回航のお手伝い２０１４（横浜→下田）

２０１４年３月２５日火曜日。

大反省の回航！重要だよ意志の疎通と再確認は！！ってな話。。。

朝からお世話になっている業者さん連れられて新幹線で横浜に。。。

新幹線の車内から綺麗に富士山が見え。。。強風の印？

新幹線から乗り換えた在来線からは日本丸や帆の形をした『インターコンチネンタルホテル』や『よこはまコウスモワールド』の観覧車、『横浜ランドマークタワー』が見えました。

シーサイドラインに乗り換えて『鳥浜駅』へ到着。。。

ここまで僕はまるで子供のようにお世話になっている業者さんに連れて来られます。。。

ヨットで来るほうが簡単です。。。(＞_＜)

陸の乗り物苦手。。。乗り換え苦手。。。地下苦手。。。Y(＞_＜、)Y

飛ぶのは怖い。。。(x_x；)

が、ここからは『タモリカップクルージング』で来た僕の出番。

お世話になっている業者さんはボートショーくらいでしかここに来たことがない。。。

まずは横浜ベイサイドマリーナからは逆方向に歩いて『そうてつローゼン』というスーパーで食料のお買い物。

スーパーから出るとちょうどタクシーがスーパーの駐車場に！買ったものを積み込んで横浜ベイサイドマリーナへ向かう。。。

タクシーはちょうどお昼ご飯にしようとスーパーに立ち寄ろうとしたそう。。。

運転手さん、ごめんなさい！m(_ _ )m

今回は身軽に横浜まで。。。

いつもなら折り畳みカートに工具箱・チャートケース・個人装備のドラムバック・航海用具やギャレー用品が入ったドラムバックを引きながら大変だけど、前回の舐めた準備で寒く悲惨な目にあったので（『回航のお手伝い２０１３』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11815585968.html ）、お世話になっている業者さんに、

『回航あるねんけど。。。』と言われたときに、

『荷物を送って、ゆとりのある日程にしてくれればいいよ。』と答えておいたので、先に荷物を宅急便で送った（『３連休３日目。焼き牡蠣とバウの改造のはずが。。。』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11814727958.html ）ので楽ちんだった。o(^▽^)o

しかし、横浜ベイサイドマリーナでは荷物の預かりはしていないそう。。。お世話になっている業者さんがセールメーカーのロフトに預かってもらいました。。。

とりあえず一度、買い出した食材や持ってきた荷物を艇に置いて、ロフトまで荷物を取りに。。。

優しいロフトの方が荷物を預かってくれていただけではなく、買い物まで気遣ってくれました！！感謝！！

荷物を片付けていると、向こうの業者さんが来て艇の説明をしてくれました。

今回は豪華な豪華なクルージングボート。

オートパイロットはもちろん、ドジャーもレーダーも電子レンジまでも付いている！！

が、しかし、ないものはない。。。ハーネスをかけるジャックステイもアイもない。。。

バースにはリークロスもない。。。

う”～、、、やはり”回航”です。。。

レースに行くレース艇の、レース前後の航海は僕は”回航”とは言わない。。。

楽しい楽しい”クルージング”です。。。

パールレースなどに参加するには安全規定の『カテゴリー３』があり安全面の不安もそれほどなく、数日のレースのための最低限の生活ができるようになっているので僕に取ってはレーサータイプでも快適な”クルージング”。。。

しかし、売買直後のレーサーやクルージングボートには本当に何もない。。。唯一確認するのはジンバル式のコンロがあるかどうか。。。少なくても多少の波の中でもお湯が沸かせないと。。。

僕は、コンビニ弁当やおにぎりやサンドイッチと冷たい飲み物だけの”回航”は手伝いません。。。

レースに誘われてもこっそりとフライパンとホットサンドメーカーを積み込みます。。。

今のところ『重い！』と怒られたことはなく、『温かいパンが出てくるなんて！！』と喜ばれます。о(ж＞▽＜)ｙ ☆

リアルレーサーの皆さん、レースに勝つためには僕を誘わないほうがいいですよ！！(≧▽≦)

すべての準備が整っても出港できない。。。

ハーバーに着いた時からゴーゴーと風が吹いている。。。

マストはブォ～ンと唸っている。。。

直ぐに出港すると相模湾は去年の僕のGWの航海と同じように後悔してしまう真正面の４０ノット。。。

２１時には風が止むという天気予報を信じて、少しだけ寝てから、中華を食べに行く。。。

僕は『から揚げ定食』を頼む。。。回航に備えて腹８分目のつもりが、気を使ってくれたのか、お世話になっている業者さんが、

『餃子いらんか？』と聞いてくれたので、定食＋餃子で回航前に腹いっぱいにしてしまった。。。

横浜ベイサイドマリーナから相模湾までは２時間ほどで出ていけるだろうから、１９時頃に出港。。。

お世話になっている業者さんが、

『ここはどうやって出るの？』と。。。

『えっ？知らないの？』とびっくりする僕。。。

『ボートショー以外で来たことがない。』とお世話になっている業者さん。。。

いろいろな海域で経験があると思っていたお世話になっている業者さんでも、こんなに有名なハーバーの出入りの経験がないんだとびっくり！

まあ、比較的新しいハーバーだしね。それ以前のリアルレースではアッチコッチに遠征に行っていたみたいだけど。。。

まあ、僕の去年の夏に来ただけの完全初心者なので、ハーバーを出てからは本船航路の根岸航路へ出て、標識を確認しながら浦賀水道の入り口の西側へ向かいます。。。

浦賀水道の南側を観音崎までGPSプロッターのカーソルを合わせ、お世話になっている業者さんに、

『ここまでまっすぐ。』と伝えます。。。

しばらくすると、GPSプロッターを指して、

『ここに何かあるけど大丈夫？ちゃんと避けてや！』と言われます。。。

『それは『第三海堡』っていうやつやけど、もう撤去工事済み！ナビオニクスの海図データは古くて更新できない、できるかも知れないけど知らないから海図優先で走ります！』と伝えます。。。

ただでさえ狭い海域でありもしないものを避けることなんてできません。。。

東京湾湾口まで来ると大きなうねりになってきました。。。風は真正面でほぼないのにな。。。

城ケ島を超えて、しばらく走って僕は一応横になります。。。

僕が先に寝るのはほぼお世話になっている業者さんとの暗黙のルール。。。お世話になっている業者さんが疲れたり、何かあった時にいつでも僕が動ける体力を維持することが大切です。。。

が、風は真正面でほぼないにも関わらず、波は正面からのうねり、、、前回の艇とは違って柔らかくて衝撃を吸収してくれる艇なので起きている分には疲れないけど、寝ているとリークロスもないし波の中でローリングが激しくて眠ることができません。。。Y(＞_＜、)Y

しかも、出港前に食べ過ぎた餃子のせいで気分も悪い。。。戻せば簡単に回復しそうな感じだけど、戻すまでいかない最悪な状態。。。

(ﾉω･､)

しかも、花粉か黄砂かPM2.5のせいか頭痛が激しい。。。(｡＞0＜｡)

この海域は二人いれば数時間はナビゲーション要らずでのんびり寝れるのですが、さすがに寝るのがしんどい。。。(x_x；)

１時間も横にならないうちに起き出しては海図にプロットします。。。

↓僕の仕事？場。

二つ折りの海図が置けるチャートテーブル。その前方には大きな冷蔵庫。冷蔵庫の上に二つ折りの海図が横浜から大阪まで必要な順番に重ねておける広々キャビン！！

チャートテーブルには海図を広げ、ハンディーのGPSで緯度経度を読み、平行定規をシャープペンシルでプロット。筆箱の中のデバイダーで詳細な距離を確認してハンドコンパスで目標物の角度を確認して転進の指示を出します。ヘッドランプは赤色のLEDも点けることができるので色々と便利。キャビン内で普通の白系の電気を点けられると、コクピットでワッチをしていて前方が見えなくなりますからね。。。１日一袋の”グミ”が置いてあるのが僕のナビゲーションスタイル。