2013 GWクルージングのトラブルと反省。(準備不足編) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『2013 GWクルージングのトラブルと反省。(レース編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11570314821.html からの続き。。。


簡単なチェックと少し?の費用で準備できたはずの物。。。


準備不足編

1、セールの保管位置と気象チェック。

『原因』

単に、メインキャビンに快適な広い空間がほしかったので、すべてのセールをバウに置いていた。他にも自転車2台や、フェンダー、すべてのロープなどもバウ。結果としてノーズダイブブローチングを起こした。

『対策』

ノーズダイブブローチング自体はジブとメインだけだったので、ランナーさえ効かせておけば問題はなく、バウの荷物をメインキャビンに置いておくか、もっと早くキャンパスサイズを小さくしておけば、もっと快適に帆走れたというだけの話。

ただし、気象をもう少し頻繁にチェックすべし、出港前に調べたのは大阪湾で7m、紀伊水道で9m、共に北風だったのでマックス18m前後、つまり30ノット前後と思っていたので、荷物はそのまま、せめて友が島のブランケットになっている場所で再確認すればノーズダイブブローチングでスプレーを浴びまくることは防げたかも。。。



2、キッチンタイマーの電池

『原因』

単に忘れただけ。

『対策』

シングルハンドのワッチでは、『キッチンタイマー』『携帯の目覚まし』『レーダー』が今の僕の三種の神器。キッチンタイマーがオンデッキでの目を閉じて休憩(うたた寝)には一番使いやすい。キャビンの中で休憩(寝る)する時はレーダーと、キッチンタイマーか携帯の目覚ましを併用して場所によって沿岸では30分から1時間程度へ寝れる。。。



3、海図など

『原因』

相模湾や駿河湾口で今回は2回も緊急避難を強いられた。もっと、情報が多ければ、選択肢が増え楽な避難先を設定できたかも知れない。

ただ、残念なことに、必要だろうと思う海図や書籍を気楽に手に取って購入の判断をできるところは皆無。大阪の三洋商事でも、すべて取り出してもらわないといけないのでちょっと気が重い。さらに三洋商事や海の相談室は土日はオープンしていないので手にとって確認することもできない。特に、各書籍は内容も確認できないし値段も高い。。。あるという存在を知ってはいるけど、結局、海図とヨット・モーターボート参考図と港湾案内頼りになってしまっている。。。まだ、海図の校正がネットの確認で自分でできるようになったのでかなり楽にはなったけど。。。

『対策』

下記を買え!

・W61B(3360円)

 串本から石廊崎の最短コースをチェックできる。

・W96(2625円)

 石廊崎から下田までの最短ルートを航海できる。(たぶん)

・ヨット・モーターボート小型船舶用参考図(1枚1050円)

 江ノ島の所にある定置網を確認できる。(あったはずだけど、ない。どこかの艇に忘れたのかな?)

・海流図(1枚2100円、4枚あり、3ヵ月ごと)

 黒潮の大まかな動きが分かると思う。特に今回は相模湾での海流が不明だったので、引き返すしかなかった。どこかに反流があるかもしれない。。。ただ、買ったところでどこまで詳しく記載されているか不明。相模湾内が分かれば価値あるんだけど。。。

・潮流図(1冊2625円か5460円、

 海流図の補足に使えるのでは?特にレースのタクティスのためにはあったほうがいいかもしれない。ただ、大阪湾や東京湾はあるみたいだけど、相模湾があるかどうかは不明。

・漁具定置箇所一覧図(一冊1890円、西宮から東京までは3冊いるかな?)

 ヨット・モーターボート参考図がなくても、これがあれば多分、定置網の各角の場所が緯度経度で表されていると思うので、チャートに記入しておくことができると思う。これを持ち合わせていないので、基本沿岸から3マイル以上は離しているのですが、3マイルで十分なのかどうかすら良く分かっていません。。。

・水路誌(場所によって価格は違う)

もっとも詳細の情報が載っているよう。今の、僕の情報は、過去に見聞きした情報だけで、完璧とは言えない。それを補うためにレーダーなどの機器を使用しているけど、もっと安心感を得るためには必要なのかもしれない。

内容はとにかく豊富で、気象・海象・航路・泊地・漁業・目標・空撮写真・出入港案内など多岐にわたっているよう。

せめて『書籍番号101 本州南・東岸水路誌』(8925円)だけでも次回行くまでに買えるかな。。。


船検では『海図』の搭載義務があって、ISAFのレギュレーションで『灯台表』を持つように規定されているので海図と灯台表は持っていて、僕が海に出始めた頃から連れ出してくれた知人の艇には『ヨット・モーターボート小型船舶用参考図』と『小型船舶用港湾案内』が積んであったので、そのままマネして使っているのですが、結局、海図には定置網の情報などは載っていない、ヨット・モーターボート小型船舶用参考図には水深が載っていない、港湾案内は十分な情報とは言えないなど、やはりすべてを併用するしか方法はないのかと。。。

しかし、土日に見て購入できない、平日にわざわざ大阪まで行くのも一苦労、行けたとしてもぎりぎりの時間に必要なチャートを買うのだけで精一杯。気楽に手にとって確認することもできないし。最悪ネットで高い送料も払って海図をゲットとなってしまっているわけで。。。


まだまだ我艇には修理・改造をしないといけないところが多く、5年に一度は改正される書籍に気楽に手が出せなかったり、でも安全のためには必要と感じたり。。。


時間とお金が自由に使えて、のんびり『海の相談室』でパートナーと一日過ごしてみたいものです。土日にやっていなかったら相談室の意味ないじゃんなどと思うのは僕だけでしょうか?


皆さんは『海図』・『ヨット・モーターボート小型船舶用参考図』・『小型船舶用港湾案内』のほかに上記の書籍などを併用されていますか?もしされている方がいらっしゃいましたら使用感などをお教えいただければと思います。まだ、実物を載せている艇に出会ったことも、実物を見たこともないもので。。。


もし、僕の航海記をご覧になって、『ナビゲーションの仕方が甘いわ!必要なものが足りないわ!』や『水路誌も持たずに航海しているのか、馬鹿者!さっさと買え!』と思われたかたは、是非是非アドバイスいただければと思います。厳しいお言葉を頂いても、それがアドバイスであれば大変うれしいです。


『水路図誌使用の手引き』は購入済み。もっと勉強しなきゃ!!とは言っても、整備に時間とお金両方取られているんですけどね。。。


『2013 GWクルージングのトラブルと反省。(改造予定編)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11570900556.html へ続く。。。