魔の2歳児に翻弄されつつ育児に奮闘するママ友の間でのある発見。
それは、「甘い物」をあげると必ずメルトダウン(手のつけられない大泣き大騒ぎ)が起きるということ。
パーティーやイベントでケーキや甘いものを食べると子供達はハイになり、そしてしばらくするとメルトダウンが起きる。
普段の生活でも、甘いものをあげればあげるほど、もっと欲しいとぐずり、メルトダウンに繋がる。
実際砂糖をあげると急激に血糖値が上がってハイな状態になるが、人間の体は恒常性を保つために脳がホルモンを分泌して血糖値をさげようと働く。その結果急激に血糖値が下がり、その時にメルトダウンが起きる。
という科学的な裏付けもあり、砂糖に関する記事や情報がママ友の間で広まっていった。
当時多少の差はあれど誰もが魔の2歳児に手を焼き、神の手を借りてでもメルトダウンを避けたかったわけで。
ママ友の間で甘いものはなるべくあげない、という暗黙のルールが出来上がって行った。着色料や添加物も、多動や切れる、集中力の欠陥を起こすという科学的な裏付けからなるべく避けるようになった。
自分の子供だけ周りと違うものを食べさせるというのは特に2歳くらいだと難しいけど。
ママの心の平和のために仲良しのママ友間で同じ情報を共有し
既製品のお菓子よりもフルーツを
スナック菓子よりも野菜スティックやクラッカーにディップを
甘いものは「特別なもの」として
皆でシェアすることで、子供達のおやつの感覚を変えて行くことができた。
もはや集まりにスーパーの出来合いのケーキやクッキーを持ってくる方が恥ずかしい、というコミュニティができあがった。
もちろん、食だけでは解決できないのが魔の2歳児だけど、少なくとも砂糖や添加物によって誘発されるメルトダウンは最小限に抑えることができたと思う。
食による不安定さを生み出さないことに気を使った結果。早く訪れた息子の魔の2歳期は2歳過ぎには収まり、情緒の安定、ものわかりのよさに関しては一目置かれる息子へと成長していった。
結局反抗期であろうとなんだろうと。子供の情緒って、ニーズをどれだけ満たしているか、によるんじゃないかと思う。
その子が心の底で何を必要としているかを感じて、満たしてあげる、それが親にできること。
それ自体と食は関係ないんだけど。
砂糖や添加物などは、脳に刺激を与え「もっと欲しい」と感じさせることで偽物のニーズを生み出してしまうのが怖い。
心も体も本来必要ではないのに、一度取り入れると脳がもっと欲しいと勘違いして、偽物のニーズを生み出す。
そこでニーズを満たそうともっと甘いものをあげたところで、本来心も体も必要としていないので満たされない。だからもっと欲しいと大騒ぎ。あげればあげるほど脳は騙されて、情緒が不安定になってしまう。そうなると、本当のニーズを見抜くことも難しくなってしまうのねー。
だったら私は、シンプルに子供のニーズを感じられるように、最初からなるべく砂糖や添加物をあげないようにしようと思うわけ。
私は情報をシェアし、皆で食に気を使うことのできるママ友コミュニティがあって恵まれていたと思う。
少しでも多くのママにこのことに気づいて、もっと楽に子育てをして欲しいと思う。今からでも遅くない。ぜひ情報をシェアして、コミュニティとして取り組んで欲しい。
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