たくさん話を聞いてもらって、元気が出た。
辛いのに笑える、辛いのに目の前の友達も笑ってる、まだまだ大丈夫そうな自分。
ホッとチョコレートを飲んだ後。
うちに皆でご飯食べに来る?
と友達が誘ってくれた。
あ、じゃぁ私、マグロの中落ちあるからもってこうか・・・?それとも・・・
と即答した私に、
いちいち考えるのやめなさい、手ぶらで直行するように!
と、お叱りを受けた。
晩御飯のことを考えなくていいように、誘ってるんだから、と。
そうね、ついつい、家族や友達に、何を食べさせてあげようかと、考えてしまうんだよね。どんな美味しいもので元気やハッピーをあげようかと、考えてしまう私に元気がなかったら、それも空回り・・・。
そして家族3人、本当に手ぶらで向かった。
ありあわせのものでって彼女が作ってくれたのは、鶏とグリーンピースのスパイス煮、小さなチーズパイ、インゲンのサラダ、そしてブルーベリーのケーキまで。
ちょっと最後に味チェックして、といわれて、お鍋からスプーンで鶏とグリーンピースのスパイス煮を口に運んだ。
スパイスの香りに包まれたスープが口にじわりと広がった瞬間に、涙が出そうになる。
私のために、元気が出るようにって作ってくれた彼女の想いがそのスプーン一杯でじわじわ伝わってきたから。
味以上に、想いがダイレクトに伝わってきて、心に響いた。
食卓に並ぶ全ての料理から伝わってくる彼女の想い、私はこの日の料理を一生忘れないだろうと思う。
私の仕事は料理。ただの料理じゃなくて、人を幸せにする料理。心を語れる料理。
昨日はそれを逆の立場で受け取ってみて、料理ってこんなにあったかいんだ、こんなに力をくれるんだって実感した。いつも当たり前のようにしてたことが、今こうして私の口に返ってきて、体の隅々まで染み渡ってた。
またそんな料理が作れる日が1日も早く来るように、今はしっかりお休みしようと思えたのでした~。
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