フライングのGW。往路レグ1(その2) | なんちゃってオーシャンセーラーのブログ

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オーシャンセーリングに憧れて。。。
今は、実現に向けてヨットの整備と身の丈より少しだけ背伸びをした活動をしています。

『フライングのGW。往路レグ1(その1)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11517731382.html からの続き。。。


大阪湾を加太瀬戸側から通過すると、友が島や淡路島の影になって風は30ノットオーバー吹いているものの、波はほとんどありません。


夕暮れ、追い越していくフェリー『サンフラワー』。
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波はないものの、時々ブローが35ノットほどになってオートパイロットではブローチングしだしたので、もともと頂き物のワンポンサイズのメインセールをさらにワンポンして、フラットウォーターの間にご飯を炊きます。
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炊き上がったご飯はシンクの中で蒸らしておいて、
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その間にヤカンにレトルトの牛丼を入れて、2Lのペットボトルの水を入れて、お湯を沸かしながらレトルトを温めます。。。

レトルトを温めたお湯は『衛生的にどうなの?』と思われるかも知れませんが、水と燃料を節約するためにポットに入れておいて、みそ汁や夜間の温かい飲み物のためのお湯にします。。。今までおなかを壊したことはないので大丈夫だと思いますが。。。(・・。)ゞ これが気になる人は我が艇には乗れません。。。
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ご飯はシンクの中のまま、
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お皿にドーナツ状に盛り付け、真ん中にレトルトの牛丼を入れます。ドーナツ状にすることでレトルト食品の汁がこぼれることはほとんどありません。。。
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ご飯は2号ほど炊いておきます。。。

1号だとジンバルで振られているので炊くのを失敗します。まだ1度しか成功していません。。。もう挑戦もしません。。。


で、余ったご飯は『おむすび山』や『大人のふりかけ』などをまぶして、
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おむすびにして、夜食用にしておきます。
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5時45分に大阪湾を抜けてから、どんどん寒くなってきて、上はミズノのブレスサーモの厚手の長袖Tシャツにユニクロのトレーナー、フリースジャンパーとフリースベスト、下は150デニーロの厚手のタイツとコロンビアの防風パンツ。さらにその上に上下ともライトのカッパをきて、さらに上下にムストーのHPXオーシャンを着ていても寒い。。。腰にカイロを貼っているのにです。。。


この寒さの原因は北風。。。寒気なんて張り出してこなくてよかったのに。。。

しかも紀伊水道は25~35ノットの強弱の激しい風。。。

10ノット前後のフリーで帆走っているけど、常に15~25ノットの冷たい北風に吹かれていることになります。。。体温を奪われるー(。>0<。)



デッドランになるので安全のため加太瀬戸から伊島のほうへ向かいます。。。ブローで35ノットを超えサーフィングすると艇速が17ノットを超えます。。。どんな絶叫系アトラクションより楽しかったのですが、少し気象チェックの時間が不足していてMAXを30ノット前後と思って艇を準備したのでバウにも荷物が満載。。。

レースで使うメインセールも含めすべてのセールはバウに。。。ドロークやドローク用のロープやアンカーラインなどすべてのロープやフェンダーもバウ。。。自転車2台も。。。

ノーズダイブ気味でバウに浮力が足りないので、セールをすべてメインキャビンに移動しようかどうか悩みながらも、紀伊水道の真ん中で日ノ御碕に向かうにはジャイブしなければなりません。。。しかし、辺りは真っ暗で懐中電灯がなければランナーが確認できません。。。風は35ノットくらいで波高は3~4m。。。艇速はサーフィングさえしなければ11~13ノットで安定しているのでランナーをそっと外してサイドステイに固定。上側のジブシートを引き込んで固定し、下のジブシートをフリーにして、12ノットの行き足を利用してシート操作なしの300度のタック回りです。。。我が艇はランナー装備がありますがスイングバックしているスプレッダーのおかげでランナーを先に外せます。

タックして、安定させ、オートパイロットに舵を任せ、上側のランナーを引き込みます。。。


日ノ御碕まで15マイルほど。。。風が35ノット以下になることはなくなってきました。。。オートパイロットでは頻繁にブームエンドを海面につけるブローチングを繰り返します。。。艇速12ノット前後なので日ノ御崎までは1時間ちょっと、バウの重さが気になるまま、オートパイロットからバトンを受け取ります。。。


2時間ほど頑張れば北風なので日ノ御崎を回り込めばブランケットになり、風も波も収まるだろうと思っていたら甘かった。。。

日ノ御崎のウエイポイントまで残り3マイル。。。ブローが40ノットを超えだし、紀伊水道での最高艇速の17.7ノットを記録。サーフィングしなくても14ノットで帆走しってる???

しかし、バウが重い。。。ノーズダイブ気味でコントロールが難しく1回2回とブームエンドを海面に引きずるブローチング。。。たぶん後1時間ほどで風も波も収まるだろうからそれまで頑張るつもりだったけど、3度目に完全にノーズダイブブローチング。。。マストカラーまで海の中。。。バウの浮力が足りなくて上がってくれない。。。そのままアビームの角度までバウ(キール?)を軸にして風に艇を回されてしまいました。。。

僕の読みの甘さと準備の甘さのせいです。。。『反省するのでゆるしてー!!』って感じです。。。(=◇=;)

でも、クルージングなんだからメインキャビンに荷物ないほうが快適でしょ!?(・・。)ゞセール全部移動したら足の踏み場なくなるし。。。

自分ルールで3度のコントロール不能でセールを小さくすることにしているので、荷物移動ではなくリーフすることに。。。リーフをすればスリーポンサイズのメインになります。


我が艇、リーフをするときはカニンガムシートでタックを固定するようにビルダーに言われていたのですが、どうもシステムに不具合があり、要改造箇所のリストにあるのですが、不具合が最悪に。。。カニンガムのリードブロックが押しつぶされてシートが緩めれないし、引けない。。。メインハリヤードを多めに降ろして何とか固定でき、ブローチングを回避しながらウエイポイントに向かうも、風が43ノット!?波高が4m超え始めた!?ウエイポイントまで残り1マイルほど、波風が収まるまでは5マイル程度と思っていたけど、オーバーキャンパスでランニングオフ状態じゃないと走れなくなってきた。。。このまま小笠原にでもいくならとてもいい風なのですが、潮岬に向かわなければいけません。。。


No3のジブにスリーポンサイズのメインで艇速12ノットはキープ。サーフィングすれば15ノットほどで楽しかったけど少しでもバウをあげると持っていかれそうになり、しかたなくNo3をダウン。。。

風上のジャックラインにティザーを取り付け、シートロックを外し、ウインチに一回だけ巻いたジブハリの束を抱えバウへ行き、自分でハリヤードをコントロールしながら(って一人だから当たり前か!)ジブを降ろします。。。ハンクスは楽だな~。


と、スリーポンメイン1枚になったので艇速が9~10ノットに落ちました。。。遅っ!!(`ε´)

人間(って僕だけかな?)って現金なもので、普段、7~8ノットで満足しているのに、10ノットオーバーが継続できると艇速が落ちれば9~10ノットでも不満です。(・・。)ゞ

ストームジブを揚げようかと思いましたが、数時間帆走れば風はなくなるし、レースじゃないしズボらなモードで帆走ります。。。


加太瀬戸から日ノ御崎まで直線約30マイル。3時間ほどで通過。くの字で帆走っているのでアベレージは10ノット超え?


日ノ御碕から帆走ること1時間ほどで予想通り風が20ノット~30ノットに落ちてきて、海象が安定してきたので体を温めるために『シジミ汁』を飲みました。ポットにお湯を入れておくと便利!


田辺を過ぎ、15~20ノットの風になり波高も2mほどのうねりになってきました。。。艇速は6ノット前後になったけど休憩(単なるズボら。。。)。。。クルージングですから。。ヾ(@^(∞)^@)ノ


市江崎を過ぎるとさらに風が落ち、No3を再びアップ。リーフも解除したかったけど先ほどのトラブルを解消していないのでのんびりと串本まで行くことに。。。

ここ日ノ御崎から串本までは経験的に東京湾の次に本船が多い感じです。レーダーの3マイルレンジでも常に4~5隻はいるので。。。ネスレの『牧場ラテ ミルクティー』を飲みながらのんびりワッチ。

串本まで15マイルくらいのところで風が10~15に落ちたもののリーフ解除できないので機帆走に切り替えました。変な波が残っているのにアンダーキャンパスでローリングが激しい。。。


『フライングのGW。往路レグ1(その3)』http://ameblo.jp/oceansailor/entry-11517755610.html へ続く。。。