだったのかもしれないってふと思って。

 

干すことにしました!

 

キャンプで使うお皿を干すようなものとか、燻製用のネットとか買いに行くかなと思ったんですが。なんとか家にあるもので済まそうと2、3日アイディアを探し。


ついにこの形に。

 

ざるに杏を乗せ、息子のボンゴスタンドを上に置き、そこにレースのテーブルクロスをかぶせました。私の住んでいるところ、ハエが多いので、絶対的に通気性のあるカバーが必要なんですね。

 

 

こんな状態で干したら、硬かった梅が日々柔らかくしわしわになっていくんです。

 

ざる+ボンゴスタンド+レースというなんかぱっと見かわいいこのセットを椅子の上に置き、夜は椅子を部屋の中にいれるだけ。

 

 

思ったよりずっと楽でした。ひっくり返すなんて子供達言わなくてもやるし(笑)

 

漬けている間はキッチンで梅干しの香りがし、干している時はバルコニーから梅干しの香りがふわっと流れきます。その度に思い出すのがおばあちゃん。

 

あと2日くらい干したら、また杏エキスに戻して完了です。

 

おばあちゃんの梅干し、やっと杏で再現できました。

 

炊きたてのほかほかご飯に乗せて食べるより、おやつに杏干しだけ、食べるのが好きなんです♡

 

おばあちゃん、やっと作ったよー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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